一錦金鋒の読書防備録と生活奮闘記

読んだ本の紹介、感想。たまに日常に起こったことの記録

渋沢栄一宅跡地

2020-05-03 23:29:00 | 書籍

今の世の中、不要不急の外出は避けねばなりません。
しかし用事があって出かけねばならず、門前仲町へ。

歩いていると、今度1万円札の肖像画になる渋沢栄一の邸宅跡を通りかかりました。

金運が上がった気がしますw





臼井隆宏著 あなたが今から、プロのライターになる方法

2020-04-02 22:03:55 | 書籍
本を読む目的
WEBライティング実務士を取得したが、それだけでは勉強不足と感じていた。
ライターを目指す本が他にないかと思い探してみた。
これを機に仕事を取りたいと思う。

2011年発刊と少々古かったが、内容がしっかりしているのと同時に初心者の目線だったのが気に入って最後まで読んだ。
しかし、180ページ程度の本だったが読み終えるのに予想以上の時間を要した。


本の内容
「あなたが今から」とタイトルにあるように、初心者に適した本であった。
これまでライターになるため色々な本を手に取ったが、本格的な「はじめの一歩」を踏み出すのには良い本と思う。

”専門学校に通わなくても、大学の文学部を出ていなくても大丈夫”という文は心強い。
筆者は東京外語大に入学するくらいの頭脳の持ち主とはいえ、ライターの仕事は最初からしていたわけでなかった。
そんなライターがどうやってライターで食べていけるようになったのか、どうやってライターになるための本を出版するまでに至ったのか、前書きの時点で興味が出た。

そこで気になった内容は・・・・・

「行動なくして成功なし」
これは本当にそう思う。転職という選択肢をなくし、ブラック企業で精神を崩壊した私としては、行動しなければ何も始まらないのは身に染みている。
どんな本を読んでも同じことが書いてある。
有名な言葉では「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」をシンブルにしたものであろう。


ライターになるには
「なればいいんです」とのこと。「どういうことかさっぱり」だったが、これはライターに資格は不要ということだ。確かに必要無いし、このころは「WEBライティング実務士の資格は無かった。
ちょっとの言葉に対する知識と情熱があれば十分とのこと。これも心強い言葉である。

ライターになる経歴も色々あったが、そこは2011年の本。クラウドソーシングの紹介は無かった。
今はそれが一番の近道であろう。


ライターとして必要な、2つの力
一番は「営業力」であるとあった。
いくらい良い文章を書いても採用してもらえなければ意味がない。
反対に営業力があればつたない文章でも注目される。

営業のためには・・・
①「私はライターです、仕事を下さい」とアピールする。ただし過度のアピール禁止
②「忙しい」「暇がない」は禁止
③初めての依頼先からの仕事は絶対に断らない
④常に名刺と資料を持ち歩く
⑤飲み会、オフ会等に積極的に

クライアントに合わせて、サンプル原稿を書く。

二番の「文章力」は言わずもがな。

読者が読みやすいように書くには?
音読するのが一番らしい。
音読すると言葉のテンポが分かったり、意味不明な文章を感じ取れたりするのだと思うが・・・・。
また、漢字変換を駆使してしまい、わかりにくい漢字を使用したり分かりにくい用語を使わないように気を付けること。
指示語は意外に減らせる。減らすとシンプルになる。
推敲は「文章にツッコむ」・・・「誰が?いつ?どうして?」と文にツッコむと良いらしい。

辞書を読んでボキャブラリーを増やす。
ネット辞書なら、対義語や同義語も必ず調べる。


感想
まさに私が欲しかった内容であった。
シンプルな中に親近感があり、よくある「成功者の自慢話」な本ではない。
発刊が少々古いので内容が現在に合わない部分もあるが、それは個人でブラッシュアップすれば良い程度。今読んでも十分価値がある。







借金玉著 発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術

2020-03-06 18:40:26 | 書籍
本を読む目的
発達障害で頑張る方法を確認したい。

質問1
本に書いてあったように
・仕事
・人間関係
・日常生活
以上のすべてに当てはまる発達障害の人が、どのような方法で著書を出すまでになったのか?


質問1の答え
大学中退→早稲田大に再入学→大企業→退社→企業→倒産・・・
そして今に至るとのこと。
自分でも経験したことも多く書かれていたが、参考になったところもあった。

特に、最近出ている発達障害の本には惑わされてはいけない。
「スティーブ・ジョブズも発達障害」
「坂本龍馬も発達障害」
「発達障害には才能が眠っている」
という根拠の薄い一般論は聞かないようにしたほうが良い。
一般人も、発達障害も成功するのは一握りなのだから。
まるで「発達障害の方が有利」とも思える文章は無視をしようと思う。

自分はそう簡単に変わらない。だから自分以外のものを変える。
他人も変えられないと思ったら・・・・
1.やり方を変える
2.道具を変える
3.環境を変える
のが手っ取り早い。
確かにそうだと思う、特に環境である。

