一錦金鋒の読書防備録と生活奮闘記

読んだ本の紹介、感想。たまに日常に起こったことの記録

安田正氏著 超一流の雑談力

2016-05-25 05:49:29 | 書籍
☆本を読む目的
普段会話に詰まることが多いので、雑談で会話力不足を解消する

質問①雑談を鍛えると、どのような効果があるか?
質問②雑談力を上げるにはどのような方法があるか?
質問③本当に「雑談」で効果があるのか?

はじめに、に 「意味のない雑談」から「超一流の雑談」へ とあった。

☆雑談とは、意味のないムダ話をすることではない。
☆雑談とは本来、人間関係や仕事の質を根本から変えてくれる魔法のようなメソッド


とあった。


雑談のレベルが上がると
・自分に対する印象や評価がガラッと変わる
・仕事が驚くほどやりやすくなり、成果も上がる
・苦手な人が減っていき、人間関係に悩まされなくなる
・どんな場所にも顔を出すことができるようになり、良い縁にも恵まれる
・チャンスにも恵まれるので「食うに困る」ことがない
・表情や気持ちが明るくなってきて、人生が充実しているように感じられる



その方法で気になったのが
・自分が話すことばかり考えている→相手の言いたいことを理解してから話す
・質問をしない、質問が的外れ→質問で上手に会話を広げる



自分でも、会話のなかで質問が出来ず、無理にしようとして的外れになる自覚がある。
また、「話さなければならない」と焦り、相手のことを考える余裕がなくなることが多々ある。

それが治れば良い本だと思う。




①愛されやすい人になるために、自己開示をうまく使う
「信頼できる」「好き」と思わせる自己開示をする。
軽そうに見えて実は真面目と思わせる。反対は逆効果。
自慢話をしない、軽い失敗談を話すことが大事




②オノマトペで言葉のニュアンスを出す

「雨がザーッと降ってきた」の「ザーッと」の部分
長島茂雄氏の話し方って、理にかなってるのかも?

また、一文を短く、リズミカルに話すことが大事。
文章にして「、」が多い会話より「。」が多い会話。

雑談には練習が必要。話す場所、相手を変えながら「どうしたら上手く伝わるか」を考え、反応を見ながら練習、改善する。
テッパン話を3回練習してモノにする



③ノープラン雑談からオチのある雑談へ
会話の中で「これを聞こう」「このことを伝えよう」というポイントを決めておく
なんのための話か、ゴールを意識し、見失わない。



話し方は、人生において重要な財産となる。苦手な人は時間がかかるが、訓練して人前で楽な気分で話せるようにする


⑥雑談に適したテーマ

気候/相手の会社情報/衣服、ファッション/健康/趣味/最近のニュース/共通のこと/出身地/血液型/仕事




⑧人をつかむのは「雑学」でなく「使える知識」


相手の興味を見極めた上で実用的な知識を伝えていく。



⑨雑談力を身に付ける情報ソース

☆抑えるところ
日経産業新聞
プレジデント
日経ビジネス

カンブリア宮殿
ガイアの夜明け


※話しの深さとして、なぜ青色LEDがノーベル賞を受賞したか、今までの電球と何が違うのか、今後どのような分野に応用されるか、くらいまで掘り下げる必要あり。



⑬「何か特別なことをしているんですか?」は話してもらうきっかけをつくる質問


相手のひそかな自慢や他とは違うことに気づき、それを言葉にする。
スーツのライン、時計、ネクタイの柄等をチェック





⑭相手のバックグラウンドや思いを深堀りできる質問をする。

質問攻めにならないように。最終的に手詰まりになる。
「家族と釣り」の話しになったら、釣りの話題に着いていければ釣り、そうでなければ家族の話で展開する。



⑯知ったかぶりは「テキトー」な印象、能動的な質問は「誠実」な印象を残す。


話題をしらなかったら聞けばいい。
自分の解釈、意見、関連しそうな情報を足す。
「例えるなら○○のようなものでしょうか?」
「ということは、○○ということですか?」
「私の業界でいう○○のようなものなんですね」

