まるくんの旅は青空 ~徒然なる幸福手帳~

いまは遺産OCNカフェとgooブログの合作です。

メゾン ド ジル 芦屋 シャトーディケム1998 結婚20周年記念日

2013年10月20日 10時59分21秒 | Weblog




みのたんよ。
今日は朝のはやくからたたき起こされて眠気まなこのまま特急列車に飛び乗せられたわ。
バアチャンお風邪ひいて寝込んでるのに。。。
アタシ、バアチャンの肩だいて「大丈夫?はやくよくなってね♪」ってお声かけしたの。
そしたら大人のみんな「誰に似たんだろか?」と目を丸くして大笑いしてるの、失礼ね#
で、どこ行くん?
「どこ行くん?」と聞いてもだ~れもわかんない。
母さんも「どこ行くんだろか?」とアタシに聞くんだけど知るわけないわよっ(爆
父さん、いっつも自分で段取りして勝手に日取り決めて行く先知らずなの、いつものパターン。
どうでもいいけど、アンパンマン列車じゃないのも、ゴールドタワーを通り過ぎたのも納得いかないわねwアタシ、
てっきりゴールドタワーかと楽しみにしてたのにぃ~。
切符を見て母さん、「大阪行くん?」と尋ねるも一言、「違うわ」だって。
で、はや~い新幹線に乗って新神戸で降りて、地下鉄で三宮にでて、また電車に乗って。
着いたわよ。王子公園だって。どこそこ?@@?
え?!ここパンダもコアラもいるの?めずらしい黒ヒョウや雪ヒョウもいるのよ。すんごい動物園ね。
で、もっとお楽しみは公園のなかに遊園地があるのよね。
「みのたん、三つだけよ」という父さんのお言いつけ守ったわ。
もうすぐ4才なんだけど5才と偽ってパラシュートを♪3才までは無料だから今度は3才と正直に言って
テントウムシ自転車と観覧車を母さんと♪
アタシ、しっかりしてるでしょ。
こじんまりした動物園を満喫して、父さんソワソワ「次行くぞ」
アタシ「おなかすいたぁ~~」
でも「もうすぐごはんだからがまんしなさい」って。
動物園のなかにたこ焼きとかポテトとかソーセージあるやん、アタシそれがいいのにな。
アタシ今朝電車でおにぎり一個だけだもん。
朝ごはんはともかく、10時にはいつもたくさんたくさんおやつ食べるのにな・・・・
母さんが「もうがまんできんよ」と駅でジュース買ってくれたけど。
でも動物園の駅を歩いて過ぎてもうひつとつの駅も過ぎてまだ歩くのよ。
「もう歩けんのじゃけど」と母さん泣きべそなんだけど。。。
いつもは健脚なはずの父さんも「なんか足にきたわ・・・・」だってふたりとも年ね。。。
で、全然別の電車に乗ってついたのが阪神電車芦屋駅。
「今日一瞬だけ芦屋マダムヤンにしてやるわ」だって母さんに。
「なんのこと?」
で、また歩くのよ、最初テクテクいつのまにかトボトボと。
どこが芦屋マダムかしら?
川を渡ってついたのがなんだか南欧の別荘邸風。
メゾン・ド・ジル・芦屋
ここが今日のエンテーテイメントのお店。
いっつも二人きりでこういうとこでお食事してるらしいんだけど、どういう風の吹きまわし?
そういや今晩からすごい嵐になったけど・・・
用意されてたテーブルは陽光こぼれるテラス席のお部屋。
アタシよりちっちゃい赤ちゃんが一組お食事してたわ。
ほどなくして母さんたちいろんなお皿がきてたけど、アタシにはな~~んにもなし。
でもやさしいお姉さんがパンをたくさん持ってきてくれたわ。
「パンも食べたし、また遊園地行くんだろ?もう出ようよ~~」
「みのちゃん、ごはん今からよ」だって。
「5月には東京でもたくさんこういうお店行くんだからがまんするお勉強ね」
・・・・って注文の多い料理店ならぬ注文の多いお客よね(笑w
注文っていえば父さん言いよったよ。
「今日は記念日だと伝えて、けっこう色々お願いしてたのに撃沈だった」
デギュスタシオンっていう料理に「お好きな食材を」っ書いてあるから素直に「メインは鳩で。
フォワグラのソテーとリンゴのタタンの定番を。前菜のオマールのサラダ仕立てはふたり盛り付けや
色合いを違うもので。対面式の席は苦手なので大人ふたりテラス側に向くように。
メインのお皿を赤と青のラインのリモージュで、赤のほうを妻に・・・・・・・。
もうことごとく間違いだらけで、これだけ対応できない伝言ゲームの成り立たないお店もないわよね。
でも、まぁおいしく楽しく過ごしたみたいで不問にしてたけど、そこんとこ弱気でどぉ~よ。
ご機嫌さんなのはいつもの別嬪さんにサービスされたからかな?
