お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

大人の休日1月1週目(2)初めての山田線山間区間

2018-01-20 | たび

盛岡へ

 今日は、盛岡から山田線に乗って宮古に向かう。山田線は最近まで土砂崩れの影響で途中の区間が運休していた。もちろん、宮古から先の海岸区間は7年前の震災から復旧していない。工事は進んでいて、復旧後は三陸鉄道として開通するのだそうだ。そんな山田線だが、高校生の頃に釜石から宮古、そして宮古から茂市を回って廃線になった岩泉へ行き、龍泉洞をみてから、国鉄バス(!)陸中海岸線で北山崎、普代駅へ向かったことを思い出した。そこから先は久慈線、八戸線で八戸まで行って、急行十和田(20系ブルートレイン)で常磐線経由で東京に戻ったのだった。そのときに盛岡から茂市までは乗らなかったので、今回初めて、ということになる。
 仙台から「はやぶさ」で盛岡へ。このはやぶさは盛岡行きで、仙台以降は各駅停車になるので、座席を指定しなくても乗れるらしい。

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 途中で函館直行のはやぶさに抜かれたりしながらのんびりと盛岡駅へ。岩手山が見えてきた。

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山田線快速「リアス」

 駅弁を買い込んで山田線に乗り込む。意外なことに2両編成の列車はほぼ8割方埋まっていた。4人ボックス席に空席を見つけ、座らせてもらう。接続の新幹線が遅れているとのことで、やや遅れて出発。

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 隣の方は仙台から来た男性で、やはり大人の休日倶楽部パスでうろうろされているとか。八戸から大湊に行くのだそうで、鉄道地図に、乗車した区間を色塗りされている。この方とのお話が面白く、車窓どころでは無くなってしまった。検察の時に周りを見渡してみたら、パスの人はけっこういたようだ。
 途中、駅がなくなってしまったので隣の駅まで30km近くある区間がある。そういえば、大正時代にこの線の建設を審議した国会で、野党議員が「こんなところに鉄道を敷いて、猿や熊でも乗せるつもりか」と質問された原首相が「鉄道規則では猿は乗せないことになっております」としれっと珍答弁をしたという話があった。それほど人口の少ないところを走っている。元々は釜石方面の貨物輸送も想定されていたそうだが、釜石線ができてからはそれもなくなってしまい、県庁所在地と三陸を結ぶという意義は残っている。

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 秋に乗った三江線とは違い、そこそこにメンテナンスされていて、スピードも出せるようだ。山越えもほぼ終盤。そろそろ昼になったので、駅弁をいただく。熟成肉のあぶり焼き弁当。

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 あぶり焼き、というよりは佃煮に近い濃い味付け。汁がごはんにも染みていて美味かった。おかずはシンプルに玉蒟蒻とお新香のみ。

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 まもなく列車は宮古に到着。

宮古で昼ご飯

 宮古駅。

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 山田線下り方面はこの7年近く列車は走っていない。

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 三陸鉄道の久慈行きはすぐの接続で、隣の方も乗り換えていった。こちらはせっかくなので一本遅らせて、宮古の町を見てみる。駅弁を食べたばかりだが、開いていた「よし寿司」に入る。ビールを頼んで、

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 盛り合わせをいただく。けっこうなボリューム。

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 ランチ営業終了間際で最後の客になってしまったが、親切にしていただいた。ありがとうございます。
 駅への道すがら、かつて泊まったYH(旅館が兼営していた)を発見。

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 たたずまいはこんなだったかなぁ。



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