『心を豊かにする100の言葉』は 第5章 強い心で生きるために 演出家・蜷川幸雄さんの座右の銘『なんじの道を進め、 そして人々をして語るに委せよ』 蜷川幸雄・演出家(1935~)高校二年のとき同級生からこの言葉を教えてもらった。 マルクスの『資本論』の第一服への序言の最後にこの言葉は書かれていた。そしてこの言葉が、ダンテのものであることもそのとき、ぼくは知っ . . . 本文を読む
『心を豊かにする100の言葉』第5章 強い心で生きるために 脚本家・内館牧子さんの座右の銘『思い出と戦っても勝てねえんだよ』 内館牧子・脚本家(1948~)私の記憶に間違いがなければ、これはプロレス専門誌『ゴング』のインタビューで、プロレスラーの武藤敬司私たちは仕事や恋愛や、あらゆることに関し、ややもすると思い出を美化する。 「あの頃はよかった」とか「あんな人とは二度と出会えない」と . . . 本文を読む
『心を豊かにする100の言葉』 第5章 強い心で生きるために バレリーナ・森下洋子さんの座右の銘『先生はいつまでも必要』 森下洋子・バレリーナ(1948~) バレエは人間の肉体で舞台の空間に美の造形をするのですから、常に筋肉の変化とおとろえを先生にみてもらわなくてはなりません。 ですから先生ほど大切な人はおりません。稽古場の鏡だけでは自分を矯正することはできません。 先生が意 . . . 本文を読む
『心を豊かにする100の言葉』第5章 強い心で生きるために 野球評論家、元プロ野球選手・衣笠祥雄さんの座右の銘『我を生かす道は、この道より無し』衣笠祥雄・野球評論家、元プロ野球選手(1947~ )学生時代から野球、野球の生活を送り、何も世の中のことを知らない私が直面したのは、プロ野球という世界、大人の世界でした。 当然のように失敗の連続が待っていました。そこから救ってくれたのがスカウト . . . 本文を読む
『心を豊かにする100の言葉』 第5章 強い心で生きるために 芸術家・岡本太郎さんの座右の銘『積みへらし人生』 岡本太郎・芸術家(1911~1996)人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。 私は逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。 過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。 人 . . . 本文を読む
『心を豊かにする100の言葉』第5章 強い心で生きるために・・・。 俳優・森繁久弥さんの座右の銘『困難をさけるな、困難は君のチャンスだ』 森繁久弥・俳優(1913~2009)誰の言葉でもありません、私のつくった言葉です。 近頃困難をソラすことが多く、それが見えるとやり切れない気がします。まっすぐに・・・・・直角にどかんとぶつかってゆくおのれをいとおしく思うのです。 そ . . . 本文を読む
『心を豊かにする100の言葉』第4章 人生の指針となる教え 作家・半藤一利さんの座右の銘『鐘は一つだが、音はどうとも聞かれる』 半藤一利・作家(1930~)もう二十年も前のことになるか、祇園精舎の無常院の鐘の音、すなわち、黄鐘調の音をだすのが、京都・花園の妙心寺と聞いてわざわざ訪ねたことがある。 ゴーン なるほど、これが無常の響きなるかと感心したら坊んさんがいった。 「なに、無常の . . . 本文を読む
『心を豊かにする100の言葉』第4章 人生の指針となる教え 歌手・淡谷のり子さんの座右の銘『歌と共に死んで行く』淡谷のり子・歌手(1907~1999)音楽学校を卒業するとき、私は恩師、久保田稲子先生から、「あなたは歌と共に死んで行くのね」と、言われました。 その時は、さほど深い考えもなしに聞いていましたが、後年、何かにつけ、この言葉が思い出され、またいつしか忘れ、と繰り返されるうちに、こ . . . 本文を読む
『心を豊かにする100の言葉』 第4章 人生の指針となる教え 写真家・土門 拳さんの座右の銘『強く やさしく』土門 拳・写真家(1909~1990)ぼくは写真家である。写真家であるが、主としてぼくの写真には強くグイとくい入ることはうまく出来ても、しかしやさしくの方は自分の性格のせいなのか、やさしくは出来ないのである。強くあって、やさしくあるということは矛盾みたいに思える。一見して矛盾する . . . 本文を読む
『心を豊かにする100の言葉』第4章 人生の指針となる教え・・・は 写真家・秋山庄太郎さんの座右の銘だ『独居如接客(ひとりおることきゃくにせっするがごとく) 接客如独居(きゃくにせっすることひとりおるがごとし)』 秋山庄太郎・写真家(1920~2003)自分が独りで居ても、前にお客が居るようにしないといけないし、お客の前に居ても、自分が独りで居るように振舞わねばならない。 要する . . . 本文を読む