それともいつものように持ち込んだワインのせいかしら。
複雑なようで単純だからさ、このひと。
今日は父さんと母さんの結婚記念日、20周年をお祝いする席でした。
開けたワインはこれとこれ。
「地球滅亡の日に飲むワインっていわれてるけど、それいつかわからんしな、ガハハ」
と笑うのはシャトーディケムっていう甘口ワインの最高峰らしいわよ。
「これはあと10年たって飲むべきだけど、あと10年後あるかどうかわからんしな、ガハハ」
と笑い飛ばすのはロマネ・サン・ヴィバン、薔薇に包まれたような芳香があるのよ。
「これはバラだ!」って父さんつぶやいていたわ。
さ、父さんいつものセリフね。
ここ、3年でもっとも大切な2本をついに開けますよ奥さん!心して飲んでくださいよ!
「わたし、鼻炎でなんも匂わんのじゃけど」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
まったくいつものオバカ夫婦よね(爆だわね
ロマネ・サン・ヴィヴァン 2005 フランク・フォラン・アルベレRomanee St Vivant 2005 Follin Arbelet 
ワイナート25号「ピノ・ノアールの世界」特集で、大きく取り上げられた若い生産者です。
本拠地はアロース・コルトン村。
地質学者だったフランク・フォラン・アルベレ氏は結婚した奥さんの実家がブルゴーニュに畑を所有していた縁で
ワイン造りを始めました。
初ビンテージは1990年の村名アロース・コルトンだけでした。
1998年以降は、親戚からたくされたロマネ・サン・ヴィヴァン、コルトン、コルトン・シャルルマーニュの
偉大なグランクリュ畑のワインも造っています。
(奥様クリスチーネさんの曾祖母がルイ・ラトゥールの娘さんという縁から・・)
ブドウは100%徐梗され、15度で短期間の低温浸漬の後、自然酵母を使って発酵。
今でもビジャージュは家族が自分たちの足でおこなうそうです。
グラン・クリュでは新樽比率75%。
非常に深い地下カーヴでじっくりとその熟成を待ちます。
そして、なんと!
あの『神の雫』の中では、
「果実味とスケール感と華やかな薔薇の香りと硬質なミネラルが包み込む-
あのフォラン・アルベレはロマネ・サン・ヴィヴァンのなかでも別格よ」
と絶賛されているのです!最近、ワインを知り始めてから一番気になっていたワイン。
ロマネコンティ畑の真下、土もほとんど変わらないのだとか
イケムでは、1本のブドウの木からたったグラス1杯のワインしかつくらないと誇らしげに語られる。多くの場合、
イケムに6週間から8週間滞在し、最低でも4回はブドウ畑をまわる150人もの摘み手のグループによって、ブドウが完璧に成熟するのを待ってひとつひとつ摘まれる。
イケムは信じられないような熟成の可能性を持っている。イケムのワインはあまりに豊かでふくよかで甘いために、その多くはいつも10回目の誕生日を迎える前に飲まれてしまう。しかし、イケムが最高の飲み頃になるにはほとんどの場合15年から20年の年月が必要であり、偉大なヴィンテージは、50年あるいはそれ以上経っても、新鮮で退廃的に豊かなままであろう。
イケムはほかの有名なボルドー・ワインと違って、プリムール、つまり先物で売られることはない。このワインは、通常はそのヴィンテージの4年後に、非常な高値で出荷されるが、費やされた労力、リスクそして厳格な選別過程を考えれば、最高の値札に値する数少ない高級価格ワインのひとつである。超入手困難!世界最高峰甘口白ワイン、『シャトー ディケム』。偉大なソーテルヌであるばかりか全世界が認める神話的ワイン。ワイン通に「完璧の域を超越したワイン」と言わしめる特別第1級格付ワイン!イケムでは1本のブドウ樹からたったグラス1杯のワインしか造られません。しかも収穫は150人もの収穫人が6~8週間かけて1粒1粒完熟するのを待って摘まれます。この1998年はパーカーポイント95点!クラスマン誌9/10点!IWC95点!ゴミーヨ誌五ツ星で95点!ル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス2012年版では5BDをつけ、「クラシックな偉大なイケム。豊かでしっかりとしていて奥行きがあり、豊かさが驚くほどに強調されている。完璧に熟成するであろう。」と絶賛し、18.5/20点!類まれなる傑作!上流階級の偉大な象徴!至福の瞬間は、ぜひあなたの手で!

