一錦金鋒の読書防備録と生活奮闘記

読んだ本の紹介、感想。たまに日常に起こったことの記録

川島永嗣著 本当に「英語を話したい」キミへ

2016-06-06 07:33:11 | 書籍
☆本を読む目的
今後、語学を学ぶにあたり、外国語が堪能な人の経験を聞いてみる
川島永嗣氏は英語の他に、スペイン語、イタリア語、フランス語等、数カ国語を操るサッカー選手である。


質問①外国語を話せるようになるメリットは?
質問②外国語を学ぶ際の心構え。
質問③外国語を話すためには、どのような勉強方法があるか?


質問①の答え:P46~、P67~、P148~、P196~
☆空気が伝わらなければ音が伝わらない、言葉がなければ思いは伝わらない。自分の可能性を知るチャンスでもある。
☆明確な目的意識があれば、実践に活かせる。
☆自分の中に蓄えた知識や経験を、きちんと理解して表現するためのスキル
☆物事の見え方はひとつとは限らない。色々な角度から広く見なければ本質は見えてこない。
言葉を学ぶ、外国人とコミュニケーションをするということの先には、相手の文化を理解するということがある。





質問②の答え:P30~、P80~、P87~、P99~、P148~、P165~、P169~、P213~
勉強のための勉強ではなく、自分の目的に向かって覚える。
目標を持つ。何か目標があると続けやすいし、勉強の成果がわかる。
☆諦めなければ、次の扉は開く。
何事も思い立った時に始めれば遅くはない。
☆失敗を恐れず、話しかける勇気を持つ。
トライ&エラーの繰り返しでも、そこから見えてくるものがきっとある。一度勉強したことは無駄にならない。
☆わからないときは、相手に「わからない」と伝えることもコミュニケーションのひとつ。勇気を持って話しかけることに慣れてくると、もう怖いものはない。
☆人の考えを聞くのも、自分の意見を言うのも、基本は「自分の言葉」を持っていること。
☆目標や意識を持っていないと、その環境がプラスなのかマイナスなのか判断出来ない。
・・・語学学校もサッカーチームも、入ってみなければどんな組織なのか分からない(会社も一緒だな・・・)
☆失敗した自分を楽しめるくらいのほうが、語学の勉強がずっと楽しくなる。
何か発言するということは、自分に責任が生じるということ。
☆日本のスタンダードが世界のスタンダードとは限らないことを知るべき。
自分に合った勉強方法が見つかるまで諦めない。




質問③の答え:P53~、P119~、P128~、
☆本屋の語学コーナーに行き、役に立ちそうなものを片っ端から買ってくる。
・・・・以前読んだ本にも「自分への投資には大人買いをしろ」とあったので納得
繰り返しスペリングを書いて覚える、ジャンルを絞り、毎日使うような言葉を100語覚える。 
☆とにかくしゃべる。そうすれば「口に出していく回路」がブラッシュアップされていく。
☆音を口にしてみることで、英語の語感やリズム、発音、イントネーションや雰囲気そのものに慣れることができる。
☆毎日の生活の中で出会うものを、片っ端からノートに書き出して、ひたすら何度も書いて覚えていく。
☆朝、勉強したことを会話の中に入れてみる。




感想
この本は、語学の勉強方法よりも、語学を学ぶにあたっての心構えのほうが説得力があった。
サッカーというスポーツを通しているので、一般人には合わないと思われる部分もあったが、全体的には納得出来る内容であった。
月並みな言い方ではあるが、諦めずコツコツ勉強するしかないとは思ったが、勉強方法や勉強への投資を惜しまないということが大切だということは伝わってきた。
著者は有名なサッカー選手にして数カ国語を操る語学マスターではあるが、決して上から目線で書いていないので読み易い。
大切なのは、上手く話す事ではない。下手でもいいから「要は相手に言いたいことが伝われば良い」くらいの気持ちで学ぼうと感じた。



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