FMエアーチェックで音楽を録音する装置 今~昔~~ 知っている方もいれば 知らない方もいる。。
まず、FM放送をどうやって録音するか。。。。
愚息曰く、、「らじる、、で録音するんとちゃうか?!USBあるから。。。」 → 熱出そうです
最近は科学技術の進歩でコンパクトかつPCM(リニア)録音できるレコーダーがリリースされています。
どちらも 再生および録音ですばらしい音質です。野外録音や自分たちの演奏の生録音では左側のTASCAM M40、アナログ音源→PCM録音(WAVファイル)なら右側のSONY M10、 が重宝しています。特にTASCAMでの生録音では通常録音+ -数dB録音 のダブルで録音できますから、レンジオーバーを容易に回避してくれます。ただし、SONY-M10 のように外部入力端子がステレオミニプラグではないのが難です。あくまでもマイク録音専用機です。
さて、ある日のことです。。またまた愚息曰く、、「えっっ 音楽って SDかUSBカードにはいっているとちゃうの?!」
→ 絶句! あかん! 日本沈没するわ。。。
さらに、 この2枚の写真の現物を見せると、、、「そこから音がなるんや?」 →「磁気テープに音が記録されている、、レコードという板に溝があってそこに音が刻まれている」 → 「??・・・・?? ふぅーーーーーーん・わからん!」
日本の技術が沈没するわーと危倶しました。 逆に血圧が下がりそうになりました(笑)。
音楽鑑賞に至る 「プロセス」 を知らない、コピペ世代?! さて、どうなる日本! コモディテー化が急速に進みすぎたなーー
音響工学は素人ながら、自然科学技術の分野の視点から 自分の持っているオーディオ装置を画像にして、「見える化」してみました。まだまだ改善要です。
【第1世代 録音機】 ※我が家に限って
TEAC A-6300 Mk II :
電源を入れるとランプ点灯しますが、モーターが回らなくなった?モーターへのスイッチが入らなくなった?などなどが考えられ、再生するには使用に耐え難くなってしまいました。メンテナンスというか残存部品でオーバーホールするか、泣く泣くジャンクで売るか?!
もう、10号リールで録音したテープは全て WAVファイル化済み。。。残りは7号リールのFMエアーチェックを残すのみです。
では、7号リール録音テープをどうやって再生させるか。。。中古品を探してみました。
http://audio-heritage.jp/TEAC-ESOTERIC/player/a-6300.html
メンテナンスが悪く、かなりヘッドがすり減っている。。。
その前に、親戚にマニアがおられるんです!
TEAC A-7030 Mk IV : 叔父が所有している
東日本大震災で2~3回転して10m先まで飛んでいった。。。その後、駆動しなくなり、私が引き取ろうとしていたのですが。。。
「死ぬまで手放さないぞ!」
ようやく オーバーホールで復活したものです。
復活といっても新品部品に取り替えるのではなく、残存部品を利用しての復活機です。これを狙っていたのですが、そう簡単には譲ってもらえませんでした。 TEACに修理されたそうですが、もはや部品が無く、最後のオーバーホールの修理だ、と言われたそうです。約7万円かかったそうですね。。。ということは ヤフオクで2~3万円で実稼働というのは本当に日本の技術を知って手で触れる最高の商品だろうと思います。
<岩手県 宮古線が叔父宅から見えます>
http://audio-heritage.jp/TEAC-ESOTERIC/player/a-7030mkiv.html
これは 当面 戴けることにならなかった。。。しかし、背後にはCDラックがあるんですが、、、
以前 CD-Rに録音した Jazz 前田憲男 東京カテドラル教会でのオープンリールテープ音源は これ!凄い!最高!
ちょっと ワウフラッタあります!何と言っても youtube へのアップですから、、、いちいち 第三者権利だとか煩く! 以前、自分が演奏したフルート曲をアップすると、第三者コンテンツだとか、演奏の所有権は、、だとか、、、全く グローバルなサイトでは無い! 顧客不満足!