なんだかんだいいながらも、温かな春の日差しに包まれて二人はこれまでの歩んだ時間をかみしめるようにゆったり楽しく過ごしたようね。
でもね。。。。。
もうすぐ嵐みたい、
嵐の前触れのように敷地内の多いな楠木がざわざわしはじめたわ・・・・・
あたしはまだまだこれからよ。もう大きくなったもん♪
ではまたこのオトボケ夫婦の実況をお送りするわね♪


グラン シャン 大阪北新地  クロ サン ドニ2005 フィッリップ シャルロパン パリゾ

2013年10月13日 08時23分23秒 | Weblog



ひさかたの浪速フレンチの旅 
なんとなんと、今回は相方ニックキ#ハニーは帯同せず、アタクシおひとりさま
わけあっての一人旅・・・・・・・
なんていうと、ちょっと意味深でありますが、いえ、めざすお店が日曜祝日は定休日。
なので、土曜日お仕事のハニーを尻目に抜け駆けソッコーダッシュな旅路なわけなのです。
このお店の一皿をイナカの本屋さんの旅行雑誌のコーナーで一瞥するやいなや恋焦がれて
春夜に安眠深からず、どうしようもなく悶えるアタシを宥めてよ、とエイヤッと心に決めて、ジブンノナカデハご法度なはずのおひとりさまフレンチを敢行です。あ~~ハズカシッ><;
この春の恋わずらい、片思いのお相手のお名前は「グランシャン」さま
8年もの長きに渡り南仏を中心に修行してきた若武者のカウンターのみ9名の幸福小劇場です。
場所は大阪駅南口をでて桜橋方面、堂島アバンサを左に折れ、北新地の雑居ビル。
地図を片手に、アタシでも!!いとも迷わずこれました!
12時予約で10分前は基本よね♪とお店のドアを開けるとアッサリお姉さんに「まだ準備が」と退場させられ、ちょっぴり腰砕け、ワインの持ち込みは快諾いただいたけど、恐竜のもちこみは「他のお客様の目につくから」とか、食材のこととか、その後ナニカトこのお姉さんとかみ合わないシーンの連続でテンション下がり気味だったのですが、彼女の評判は後に紹介するとべた褒めのオンパレード、ええもちろん感じの良いお嬢さんでしたよ。
それはさておきあらためて入店。意外や意外、入口すぐの席でビックリ、1ケ月以上前に予約でしたし、こんなお取り扱いははじめてなので、こいれまたダメージが(笑)。
それはさておき、今日のお持ち込みはコレ!
アンリ・ジャイエの愛弟子、ドメーヌ、フィリップ・シャルロパン=パリゾ。
神様とも呼ばれるブルゴーニュ伝説の醸造家といえばアンリ・ジャイエ氏を師匠とし、またその氏から絶賛されて、近年評価が上昇し続けているジュブレイに本拠地を置くブルゴーニュファン垂涎の造り手のひとりで、生産量が少なく、特定個人顧客に販売されるワインが多いので、そのワインはなかなか市場でおめにかからない稀少なものとなっています。
わずか0.2ha、生産本数は1000本という超希少キュヴェ、クロ・サン・ドニ!
シャルロパンにおける「完璧なワイン」とパーカー氏大絶賛!
エノテカ・オンラインでも大変人気のあるドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ。
フィリップ・シャルロパンはコート・ド・ニュイにおけるモダンなワイン造りの先駆者の一人です。ブドウの栽培には除草剤と化学肥料は使用せず、殺虫剤代わりにフェロモンカプセルを用いるリュット・レゾネ(減農薬農法)を採用。
ブドウの樹齢は概ね高く、エシェゾーにいたっては樹齢70年にも及びます。
完熟ブドウの収穫はもちろんのこと、厳しく選別した果実は除梗した後、一週間に及ぶ低温のマセラシオン発酵が行われます。
培養酵母の使用と補酸は決して行わず、その後は瓶詰め直前まで澱引きせずに樽熟成されますが、新樽比率が高いこともその特徴として挙げられます。
若いうちは樽香が強く感じられますが熟成を経てワインのアロマと溶け込み、洗練された奥行きのある味わいに変化します。
果実味とアロマに溢れ、精妙なフィネスを備えた 確固たるシャルロパンのスタイルは
まさに“ブルゴーニュ最高峰の一つ”といえるでしょう。
クロ・サン・ドニは、力強さと、フィネス、長命なスタイルのワインで知られるグラン・クリュ。ただでさえ小さなクロ・サン・ドニの中でも、シャルロパンのクロ・サン・ドニは約0.2haと極めて小さい畑。年間生産量は約1000本弱と言われています。
この畑は、シャルロパンが畑の拡張を始めた際、一番最初に手に入れることができたグラン・クリュでした。それゆえ、この畑への思い入れもひとしお。

さぁ~~どうです?奥さん、このゴールデンウィークに結婚20周年の大散財絢爛豪華傲慢不遜旅行を二人で東京へ慣行するのですがその前哨戦。
乾杯といきましょうか、おひとりさまで(笑
「うんまぁ~~~~~~いっ」
ワインを丁寧に抜栓してくれたお嬢さんの評判は以下綺羅星のごとく。あまりにもの賛辞の嵐にビツクリです。あとからお話を伺うとなんと同県人でした。
タシは真摯に仕事に打ち込む爽やかなシェフのほうが印象深かったけどな♪

「何とも感じのいい女性の応対です。可愛い、綺麗な顔立ちとともに、心のこもった接客は、上品で申し分ありません

以前カメキチにおられたというスーシェフの女性が優しくにこやかに出迎えてくれました。スーシェフの女性は手も良く動くし、受け答えもしっかり。お店の雰囲気作りに多いに貢献されていました。