と、たずねたうえで理解したことを伝える。




⑰会話が終わったらすぐメモを取る


記録用の雑談ノートをつくる。
1回目のコミュニケーションを2回目でリセットしないために。
振り返りができる人は強い


⑲話を盛るトレーニングをする

ちょっと盛る話は一気に面白くなる。





⑳意見が食い違うときは「うかつでした!」と相手の反論を受け流す


相手の主張を飲み込み、矛を収める。
争わず、しなやかに受け流す。




㉗会話は、相手の特徴に合わせて微調整する。

☆プライドが高い人は上手に褒める。(言いたいことをはっきりいう「ボス」タイプへの傾向と対策)

☆中小企業の経営者、大手の管理職
☆話のテンポが速い
☆興味がある話には食いついてくる
☆会話を遮って質問したりする
☆「品定め」「値踏み」してる雰囲気を持つ

このタイプはムダ話を嫌うことが多い。
自分では能力が高い自意識があるので、見下してくる。「低脳」と思われたら終わり
雑談をフックにメリットを話す。
ジャイアン気質で、一度懐に入ると腰巾着になれる。

条件
相手の求めることに明確に答える
上手に相手を褒める
「出来るのか?」と聞かれたら「出来る、出来ない」から話す


㉙優しくて話しやすい人。(マイルドな良い人タイプへの傾向と対策)

☆感じのいい印象がある
☆「うんうん」とうなずいて話を聞く
☆ややゆっくりめのテンポで話し、反応が遅め
☆やや話が長く、結論でなく細かいプロセスを話そうとする
☆「でも」「だけど」と、相手を否定しない


話は聞いてくれるが決断力に乏しい場合が多い。
話が進まないことが多い。
頼りなく感じる

そういう人がにはある程度の押しの強さが必要。
頃合をみて本題を切り出す、決断を促す。
「こう思うのですが、いかがでしょうか?」とアドバイス的に一緒に動く形を取る。




㉚さっさと結論が欲しい人にはメリットを。(分析家タイプ)


☆きちっとした雰囲気
☆やや反応が薄く、淡々としている
☆冷静な受け答えをする
☆納得いかないことは何度も質問をする
☆細かい点を気にする

興味があることには熱中するが、必要ないと判断したら関心が薄くなる。
「理系タイプ」
医者や研究者等、頭の良い人に多い

話題は、知的好奇心を満たす話題が良い。
反応が薄くても話に乗ってる場合もある。
好きなものはとことん好きなので、その分野に気が付くと対策が楽になる。
「話は3点あります」「ポイントをまとめますと」と整理しながら話す。
先に結論を話し、後から説明する(ボスタイプと同じ)
数字、根拠、事実を開示しながら、プレゼンするように雑談する




㉛社交的な人には楽しい話を。(明るいネアカタイプ)

☆笑顔で楽しそうに話す
☆冗談やユーモアで盛り上げる
☆自分で言ったことにウケる、よく笑う
☆「へぇ!」「凄い!」いった大げさな反応、表現をする。
☆相手の話をあまり聞いてない

その場が楽しくなる雑談を心がける
話を盛るのが効果的
話題の脱線に気をつける
心の赴くままに判断を下すことが多い(性能や値段より、話や見た目で決定する傾向)
態度をポジティブに、ヨイショしながら乗せると信頼につながる





㊲何についての話なのか10秒で伝える

ポイントを予告すると同時に、全体のテーマをあらかじめ伝える。
例:「グローバル化が新興国でも進んでいるようです。たとえばミャンマーでは・・・」というように。
10秒以内、長くても17秒が耳から得た情報を記憶出来る限界
1.話のポイントは何なのか?
2.ポイントをひと言でまとめると、要するに何か?

伝える力がある人は、余計なことを言わない







雑談トレーニングの方法


お会計のときに店員さんにひと言話す
アウェーの飲み会、パーティーに参加する
インプットしたことを社内で話す、ウケるスピーチを!
なぞかけを練習する


雑談を武器にできるか否か、そして効果があるか否か…
だまされたと思って実行してみよう…
そう、何もしないよりはマシ!!




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