https://www.youtube.com/watch?v=hERIYVaXPOs
これこれ、、、、コレギウム アウレウム合奏団のオープンテープです! 叔父から かっぱらったテープです!いい音です。
https://www.youtube.com/watch?v=jCXjn2PpPbc
ということで、探して探しまくって、
現在は、山梨県のオーディオスタジオがスタジオ録音で利用していた中古品(売れ残りだそうで)を8,000円(当初15,000円)で購入させてもらいました。2台目 バックアップ機器です。 勿論、完全駆動します。
http://www.swingaudio.com/sale/sale57.htm
3モーター&3ヘッドの機種からコンパクトかつまだ残存部品が多い機種として TEAC A-2300S (4チャンネル/2トラック) も重宝している。 ただし、7号リール(=19cm or 9.5cm) という 10号よりも小さく、録音時間も何とか片道で30~ギリギリ45分。。 小さく軽い7号リールの方が 安定走行しているような、鳴きも少ない気がしています。 「鳴き」 そうです。カセットテープ時代を知っている方でも「鳴き」は知らないでしょうね。本当に 「キーキー」 とヘッド部分から 鳴く のです。 勿論、再生音にも入りますから、、
http://audio-heritage.jp/TEAC-ESOTERIC/player/a-2300s.html
A-6300と似ていると言えば似ています。7号リールですから モーターの駆動や作動音が安定しているように思えますね。
裏パネルを開けると しっかりした 日本製品です。1973年製造になっています。ブンブン モーターが安定に回っていますね。
おっと、50Hzになっているではありませんか!!中央のベルトを60Hzになるように横にずらす。そして 中央ぶんぶん 回っているモーターの下に見えている スイッチを 60Hz に替える。。。です。そうしないと、約1.4倍くらい高速になります。
日本の技術は凄いわーーー
40年経過しても 壊れない! 構造もしっかり! 仕様もしっかり!
コンパクトに本棚の下段に こっそり 隠れて おります!
メタルリール が良く似合う 音声と一緒にレコードと同じくテープが回りながら音楽を楽しむのが原点だろう
バックアップ体制(2台)でやっています! 現在のメインは A-2300SX になっています!
10号リールをめったに使いませんが、残っているテープを再生する、7号リールも使えるということで、高さだけ5cm長いのですがコンパクトですね。
以前故障品ジャンクより部品取りパーツ、、 使えるもの、、あるかな?!
しっかり、洗浄して、駆動部分は CRC 556塗布して ある場合には フルート楽器用のポリッシュで磨いて!
つかえそうなモーターなど部品は全てアルコール水、、キムワイプでしっかりふき取って、確保しました。
1977年頃に バージョンアップされた A-2300SX あこがれでありました! ヤフオクか中古で1万円以内ならゲットしておこうか。。
http://audio-heritage.jp/TEAC-ESOTERIC/player/a-2300sx.html
さて オープンリール テープとは これです。本当に そのまま 丸ごと むき出しテープです!ですから きちんと 保管することが必要となるのです。
■オープンリールデッキが普及期に入り、カセットデッキ時代によるステレオ録音が飛躍的に音質向上してきた 1980年頃 上級機種が登場しました。TEAC Z-5000。。その当時の仕様となる指標は DBX、DB-C、そして ワウフラッタ 0.03%以下。さらには 瞬時オートリバースという訴求点をインパクトにしていました。 NAKAMICHI ドラゴンも競合していた時代です。
利便性、操作性、メンテナンス、性能 いずれも 1980年代にはいると カセットデッキの方が上回る感がありました。日本橋や秋葉原も本当にオーディオ一色でしたね。。良き時代でした。
しかし、技術面では、既に PCM録音の技術が実用化されていたのです! ソニー、フィリップス・・ ヤマハは残念ながら負けました。(知人曰く) 1982年には世界初のコンパクトディスクCDプレーヤーが登場するのです。 ですから ソニー(=S)、フィリップ(=F) の頭文字をとりまして、SP/DIF と言うのです。 1980年代前後 YAMAHA のディジタル技術は 負けたのですね。。。
■TEAC Z-5000 最高のカセットデッキの1つでした。京都四条にあったTEAC京都営業所に足を運んでメンテの方法を教えてもらいにいきました。
http://audio-heritage.jp/TEAC-ESOTERIC/player/z-6000.html
■AKAI GX-R70 クイックリバースデッキ (※ヤフオクで嫁入りさせました)
カセットデッキのヘッドユニット。。。リバースですから ピンチローラー、消磁ヘッドが左右にあります。凄い技術です。