いざ、お店へ。おねーさん、髪切っていてちょっとびっくり。サービスはグランメゾン級とは言わないが、気持ちいいサービス。

サービスの女性は、ソムリエバッジは付けていないもののソムリエさんみたいです。
この女性の優しい笑顔ときめ細やかな対応、憧れてしまうくらいです!まだお若いのに、素晴らしい。

こちらのお店、シェフとスーシェフ、お二人で切り盛りされているのですが、見事に段取りよく、動いておられます。と、それだけならば普通かもしれませんが、サービスがきめ細やかで心地良いのです。

いつものソムリエ女史の優しい応対を受ける。今回で三回目というのに名前をフルネーム告げると「○△様 いつもありがとうございます!!」 ビックリです このお店の人気はこのソムリエールさんの存在が非常に大きいです。前回のあの笑顔の素晴らしい女性が出迎えてくれます。気持ち良いお店です 
女性の方はニコニコして気持ちのよい方です。接客業とはこうあるべきです。シェフがスカウトしたとか・・・

傍らで給仕をされているのは、○○さん、
先に述べますが、非常に丁寧且つ、そつなく、付かず離れず、シェフのサポートをされながら、最後まで肌理細やかなサービスをこなされていました。

1ヶ月ほど前に、予約の電話その時の女性の対応にいい感じの予感。
サービスの女性は、立ち振る舞いがなめらかで、料理説明も丁寧で、もし、この子じゃなかったらこの店の印象もかなりかわる気がしました。(予約時の直感は完全にあたりでした)

「量は大丈夫ですか?食べられますか?」とかわいいサーブの女子がきいてくれました。
サービスもとても笑顔の素敵なキュートな女子が丁寧に温かく対応してくれるので、とても気持ちがいい!!お話してくれる距離感もちょうどいいですね〜。最後もお忙しいのにちゃんとお見送りしてくれました。

この女性の方のサービスがほんとうにすごい!よく気がつかれますし、自然なのに手厚いサービスはとても好感が持てます!

サービスの女性もカンジが良く、気軽に楽しめました。

最後になりますが接客がとても気持ちの良いものでした

店員さんはお水をこまめに汲んでくれてとても丁寧でした

この店は、非常にサービスがよく、落ち着くところだと僕は想いました

接客とは何かというものを心得ている姿勢には若いながらも人格者として敬意にあたいする。
スタッフもわずかひとりであるが良く教育されており実にここちいい空間をひきだす。
その静謐たる美学に現れる美意識はそれはまるで、陽光の中で森林を散策するような感覚なのである。

スーシェフの清楚な女性が出迎えてくれました。シェフはすぐ作業に入り、スーシェフの女性がサービスを担当してくれます。 カウンターを挟んでの接客で、これほどのサービスがあるのかという驚き。その物腰といい、料理の説明などの丁寧な事といい、(男でなくとも)彼女に身も心もゆだねてしまうでしょう。なるほど、旅館にいるみたい。無駄なく立ち回る的確さの中に、常に客を気遣う柔和な部分が、ひしひしと伝わってくる。いいお店に来たんだなぁ、と早くも感じ入りました。
サービスの方は可愛らしくて真面目そうな御嬢さん♪。これは絶対美味しいぞ~!と期待が膨らみます!
サブの可愛らしい女性の2人編成

ネットを掘ると、女性はスーシェフと書いていたのだが、元、大阪市内某ビストロにいらっしゃった様子。
非常に丁寧な応対です。

サービス担当のギャルが素敵です。連れて帰りたいくらい。彼女のイメージが店全体のイメージになっていると言っても過言ではないくらい素敵で存在感があります。

若いサービスのお姉さん23歳!かわいいね~^^

柔らかい雰囲気の方で、サービスの方は可愛らしくて真面目そうな御嬢さん♪

シェフもスタッフもとても感じの良い方でしたぁ~。
お腹いっぱいになりましたかって聞かれたのは初めてと言っておられたのが印象的。本当に笑顔って大切だなってこのお店に来る度に思います。
それを支えるように柔らかな笑顔で応対される○○さん。以心伝心のチームワーク
特筆すべきは「居心地」の良さ。シェフの実直そうなお人柄も好感が持てますが給仕の女性の感じがとても良い。
お料理はもちろんですが、やっぱりシェフとサービスの方の誠実な姿勢に感銘をうけました

脇を支える女性スタッフの方がとても素敵でした^^

シェフとワインサービスもなさるスーシェフ、お二人だけだが、なんともあたたかいお店。

接客頂いた女性、マダム不在と申し訳なさそうに応えてくださり、優しく接客頂きました!○○さん!とても素敵な可愛い女性で、キヨキヨは、彼女の接客でレストラン利用を心に決めました

