今回は、3月9日にリリースされた工藤静香のニューアルバム「My Heartful Bestー松井五郎コレクションー」をご紹介したいと思います。
この作品は、タイトル通り、これまで彼女の作品を数多く手掛けてきた作詞家・松井五郎が彼女に提供した楽曲を完全収録したベストアルバムです。松井五郎という名前は以前からよく見ていましたが、やはり松井五郎=工藤静香というイメージが強いですよね。
正直、このベスト、リリースアナウンスがあった頃には、さほど気にも留めていなかったんです。昨年、中島みゆき×後藤次利コレクションによるベストをリリースしていましたし、「またベスト?」という気持ちと、ぶっちゃけアーティスト・工藤静香への思いがすっかり薄れていましたので、興味がなかったんですね。しかし、最近やたら「恋一夜」が聴きたい衝動に駆られていて、僕が彼女の作品にハマっていた頃の楽曲が聴きたいなあって思っていたところだったんです。
そんなタイミングでリリースされたこのベスト。買うつもりはなかったんですが、Twitterでも評判が良く、久々に彼女の懐かしい楽曲をまとめて聴けるし、お値段も3枚組にして2778円(+税)というお得感があったので、思わずポチッとしてしまいました。
今回のベストは、「Bloom」「Aqua」「Crescent」とDisc3枚に分かれていて、それぞれの世界観が繰り広げられています。個人的に、一番気に入ったのが、Disc2の「Aqua」。この「Aqua」は、彼女の真骨頂とも言えるロック色の強いナンバーが収録されたDiscとなっています。
1曲目の「天使みたいに踊らせて」。こちらは、1989年3月にリリースされたアルバム「JOY」の1曲目に収録されているロックナンバー。この曲、超久しぶりに聴きました。おそらくリリース当時以来。こんなに良い曲でしたっけ!?この曲がリリースされた頃は、レコードからCDへと移り変わろうとしていた時期で、僕はこのアルバムをカセットで購入し、よくラジカセで聴いていました。なので、CDで聴いたのは、正直これが初めて。こんなにカッコいい曲だったんだ!ってびっくりしました。続いて、シングル曲「ぼやぼやできない」。この曲、当時から大好きでした。それまでのシングルはちょっと重厚感たっぷり系の楽曲が多めだったので、軽やかなバンドサウンドが心地よかったです。同時期にリリースされたアルバム「mind Universe」は、今でもこの時期になると必ず聴きたくなる名盤です。
3曲目「Mirageの虜」。こちらは90年4月リリースのアルバム「rosette」からの1曲。「rosette」も当時聴きまくりましたね~。ちょうど高校へ上がる時のリリースで、新しい環境へと飛び込まなければならない時期で、不安と期待が入り混じる不安定な気持ちの中、このアルバムを聴きながら自分自身を励ましていた事を思い出しました。これもカッコいい曲なんですよね~。静香のシングル&アルバム共に、特にも89年~91年はホント神曲ばかりでした。4曲目の「バロックパール」は、2012年にリリースされたシングル「キミがくれたもの」のカップリングとして収録されていた楽曲。このDiscの中では、この曲だけ最近の楽曲となるんですが、他の80~90年代の楽曲と比べさほど違和感無く、往年の静香節が堪能できるカッコイイナンバーです。
5曲目「Non-Stop」。これも久しぶりに聴きましたね~。「恋一夜」のB面曲なんですが、初期の静香らしい疾走感あふれるナンバーです。アレンジも「Again」っぽくて懐かしいです。6曲目「とても小さな傷心」もアルバム「JOY」からのナンバー。「JOY」って何気に良いアルバムだったんだ!と思い直しました。久しぶりに聴いてみなくちゃ・・・。7曲目「わたしはナイフ」は、93年2月にリリースされた大ヒットシングル「慟哭」の次にリリースされたシングル。非常にわかりやすいメロディラインによる歌謡曲路線のナンバーなんですが、今改めて思ったのは、この曲ってうしろ髪ひかれ隊に歌わせても違和感が無いなあと。「わたしはナイフ」のうしろ髪Ver.、かなり良さそうですよね!!