アイデアを出すときは大きな白紙を用意する。
大きなスケッチブックに書き込むと良いらしい。
ノートはこんな感じ、確かにこれはアイデアも出しやすそう。
スケッチブックの中心に大きく目標を書き、その周りにどうすれば良いか、何が必要かを書きなぐる。
メモは綺麗に取らない、書きなぐる。


質問2
発達障害の人間が世の中を渡るにはどうすれば良いか?
特に「空気が読めない」人間はどうするか知りたい。

質問2の答え
意志をもって「休む」という行為を行う。
発達障害は休み下手。「予定どおり何もしなかった」日を設けるスケジュールにする。
以前、海外に「何もしないをしに行こう」と言っていた人がいた。まさにこのことであろう。

空気を読むというより、共感してあげる。
特に「苦労」「努力」に共感すると良いそうな。
ただし「わかるよ」は適当でよい。

空気を読むのはほぼ無理。それなら言葉を拾って同意する。
雑談はとにかく同意する。



質問3
名言はあったか?

質問3の答え
自己肯定に根拠は要らない。
「死なない」はすべてに優先する。
仕事ができなくなってから病院に駆け込むのでは遅い。
ハイスコアを出すことが人生の目的ではない
ゲームのように、死におぼえながら繰り返し人生をやっていきましょう。


感想
「日本一意識の低い自己啓発本」と自称しているが、自己啓発本ではなく、マニュアルという印象があった。
うつになったり薬を飲んだりというのは自分でも経験済みなので、答え合わせ程度だったが、これほどの本を書ける著者は尊敬に値する。

著者はかなりのADHDとのことであったが、早稲田大を卒業するレベルの学力と財力はあったということである。
ADHDで辛いことも多かったとは思うが、それなりの武器もあったことだろう。
逆にいえば、それだけの環境と頭脳があっても、ADHDでは世の中を渡るのが大変ということ。そうでない人間はもっと苦労しなければならない。

今後も勉強を進め、それを活かせるようにしなければならないだろう。







豊臣秀吉の水攻めでおなじみ 高松城址

2020-02-11 10:36:00 | 書籍
岡山県の高松城址公園に行った時の写真です。
羽柴秀吉が水攻めの後、ここから中国大返しを行ったとされています。

まずはこちらから。
高松城址公園から離れた場所に、羽柴秀吉が陣を構えた丘がありました。










ここからが高松城址公園です。
予想していたより遺跡は少なかったのですが、高松城の地形が詳しく分かる資料館がありました。






発掘調査で発見された堰堤(えんてい)がありました。








資料館の中にはこのようや模型があり、何故に水攻めが効果的だったかが一目で分かりました。

それにしても、当時の技術でこの地形を活かすとは、秀吉は天才だったのですね。







のんびりできる、良い公園です。




清水章弘著 東大生が知っている!努力を結果に結びつける17のルール

2020-02-02 22:36:00 | 書籍
本を読む目的
勉強したことがなかなか活かせない。
どうすれば活かせるか、また似たような本に手を出してみた。

質問1
さすがに東大出身で社長の肩書がある著者。
どんな努力をしてどんな工夫をして、どんな結果を出したのか?

答え
本を読むときに、なぜその本を読むか目的をはっきりさせる
※なんとなく読まないということだろう。それは心がけようと思った

SNSは一見情報収集できるように思えるが「自分の関心のあることだけ」が目に付いてしまう。
それではインプットの「幅」が狭くなってしまう。
普段読まない本のコーナーに行ったり、今まで無関心だったジャンルに挑戦することが大切。
※専門的になるにも幅広い知識が必要なのは学生時代に学んだ。それを思い出した。

どうしたら人に喜んでもらえるかを考える
※これはやっていそうでやっていないこと。誰もが「やってるつもり」になってしまっていることだと思う。普段から心がけないといけない。

周りと違う経験を積んだ人になる。

休み休みでも運動すると効果がある。

文句を言いたいときは、文句ではなく「お願いする」
※人に訴えかけるなら感情的ではなくしっかり依頼すら方が効果があるということだろう。


質問2
それは一般人でも出来ることなのか?

答え
まず、自分の居場所を自分で作る。退路を断つと、やる気が出る。
なんと中学時代からの話になった。
兄二人が優秀だったのでコンプレックスを感じていた著者は、生徒会に立候補して奇抜な選挙活動をして当選。お母さまに喜んでもらえたとか・・・。
それで色々な校則を変えるために奔走した、当選した手前やらなければひんしゅくを買う手前、必死だったと。
書いていることは庶民ではできないことだったが、要はやる気なのだと、頭を固くしていてはダメ、コロンブスの卵をする必要があると感じた。

小さな一歩を積み重ねれば、大きなことができる。
味方につけられる人はみんなつけてしまう。

質問3
何かテクニックはあるか?

答え
理系は自分の言葉で説明できるようにしてから、文系は全体感をストーリー化してから暗記すると良い。
その中で「一番出来る人」を観察する。


感想
東大生の書いた本ということだったが、わかりやすく、面白いエピソードも載っていて楽しく読めた。
当たり前だがなかなかできないことをやろう、というのがコンセプトのようにも感じたが、著者がどう思っているのかは分からない(苦笑)
ただただ頑張るだけではなく、工夫が大切ということは理解できた。