案内してくれた綺麗な女性、1月前に「カメキチ」で見かけましたね 

シェフもフロアの可愛い女性もとても感じよく、
スーシェフ(接客や料理の盛り付け補佐などする方のことらしい)の女性も若くてかわいくて旅館みたいにきめ細やかな接客で、
若いシェフとフロアの可愛い女性、お二人で営業中。
サービスの○○さんと二人三脚なんですが、お二人共に爽やかで、真綿の様に優しく、なんとなく醸し出す空気感が似ています。料理はそんな二人の雰囲気が皿に映された様…

いつも笑顔でガンバレお姉さん!by 同郷人w



ラ ヴィルフランシュ 高知 フレンチ 家族でクリスマス会 2012

2013年09月25日 18時33分02秒 | Weblog




ああ、さむいわね南国土佐高知までもっ><;
こんかいのGOGOみのたんお出かけシリーズは上のお姉ちゃんが来春からここ高知でお世話になることになったんだけど、そのお家探しとお祝いと家族の忘年会と合せてクリスマスのお祝いもしちゃうという企画。
ええ、もちろん段取りと会計は父さんもちよ。
母さんは相変わらず今日までにしとかなきゃならない用意を怠りパパまた悪寒(字チガイネ)お冠ナワケ!
おでかけ予定時刻も大幅に遅れて父さんまたツムジから湯気がでてるし、そもそもオツムの中身も、、、大丈夫かしらん?
なにわともあれ高知に着いてさっそくアパマンショップへ!
アタシ、「アンパンマンショップ」と思ったわ、違うのね>、<;
お姉ちゃんと母さんがお家探しの間、アタシたちはホテルへゴー。
今日の御宿、アパマンショップのすぐ裏にある、すご技でしょ?でしょ?
パパ「高知のお城に登ろうよ!」と提案も下のお姉ちゃんあぁ~~っさり却下
おかげでアタシも狭いホテルの部屋で退屈しちゃったわ。
そうこうするうち母さんたち帰って来た。
お部屋の決め手はテレビのBSが観えるかどうか?だと、現代っ子だわねw
ささ、パーティーよp
で、きょうのおごちそうは「ラ・ヴィルフランシュ」
高知では名高いフランス料理やさんだそう。
もちろんここは父さんのお見立て。
創業1977年らしんでかなりの老舗。
でも時間が止まったようなお店なのよね。
いい意味でもわるい意味でも・・・・・
ほんとうにお店のつくりも内装も雰囲気もパリのボーボーマニエールを彷彿させられるようなビストロなんだけど。
でも、ここのマダムは一見の価値ありよね。
みんなで入店して、いつものように奥の個室に案内されたわ。
父さんいつもいい席を確保なんだけど、これは上客ということではなくって、たんに予約が早いのとお子チャマ連れなので奥に案内されたわけよね。
で、ここからが本題なんですけど、あのね、、、
マダムったら父さん以上にせっかちで席に着くや否や「何にされます?」
これには度肝抜かされたわ。
「メニュウまだみてないんですけど?」大笑いよみんなで、でも聞く耳もたず
メニュウを広げて早口でまくしたてたわ「何言ってるのかわかにまてん!」大笑いよ。
極めつけは父さん曰く、「予約したときもな、いきなり『で?メニュウは何にされます?』『はぁ@@???』
『当日は大変込み合ってますので先におっしゃってください』だと、なにがあるかも知らんのになぁ(笑)
で、しかたなく一週間前くらい渋々電話かけたらな、マスターがでて『別に当日で構いません』だと(笑)」
で、おねえちゃんふたりはプチコース、おにいちゃんはブルギニヨンていう牛肉の煮たのとかの特別コース、大人はフルコースで「何を頼まれても結構です」の後間髪いれず「注文はまとめてください」だと(笑)
でもうずら、鹿とかたのんぢゃった♪
で、たたわしい注文に笑ったあとに冷菜の盛り合わせのはずがやたらこない(笑)
頼んだワインもこない。
父さん目ざとくサシャーニュモンラッシェ・クロヴァイヨンを注文
なんと2007年で若いんだけど1万2千円とダントツ安い!
でもマダムすっとんで来て「あいにく切らしてるようなんですけど・・・」半泣きなのよね(笑w
で、厨房で「どうすればいいの?しんちゃん!」とか絶叫丸聞こえ(笑www
「あの・・・・ないんでしたらあらためてメニュウを」
で、ムルソーかシャブリ・グラン・クリュか定めたわ。
シャブリは父さんンのこれまでのラインアップからして嫌いなタイプの対極なんだけどグラン・クリュだと「丸みがある・ふくよかな」とか表現されててフィネスもあるらしの。
だから今日は賭けて!これ!
Chablis Grand Cru Valmur 2009 (Jean Claude Bessin)
【白】シャブリ・ヴァルミュール 2009 (ジャン・クロード・ベッサン)
2007年もこのドメーヌは素晴らしいワインを生み出してきました。果実味の甘みはやはりあるものの、いつも以上に豊富なミネラルと酸が味わいを引き締めており、ダラけた印象の無い、キリッとしたシャブリらしい味わいです。
試飲した父さん、だんまりだわね・・・・・・・・・・・・・・・・・(笑w
とにかくこのあとも家族で笑って笑って楽しい今宵だったわ。
今年はみんなでおでかけ&お泊まりははじめて、
こんなこともはじめてで、どんどん子どもたちが巣立っていく前兆のようで
父さんちょっぴり心の奥底がさみしそうね