8曲目「うらはら」。こちらは92年リリースのシングルなんですが、ぶっちゃけ当時はこの曲あまり好きじゃなかったんです。他にも「めちゃくちゃに泣いてしまいたい」「あなたしかいないでしょ」「声を聴かせて」のようなメジャーコードによるバラード楽曲が苦手で・・・。当時、本人はこの路線めちゃくちゃ気に入ってたみたいですけどね。ただ、今改めて聴いてみると、悪くないなあと。この頃、すでにこの路線を確立していた工藤静香って何気に凄かったんだ!って思わされました。ラストは「さよならLONELY これっきりLONELY」。こちら、静香お得意のロッカバラードなんですが、これもいいなあ。Discのラストに相応しい楽曲です。
というわけで、Disc2は、あっという間に聴き終えてしまって、何度も何度もリピートしてしまってます・・・。まさか、こんなにハマってしまうとは誤算でした。工藤静香の楽曲って、いつの間にかクセになる「何か」を持ってますよね。
Disc1と3も紹介したいのですが、書き出すと延々と長くなってしまうので・・・。Disc1だけちょっとだけ。2曲目に収録されているのは、僕が久々に聴きたかった「恋一夜」。これ、本当に大好きな曲なんですよ。彼女の曲の中で一番好きです。初めてこの曲を聴いたのは、TBSラジオの歌番組の新譜コーナーでした。イントロの時点でヤラれた!と感じ、最初から最後の最後まで全く飽きさせないドラマティックな曲展開は感動すら覚えました。これは大ヒットする!と確信しましたね。この曲があったからこそ、その後の歌手生命があるといっても過言ではないと思います。
このDisc1の中で、僕が特にもオススメしたい楽曲が2曲ありまして、1つは3曲目に収録の「ちょっとしたGUILTY」。93年リリースのシングル「あなたしかいないでしょ」のカップリングに収録されていた楽曲なんですが、実は初めて聴いたんですよ、この曲。94年リリースのシングル「Blue Rose」からの路線で再び彼女の音楽にハマっていった僕でしたが、92~93年は、バラード楽曲が多く、バラードがあまり好きではなかった僕としては、当時の静香のシングルはレンタルすらしていなかったんです。なので、この「ちょっとした~」は初聴きでした。いやあ、この曲、かなり良いですね!当時のバンドサウンドの中歌われる、静香らしいドラマティックで疾走感溢れるマイナー調路線。このテの曲が好きなんですよ!
そして、ラストに収められているのが、「Without Your Love」。こちらは93年にシングル候補として録音されながら、お蔵入りとなっていた未発表曲なんですが、これがまた良いんですよ!ギターの音色がしびれるマイナー調のブルースナンバーなんですが、これまでの彼女にはなかったメロディラインですよね。パッと聴き、演歌調でもあり。「雨のブルース」ってタイトルでもおかしくないくらい。坪倉唯子さん達による重厚なコーラスが、この曲のアクセントとなってますよね。おそらく「わたしはナイフ」「あなたしかいないでしょ」の頃にリリースされる予定だったんでしょうが、お蔵入りはもったいなかったですよね。こんなハイレベルな楽曲がお蔵入りになっていたなんて・・・。今回を機に、日の目を浴びる事となってホント良かったです。この1曲だけの為に、このベストアルバムを買っても全然損はさせない程の名曲だと思います。もし、この時期にこの曲をシングルリリースしていたら、その後の路線も、もしかすると変わっていたのかな?と思わせるほど、影響力が感じられる1曲です。
ひと通りアルバムを聴いてみて特に感じた事は、とにかく、ファンのツボにハマるDisc分けと曲順になっている事!これには、本当に参りました。松井五郎氏自身が考えられたそうなんですが、流石です!「この曲の次には、あの曲が来て欲しい!この曲の次には、さらに疾走感あふれるノリノリの楽曲でガツンと!」とか、歌を聴いているとあれこれ思うものですが、そんな思惑がバッチリと見事にハマっていて、涙が出そうになります。ホント、ファン思いのセレクションです!そして、音楽マーケッターの臼井孝氏による愛情溢れるライナーノーツも見応え満点です!当時のエピソードや楽曲説明が事細かに書かれているので、それぞれの楽曲を聴くポイントをしっかりと押さえる事が出来ますよ。松井五郎氏による寄稿も、当時の入れ込み具合が窺えて、とても興味深かったです。まさか、「くちびるから媚薬」の出だしの歌詞♪ちょっと待ってよ ねぇ♪が、静香本人の口癖を取り入れたものだったとは!