こんな ウォークマン プロフェッショナル(定価 6万円) も重宝しました。しかし、録音するには普通のカセットテープ。最大で片道60分。生録するにはマイクも必要。
現在、IC録音装置。。。しかも、リニアPCM録音。ステレオマイク付き・・・凄い時代です。
本当は 1970年代に PCM 技術でも リニア にしなかったら もっと 良い音になっていたはずです。
■ 8mm ビデオ録音機 勿論 録音専用です! 映像を使いません。何故か。、。。。
DACが発売される前 ビデオデッキでPCM録音ができた時代がありました。
たしか、32kHz-13bit 仕様だったはずです。ですから、FM録音では15kHzまでの周波数をカバーできたのです。
SONY EV-600 定価 178000円: メタルテープ仕様であり、片道最大4時間×6トラック分割 = 24時間/本 録音ができます。
同じく SONY EV-S800 フロント・ローディング タイプ 仕様は同じ。。。
現在、この2台でFM録音していたビデオテープ 約30本を ファイル化中です。24時間×30本=7,120時間。現在、約6本が完了。残り24本 ということは、、、あと何時間残っているか。。。
下から、1-2-3-4-5-6チャンネルが刻み込まれており、再生中に隣のトラックを聞くことが可能です。
8mmビデオテープは 右上の Hi8 と書かれたテープ。カセットテープサイズです。これ1本で24時間まるまる録音できますから、初代オープンリールと比較すると環境に優しくコストパフォーマンス抜群のPCM録音テープとなった訳です。利点ばかり記載していますが、欠点もあります。今、再生時に困っている問題がその欠点の1つとなっています。
カセットテープでも TEAC が発売した オープンカセットテープ です。よく出来上がっています。そこまでして テープを回転させてながら録音しているという「見える化」がその当時からコンセプトにあったんでしょう。
カセットテープには オープンテープと比較して 「鳴き」 は出ませんね。
さて これは 何でしょうか?! 磁気テープを利用するにあたり、日常のメンテナンスで必要になっている道具です。
■ディジタル PCM 再生録音時代に突入 (1984年頃が実用化~)
映像も LaserDisk で観たいところを 瞬時観れる時代になりました。これ パイオニア LD-S1 当時約20万円くらいか。。。
非常に 重量があり 約15kg!!
もう ギックリ腰になりそうだわ・・・・今なら DVDとか ブルーレーイ mpgファイルのSDカードでポケットに入っちゃう・・・・・
CDプレーヤーの reference 装置。。。この艶やかな音色は CD-1a ならではの 音です。
この YAMAHA CD-1a は 今でも いい音で CDを再生してくれています!最高!
高かったですよ・・・・・たしか、。。。。18万円くらいしたはず。。。。
下段は フィリップス君! 2000年製ですね。
以下、これらの再生装置から音を出すのに必要な ユニットです。
■ 2A3真空管パワーアンプ(キット自作)
以前までFM録音といえば、FMチューナーでした。がしかし、
現在は 全く 異なる原理と仕様のシステムとプロセスになっているFMチューナーで録音できる時代になっています。しかも 光ディジタルで直接 WAVファイル化するのです。
FPGA基盤を利用したFM高性能チューナーです。
光ディジタル出力より 直接 SoundBlaster Premiumu HD USB 経由で パソコンにより wavファイル化します。
このLDプレーヤーは いわゆる CD/LDコンパチ型ですが、画像はLD-S1より劣りますね。。。
スピーカーで再生するために必要なアンプ
Luxman L-550 という 1982年製のプリメインアンプ A級アンプで50W出力 真空管アンプと同じく 冬でも夏でも 暖かい暖房装置に早変わりします!
英国製 タンノイ社 スターリング HG 25cm同軸2ウェイ方式のスピーカー
こちらは スワンという長岡鉄男氏設計の10cmフルレンジ一発の自作スピーカー
これではスターリングと色調が合わないということから、、、
2010年にウォールナッツ色調に水性塗料で色づけしました
今(2014年6月)、四日市の方に箱ごと嫁入りしました! 使ってもらえる方がいて良かったです。
梱包が一番大変でしたね、、、何と言っても 首、ネック が ネックでした!
レコードプレーヤーもまだまだ健在です!
スイス製 トーレンス社 TD126MkIII CENTENTIAL という モデル
SME3010Rアーム IKEDAカートリッジを搭載した ちょっと贅沢なプレーヤーです。
先週、場所を移動したところです!
SME 3010R というアームです
次は、ヤフオク で落札して 別のアームを入手して、MCカードリッジだけでなく、MMカードリッジでも楽しめるように 以下のようにイメージしている所です! 果たして 2台 アーム は可能だろうか?!