また来年♪






店名 ラ・ヴィルフランシュ

ジャンル フレンチ

TEL 088-825-0746


住所 高知県高知市追手筋1-10-3

交通手段 堀詰駅から274m

営業時間

定休日


レストラン オルフェ 神戸 シャンベルタン クロ ド ベーズ2006 ドミニク ローラン

2013年09月16日 18時53分09秒 | Weblog






今宵、阪神淡路の大地震をはじめ多くの魂の鎮魂を捧げるルミナリエの光と夜と帳にも通じた道なのだと感じながらホテルへ向かうーーーー。

 そして一夜明けた今日は全国的に雪模様な様子。
旅にでると必ず早起きする習慣はあいかわらず、でも年なので若い頃に比べあれやったりこれやったりバタバタすることがない(何もしなくてもバタバタしている意味ではバタバタしてるのだが(笑)、だからホテルの真っ暗闇にボーツとひとり2時間半。
最近、ベッドに背もたれテレビを観る気力体力すら減少しているのですよ。
夜9時にテレビ観ながら10分たって寝てしまうひとっています?
7時近くになってようやく初動。
JR兵庫駅ガードレール下の吉野家で牛丼を久方に食し(年をとったのか、味覚が変わったのかどるが味が落ちた気がした)、朝風呂に浸りサンデーモーニング眺めていたら9時近く。
娘ふたりに出発を伝え、9時、ホテルをでる。
マフラーがはためくくらい強風のなか荷物をロッカーに預け三宮から、目抜き通りの商店街をポタポタ歩き、生田ロードを南下すればすぐに旧外国人居留地。
神戸の街は歩きやすくいずれのスポット間も歩いて行ける範囲だ。
山手から北野、三宮、元町、南京町、メリケンハーバー、ハーバーランド。
三宮駅から10分も歩けば元町、そして南京町、旧居留地に行ける。
神戸港の開港と共に、外国人のための住居や通商の場として造成された居留地。しかし開港当初は間に合わず、整地が終わって第1回目の競売が行われたのは慶応4年(1868)7月24日(西暦9月10日)でした。
居留地の造成は当初から、ヨーロッパの近代都市計画技術を基に、イギリス人土木技師J・W・ハートが設計を行い、格子状街路、街路樹、公園、街灯、下水道などが整備され、126区画の整然とした敷地割りが行われました。この形状は現在もほとんど変わっていない。
その一角にある神戸市立博物館。
今日のお目当て「真珠の耳飾りの少女」。
このあどけない少女が、世界中の絵画ファンのみならず多くの人々を魅了し続けている。
フェルメールの名前はすぐに出てこなくてもこの絵を知らない人は少ないはず。
それ故過剰に評価され過ぎている懸念もあるが、それに応えるだけの魅力はやはり持ち備えている。
それでも1882年に競売ではたったの約2ギルダーでデ・トンブ氏に購入され・・・
このほぼ黄色と青色だけで作り上げられた画面構成は確かに見事。
しかも敢えて余計なものは描き込まず、バックを黒にすることによってこの少女が浮かび上がってくるような感じを受ける。
下世話な表現だが、「生々しく」観えてくる。
駆け足で30点ほど観て回り、ディネまでの時間潰しにポートタワーに登る。
展望から見渡す山々は吹雪である。
そして南京町をちょっとだけ冷やかして、今回最後のメインイベント「天空のオアシス」とうたわれるレストラン・オルフェへ。
ファッション店主体の古びた雑居ビルの10階へ。
エレベーターも古びた造りだが10階の扉が開くとそこは別世界だ。
煌びやかなエントランス。
豪勢さにはひけをとるのだろうが、ベージュ東京や一流ホテルのメインダイニングを彷彿させられる。
案内されたのは昨夜のルミナリエ入口のガレリアを正面に見下ろす窓際。
つまり、お店の最上席、今回も予約・段取りの神通力を発揮。
この時期ルミナリエ点火の夜のこの席だとすごい席取り合戦になるか想像しやすい。
実際10月初旬にこの夜の席を所望したが無理でした。
ここで「決め!」れなければ夜の男性陣、お向かいに座った彼女さんは芽がありません、きっぱりあきらめなさい。
席に着き、ワインでひとり乾杯するとた斜め向かいのルイ・ヴィトンのビル屋上からたくさんの風船が飛び立ち、これも演出かと勝手にほくそ笑む。
どうやら結婚式場になっているらしい。
さて今回のディネ、娘たちは店名を冠した「オルフェ」
・人参のムースとコンソメジュレ
・瞬間スモークしたマグロと寒平目のタルタル仕立て 聖護院大根のソルベと共に
・シャラン鴨モモ肉のクロメスキとレンズ豆のヴルーテ 砂肝のコンフィーを添えて