なお、Disc1の「Bloom」は、全体的に気だるさが感じられる楽曲が多く、世間一般がイメージする静香像に一番近い括りで、アーティスト・工藤静香の本質を垣間見る事が出来ます。オススメのDisc2は、ノリノリのロック集!これぞ静香の真骨頂!疾走感あふれる楽曲が多いので、ドライブミュージックにもぴったりです。Disc3の「Crescent」は、しっとりとした楽曲が多く、夜寝る前にゆっくり聴きたい仕上がりとなっています。
今回、このベストアルバムを聴いていたら、この当時の彼女の作品をいろいろと聴き返してみたくなりました。特にも、89~91年!!アルバム「JOY」を再びじっくりと聴き返したいし、僕が彼女のアルバムの中で名盤!と思える、90年の「rosette」と91年の「mind Universe」を聴きまくりたいと思います。これらの作品って、全て3~4月リリースなので、ちょうど今の季節にぴったりなんですよ。
というわけで、このアルバム。なんだかんだですっかりハマってしまい、ずっとリピートしまくり状態です。まさか、工藤静香のベストアルバムをここまで聴く事になるなんて・・・。彼女の黄金期の楽曲と魅力がギュッと詰まった本作。今回の作品をひと通り聴く事によって、彼女の歌の本質を探る事が出来ます。おそらく、僕と同じように、往年の彼女の歌は好きだったけど、今は全く興味ない!って方、たくさんいると思うんです。けど、何かのきっかけによって、このアルバムで再び彼女の歌を耳にしてしまったら・・・あら不思議!間違いなく、工藤静香の歌世界に再び呼び戻されるに違いありません。ぜひぜひ一度CDショップで手にとっていただいても結構ですし、ネットで試聴してもらっても良いと思いますので、騙されたと思ってぜひ聴いてみていただきたいと思います!
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この作品は、タイトル通り、これまで彼女の作品を数多く手掛けてきた作詞家・松井五郎が彼女に提供した楽曲を完全収録したベストアルバムです。松井五郎という名前は以前からよく見ていましたが、やはり松井五郎=工藤静香というイメージが強いですよね。
正直、このベスト、リリースアナウンスがあった頃には、さほど気にも留めていなかったんです。昨年、中島みゆき×後藤次利コレクションによるベストをリリースしていましたし、「またベスト?」という気持ちと、ぶっちゃけアーティスト・工藤静香への思いがすっかり薄れていましたので、興味がなかったんですね。しかし、最近やたら「恋一夜」が聴きたい衝動に駆られていて、僕が彼女の作品にハマっていた頃の楽曲が聴きたいなあって思っていたところだったんです。
そんなタイミングでリリースされたこのベスト。買うつもりはなかったんですが、Twitterでも評判が良く、久々に彼女の懐かしい楽曲をまとめて聴けるし、お値段も3枚組にして2778円(+税)というお得感があったので、思わずポチッとしてしまいました。
今回のベストは、「Bloom」「Aqua」「Crescent」とDisc3枚に分かれていて、それぞれの世界観が繰り広げられています。個人的に、一番気に入ったのが、Disc2の「Aqua」。この「Aqua」は、彼女の真骨頂とも言えるロック色の強いナンバーが収録されたDiscとなっています。
1曲目の「天使みたいに踊らせて」。こちらは、1989年3月にリリースされたアルバム「JOY」の1曲目に収録されているロックナンバー。この曲、超久しぶりに聴きました。おそらくリリース当時以来。こんなに良い曲でしたっけ!?この曲がリリースされた頃は、レコードからCDへと移り変わろうとしていた時期で、僕はこのアルバムをカセットで購入し、よくラジカセで聴いていました。なので、CDで聴いたのは、正直これが初めて。こんなにカッコいい曲だったんだ!ってびっくりしました。続いて、シングル曲「ぼやぼやできない」。この曲、当時から大好きでした。それまでのシングルはちょっと重厚感たっぷり系の楽曲が多めだったので、軽やかなバンドサウンドが心地よかったです。同時期にリリースされたアルバム「mind Universe」は、今でもこの時期になると必ず聴きたくなる名盤です。
