「君が為め 尽くす心は 水の泡 消えにし後は 澄みわたる空」
by 岡田以蔵
幕末土佐の志士。「人斬り以蔵」と呼ばれ恐れられた男の辞世の句です。
隆盛を誇っていた土佐勤王党は、自藩の政変により弾圧を受けます。京都で捕縛された以蔵は拷問を受けます。
このままでは以蔵が全てを自白してしまうのでは、と疑念を抱いた武市半平太は以蔵の毒殺を図りますが、未遂に終わりました。
その武市の裏切りを知った以蔵は、それまで拷問に耐えてきましたが、ついに全てを自白してしまいます。それにより武市の罪状が決定されました。
武市のために、多くの人を斬ってきた以蔵。しかし、その信じ、心を開いていた武市に裏切られた以蔵でした。
剣の腕は凄くても学がないと言われた以蔵ですが、本当にそうだったのだろうかと思わせる句です。
http://blog.goo.ne.jp/8541-001
あ〜る・セバスチャンJrさんの「ひとこと」より、勝手にコピーしてすみません。いい言葉だったので、記憶に残したくてペーストしました。
これは実際のお話なんでしょうか。私にも学がありません。調べてみようかな。
以蔵の人斬りとしての生き方を案じた龍馬の依頼により、勝海舟の護衛を務めたこともあります。
もし彼が勝海舟に学び、龍馬の元にいたならば…
以蔵は打ち首の刑に処せられ、その首は河原に晒されます。
享年二十七歳でした。