Poisson ou Viande メイン料理(以下の中からお一つ)
・仔羊背肉のじっくり炭火焼 タイム風味のジュで
・神戸ポークプレミアムロース肉のロースト 酸味の利いたケッパーソース
・本日の鮮魚の料理
・シャロレー種仔牛 ロース肉のメダイヨン マスタードのソース (+¥800)
・特選但馬牛ロースのステーキ 脂でコクをだしたジュのソース (+¥1500)

Desserts デザート(以下の中からお一つお選び下さい。)
・カレ・ド・ショコラ
・ベリーとチーズケーキのミルフィーユ仕立て ピスタチオアイス添え
・フロマージュ(ブラン)?マンジェとアールグレイのブリュレ
蜂蜜アイスと共に
Petit four 小菓子
Boisson コーヒーなど

タシはおまかせコースの「ミューズ」を。
そして本日お持ち込みの極上のワインはこれ!
シャンベルタ・クロ・ド・ベーズ2006 ドミニク・ローラン。
彗星のごとく現れたブルゴーニュの革命児、ドミニク・ローラン。新樽200%ワインと言う異名をとり、魔法のようなエルヴァージュ(樽熟成中に行なわれる澱下げや清澄など樽熟中に行なわれる、ワインの躾と言われるもの)により果実味たっぷりのワインで一躍注目を浴びる存在に。ブルゴーニュの長老達から【黄金のブルゴーニュをよみがえらせた】と賞賛されたほど。しかし数年前(2000年頃)より新樽と旧樽を併用するようになり、エレガントさが加味され果実味が深化している稀有な逸品を造り上げている。今回は彼の自信作2004年が入荷!実際2004年をACブルゴーニュからグランクリュまで約40種類試飲しましたが、非常に素晴らしい仕上がりでした。昔のドミニクのワインは若いヴィンテージの時は樽香がきつすぎる事もたまにありましたが、数年前からそのようなことは全くなくなりました。それは新樽200%を止め、旧樽との併用が影響していると思います。まさにピュアで豊潤な果実味にエレガントさも加味された深化したブルゴーニュワインです!
だそうですよ!今日もいないけど(笑)奥さん!
今日は呑ンベェおひとり様なのでさすがに白一本は控える。
謙虚に「白ワインをグラスで」でプィイ・フィメ。
でもあっという間になくなり、2006 Calera Chardonnay Central Coast (U,S,A,California)をデミボトルで追加(爆笑)。
シャベルタン・クロ・ド・ベーズは本日サービスをうけた劇団ひとり似なソムリエや支配人とも分かち合う。
さて今回メインは娘たちに誕生日と入学祝いのデザートプレートとアコーディオン演奏。それを「ハッピーバースデー」の演奏をと予約時電話で伝え聞いていたのだが、「大学入学祝いがメインなのでなにか楽しい曲に」と変更を頼む。
「いや~、レパートリーがハッピーバスデーだけなものでして」と罰悪そうに支配人。
「予想どおりの回答だった」と大笑いしてしまいまして。
楽しいひとときをありがとうございました。