3曲目「Mirageの虜」。こちらは90年4月リリースのアルバム「rosette」からの1曲。「rosette」も当時聴きまくりましたね~。ちょうど高校へ上がる時のリリースで、新しい環境へと飛び込まなければならない時期で、不安と期待が入り混じる不安定な気持ちの中、このアルバムを聴きながら自分自身を励ましていた事を思い出しました。これもカッコいい曲なんですよね~。静香のシングル&アルバム共に、特にも89年~91年はホント神曲ばかりでした。4曲目の「バロックパール」は、2012年にリリースされたシングル「キミがくれたもの」のカップリングとして収録されていた楽曲。このDiscの中では、この曲だけ最近の楽曲となるんですが、他の80~90年代の楽曲と比べさほど違和感無く、往年の静香節が堪能できるカッコイイナンバーです。
5曲目「Non-Stop」。これも久しぶりに聴きましたね~。「恋一夜」のB面曲なんですが、初期の静香らしい疾走感あふれるナンバーです。アレンジも「Again」っぽくて懐かしいです。6曲目「とても小さな傷心」もアルバム「JOY」からのナンバー。「JOY」って何気に良いアルバムだったんだ!と思い直しました。久しぶりに聴いてみなくちゃ・・・。7曲目「わたしはナイフ」は、93年2月にリリースされた大ヒットシングル「慟哭」の次にリリースされたシングル。非常にわかりやすいメロディラインによる歌謡曲路線のナンバーなんですが、今改めて思ったのは、この曲ってうしろ髪ひかれ隊に歌わせても違和感が無いなあと。「わたしはナイフ」のうしろ髪Ver.、かなり良さそうですよね!!
8曲目「うらはら」。こちらは92年リリースのシングルなんですが、ぶっちゃけ当時はこの曲あまり好きじゃなかったんです。他にも「めちゃくちゃに泣いてしまいたい」「あなたしかいないでしょ」「声を聴かせて」のようなメジャーコードによるバラード楽曲が苦手で・・・。当時、本人はこの路線めちゃくちゃ気に入ってたみたいですけどね。ただ、今改めて聴いてみると、悪くないなあと。この頃、すでにこの路線を確立していた工藤静香って何気に凄かったんだ!って思わされました。ラストは「さよならLONELY これっきりLONELY」。こちら、静香お得意のロッカバラードなんですが、これもいいなあ。Discのラストに相応しい楽曲です。
というわけで、Disc2は、あっという間に聴き終えてしまって、何度も何度もリピートしてしまってます・・・。まさか、こんなにハマってしまうとは誤算でした。工藤静香の楽曲って、いつの間にかクセになる「何か」を持ってますよね。
Disc1と3も紹介したいのですが、書き出すと延々と長くなってしまうので・・・。Disc1だけちょっとだけ。2曲目に収録されているのは、僕が久々に聴きたかった「恋一夜」。これ、本当に大好きな曲なんですよ。彼女の曲の中で一番好きです。初めてこの曲を聴いたのは、TBSラジオの歌番組の新譜コーナーでした。イントロの時点でヤラれた!と感じ、最初から最後の最後まで全く飽きさせないドラマティックな曲展開は感動すら覚えました。これは大ヒットする!と確信しましたね。この曲があったからこそ、その後の歌手生命があるといっても過言ではないと思います。
このDisc1の中で、僕が特にもオススメしたい楽曲が2曲ありまして、1つは3曲目に収録の「ちょっとしたGUILTY」。93年リリースのシングル「あなたしかいないでしょ」のカップリングに収録されていた楽曲なんですが、実は初めて聴いたんですよ、この曲。94年リリースのシングル「Blue Rose」からの路線で再び彼女の音楽にハマっていった僕でしたが、92~93年は、バラード楽曲が多く、バラードがあまり好きではなかった僕としては、当時の静香のシングルはレンタルすらしていなかったんです。なので、この「ちょっとした~」は初聴きでした。いやあ、この曲、かなり良いですね!当時のバンドサウンドの中歌われる、静香らしいドラマティックで疾走感溢れるマイナー調路線。このテの曲が好きなんですよ!
