一錦金鋒の読書防備録と生活奮闘記

読んだ本の紹介、感想。たまに日常に起こったことの記録

高島秀武著 ”あっという間に”距離が縮まる伝え方

2019-02-11 13:21:10 | 書籍
本を読む目的

人前で話す機会、人と仕事で話す機会が増えたため、伝え方のスキル習得のために読んだ。


質問1
人にものを伝えるのが苦手な人間が本当に話上手になれるのか?

質問2
上達のためには普段から気をつけなければならないことがあると思われる。
どんなことか?

質問3
伝え方の他、アドバイスはあるか?


質問の答え

著者はラジオのパーソナリティー。
リスナーの日常生活の延長線上に、ラジオでしゃべっているとのこと。
伝えるには、共通の空気が必要。赤提灯で腹を割って話すが如く・・・。 

P19~
相手との距離が縮まずに悩んでいる、どうして相手と話していいか分からず立ちすくんでいる、そんなときはさりげない日常を話題に共感するしゃべりを身につける必要がある。
そのヒントは「声をかけて下さい」では友達はできない。まずは自分から声をかけること、にっこり笑って「初めまして」

P22~
人の特徴や人となりを愛情のこもった言葉で表現する。「○○航空のパイロット試験に落ちて普通の会社に行った××くんが」等。
それが共感を呼び、想像力をかき立てる。

P25~
たとえば、某パーソナリティが「春日部のてっちゃん」と自称し、三人称のような呼称を使うことで、時に自分を客観的に批判したり、他の人がしゃべったことを自分の話のようにしたりと、視点と立場をくるくる変えて、話を3D的に展開できる。
「言葉の小道具使い」になる。

P34~
バーチャル練習がしゃべりの基本
著者は、レスリングの中継を観ながら練習をして、なんの中継か分からなくなったとのこと。
しゃべりのセオリーが身につくまで、(慣れるまで)はバーチャル練習を積むことが大切。
練習を繰り返すことで、相手の心に響くプレゼンとなる。

P36~
しゃべりは身体全体に影響される。
ネクタイをして革靴を履いて話すときと、素足でジーパンTシャツで髭のときとでは内容が変わる。
身体全体からおしゃべりが出てくることを意識する、しゃべりは身体全体に影響される。

P42~
評論家でなく、観客目線でしゃべる。
これは大切なことと思った。
講師という立場上、評論染みた話では、聴く方も聴かなくなってしまうであろう。
アマチュアの原点を逸脱しないこと、テレビで仕入れた知識を頭から信じ込み、分かった気にならないよう気をつける。
知らないことを知らないと言えること、生半可な知識で評論家にならないこと。


P54~
発想を飛躍させるとネタになる

ニュートンのリンゴの落ちる話は、難しい理論を話すのが面倒になって、ひらめいたのだと思うという人がいる。
名言「ニュートンも クソの落ちるに 気がつかず」
こういったちょっとしたネタをしゃべって話を広げる

P56~
フィンランドにはスキージャンプの選手「アホネン」がいる
「アホヤネン」はいないのかと問い合わせたら、それはいないが「パーヤネン」ないると・・・・。

P64~
しゃべりの基本は4コマ漫画
じゃべる順番を間違えたらおもしろくなくなるという意味
1コマ目で「なんの話?」
2コマ目で「こういう話か!」
3コマ目で「えっ?」
4コマ目で「ああ、なるほど」

起承転結を大切に

P68~
しゃべりには収入と支出がある
どちらかが一方的にしゃべっていては、関係は成立しない
キャッチボールは大切

P98
発生練習は「ま・い・う」
頬の筋肉を上下に動かして「ま」
口を横に引っ張って「い」
口をとがらせて、息を長く吐きながら「う」

P104~
キャッチコピーは「あの子」になるための第一歩
自分ならではのキャラクターを掘り出し、短い言葉に集約する
例:プレッシャーに弱い○○です・・・等

ウケる人格を考えて名前も格好もキャラクターを作りあげ、広めていく」

以前読んだ本にも、同じようなページがあったので、効果はあると思われる。

P106~
ドン上野に学ぶ「やってみる精神」
社会に出ると色々な壁にぶつかる。ではどうするか?
やってみて壁をぶっ壊して進むしかない。

やらない後悔なら、やって失敗を選ぶ!
「やってみる精神」は人生の栄養になる。

その他
郷に入っては郷に従う
指摘しなくて良い言い間違いもある、すべて指摘しないように


読んでみて、かなり初歩的な内容だと感じた。
しかし、これから話し方やプレゼンの方法を身につけるためには、基本となる内容と思われる。
逆に言うと分かりやすい内容だった。





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