そして、ラストに収められているのが、「Without Your Love」。こちらは93年にシングル候補として録音されながら、お蔵入りとなっていた未発表曲なんですが、これがまた良いんですよ!ギターの音色がしびれるマイナー調のブルースナンバーなんですが、これまでの彼女にはなかったメロディラインですよね。パッと聴き、演歌調でもあり。「雨のブルース」ってタイトルでもおかしくないくらい。坪倉唯子さん達による重厚なコーラスが、この曲のアクセントとなってますよね。おそらく「わたしはナイフ」「あなたしかいないでしょ」の頃にリリースされる予定だったんでしょうが、お蔵入りはもったいなかったですよね。こんなハイレベルな楽曲がお蔵入りになっていたなんて・・・。今回を機に、日の目を浴びる事となってホント良かったです。この1曲だけの為に、このベストアルバムを買っても全然損はさせない程の名曲だと思います。もし、この時期にこの曲をシングルリリースしていたら、その後の路線も、もしかすると変わっていたのかな?と思わせるほど、影響力が感じられる1曲です。
ひと通りアルバムを聴いてみて特に感じた事は、とにかく、ファンのツボにハマるDisc分けと曲順になっている事!これには、本当に参りました。松井五郎氏自身が考えられたそうなんですが、流石です!「この曲の次には、あの曲が来て欲しい!この曲の次には、さらに疾走感あふれるノリノリの楽曲でガツンと!」とか、歌を聴いているとあれこれ思うものですが、そんな思惑がバッチリと見事にハマっていて、涙が出そうになります。ホント、ファン思いのセレクションです!そして、音楽マーケッターの臼井孝氏による愛情溢れるライナーノーツも見応え満点です!当時のエピソードや楽曲説明が事細かに書かれているので、それぞれの楽曲を聴くポイントをしっかりと押さえる事が出来ますよ。松井五郎氏による寄稿も、当時の入れ込み具合が窺えて、とても興味深かったです。まさか、「くちびるから媚薬」の出だしの歌詞♪ちょっと待ってよ ねぇ♪が、静香本人の口癖を取り入れたものだったとは!
なお、Disc1の「Bloom」は、全体的に気だるさが感じられる楽曲が多く、世間一般がイメージする静香像に一番近い括りで、アーティスト・工藤静香の本質を垣間見る事が出来ます。オススメのDisc2は、ノリノリのロック集!これぞ静香の真骨頂!疾走感あふれる楽曲が多いので、ドライブミュージックにもぴったりです。Disc3の「Crescent」は、しっとりとした楽曲が多く、夜寝る前にゆっくり聴きたい仕上がりとなっています。
今回、このベストアルバムを聴いていたら、この当時の彼女の作品をいろいろと聴き返してみたくなりました。特にも、89~91年!!アルバム「JOY」を再びじっくりと聴き返したいし、僕が彼女のアルバムの中で名盤!と思える、90年の「rosette」と91年の「mind Universe」を聴きまくりたいと思います。これらの作品って、全て3~4月リリースなので、ちょうど今の季節にぴったりなんですよ。
というわけで、このアルバム。なんだかんだですっかりハマってしまい、ずっとリピートしまくり状態です。まさか、工藤静香のベストアルバムをここまで聴く事になるなんて・・・。彼女の黄金期の楽曲と魅力がギュッと詰まった本作。今回の作品をひと通り聴く事によって、彼女の歌の本質を探る事が出来ます。おそらく、僕と同じように、往年の彼女の歌は好きだったけど、今は全く興味ない!って方、たくさんいると思うんです。けど、何かのきっかけによって、このアルバムで再び彼女の歌を耳にしてしまったら・・・あら不思議!間違いなく、工藤静香の歌世界に再び呼び戻されるに違いありません。ぜひぜひ一度CDショップで手にとっていただいても結構ですし、ネットで試聴してもらっても良いと思いますので、騙されたと思ってぜひ聴いてみていただきたいと思います!
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