御影ジュエンヌ 神戸 真実のフレンチ エシェゾー 2006 ジャック・カシュー

2013年09月11日 18時30分10秒 | Weblog









お寒うございます、イン神戸。
紅葉の色づきが霞み始めた六甲の山肌も寒々しい。
それもいそのはず最高気温7度の明日は風雪にもまれていました。
師走も加速始める土日、一年の穢れを祓いにはじめての神戸ルミナリエ。
「神戸ルミナリエ」は、1995年1月17日に兵庫県南部地方を襲った阪神・淡路大震災の記憶を次の世代に語り継ぐ、神戸のまちと市民の夢と希望を象徴する行事として開催。
大震災が起こったこの年の12月、年初の悲しい出来事による犠牲者への慰霊と鎮魂の意を込めた「送り火」として、また、間もなく新しい年を迎える神戸の復興・再生への夢と希望を託して「神戸ルミナリエ」が始まった。未だ震災の影響が色濃く残り、復旧途上にあった神戸の夜に初めて灯った、イタリアからやってきた荘厳な光の芸術に連日感嘆の声があがり、震災で打ちひしがれた神戸のまちと市民に大きな感動と勇気、希望を与えた。そして、会期終了直後から継続を求める強い声が市民や各界から寄せられ、翌1996年の開催が決定。
以来、市民や来場者、趣旨に賛同した事業者の支援と地元の理解・協力により毎年途切れることなく続けることができ、2012年には第18回目の開催を迎えた。
「合格祝いに東京言うたけど、ちょっと予算が足らん。神戸でええか?」
「かまん」とひとこと長女。
そしてもうひとつの今回の神戸旅行の目玉がマウスリッツハウス美術館展。
神戸市立博物館でのマウリッツハウス美術館展、目玉のフェルメール「真珠の耳飾りの少女」。
それを父さんは娘たちに自慢げに「○○ちゃん、夏、東京で原画復刻版のオーストリッチ美術館の首飾りの少女見たろわ?」・・・・・と全部間違ってるよ父ちゃん。
「あれちょうど東京でもしよったんやけど神戸で今やりよる、あんたも行くか?」
「行く」とひとことでおしまいの二女。
オランダのハーグにあるマウリッツハイス美術館は、ブラジル総督を努めたナッサウ伯マウリッツの邸宅を1822年に美術館としたもので、17世紀オランダ・フランドル絵画の殿堂。
珠玉の名品約800点を所蔵、中でもフェルメールの傑作として知られる「真珠の耳飾りの少女」、レンブラントの「自画像」、フランス・ハルスの「笑う少年」など、オランダを代表する作品が展示。同館の改修によって貸し出しが許可され、約50点の至宝が神戸に。
これらを長女の大学祝いを兼ねて、おまけで二女も誕生日のお祝いという一泊二日の趣向。大阪の妹も呼びよせてまず最初の目的地、ディネをめざすは阪急御影駅。
妹と合流し、駅南口から南下して幹線道路を西へ約200m
住宅地にひっそり佇む小さな喫茶店のようなお店、ここが珠玉の美食を生み出す御影ジュエンヌ、同業者がこぞって食事をしに来るのでもつとに有名。
「神戸なら断然ここ。ギュールもいいと聞きます」と赤本の星の数を迷信する、自身も美食名ライターさんな?妹さんのお墨付き。
ほんとうは芦屋のガーデン付邸宅レストランが第一希望なんだけど、あそこは週末パーティーだらけ。夜景が綺麗な高いビルの・・・・とか別邸風とか・・・・海の見渡せる・・・とか、いまだにおデートなロマンチック系キーワードにとことん弱いイナカモノマルダシですがね。
 
お店の扉を開けると4人掛けの小さなテーブル2卓とカウンターが8席。
想像以上に狭い感じがする。
4人がコートなど預けるのにお店側も客側も一苦労だったが、予約通りカウンターの奧に4人が着席。段取りと予約が早いのでいつも一番な上席になるわけ(笑)。
旅行のときだけ威力をちょっぴり発揮する「まるくんヂカラ」です。
寡黙なマスターとふたりの息子さんとお弟子さん、4人が無駄な動きを迎えて緻密に機械じかけの歯車を回していく。
体裁は割烹風、しかし繰り出す料理は微塵の偽りのないフレンチ真っ向勝負。
タシはこのお店を「真実のフレンチ料理」と呼んでいる。
このお店を知ったのは大阪在住の美人な美食家奥様のブログ。
きっかけまでとってもベタなところがタシの重ね重ねイナカモンたる所以。
このブログに行きついた検索用語は「セイシェル」。以来、旅と食べ好きというふたつの趣味も重なっているのと豪勢な食事の画像と合せコケティツシュでかつ誠実で真摯なコメントに惹かれよく拝読させていただいている。
でもなにより美人なところが一番惹かれるというのもまた隠しようのない事実(笑)。
さてどんどん寄り道しないうちに御影でのオハナシ。
黒ぶち眼鏡越しの目つきがするどいおやじさんにボソッと「いらっしゃいませ」と言われて、意外な気がして嬉しくってもう今日は天国間違いなしと確信した。
そして静謐なコンサートがはじまる。
タクトを振るのはもちろんオーナーシェフ。目配せやひとつの動きにあわせて3人の楽団員が静かに緊張感の張りのある音楽を奏でる。
レストランとはまさしく劇場なのである。
パリ、ランブロワジーの定番を彷彿させる赤ピーマンのムースとトマトのガスパッチョ。
全国の有機野菜を明石蛸、帆立、エビ、〆た鯖などと色とりどりなサラダ。
菊イモのロワイヤルスープ。ココット仕立て。
フォワグラポワレと菊イモのガレット・トリュフソース。
子羊の網焼きロース。
味覚の至福至福至福なのである。
これらのお供が本日無理を言って(あんまり無理言ってないけど・・・お店の方が「原則御断りさせていただいているんですが、どうしてもとおっしゃるなら」に応じただけだけど(笑)。
ヴォーヌ・ロマネに本拠置く小さいながらキラリと光る「エシェゾーの名手」ことドメーヌ・ジャック・カシュー。
ジャック・カシューのフラグシップ・ワイン、ヴォーヌ・ロマネ Grand Cru (特級畑) エシェゾーは、黒果実のような大地由来の複雑で深遠なうっとりする香りを備え、焦点がしっかりした深く奥行きのある味わい、力強くもエレガントで深遠なボディを特徴とするシェゾーの正統派スタイルともいうべき見事なワインです!!ジャック・カシューによるエシェゾーは毎年メディアでの評価も抜群に良い!ジャック・カシューのエシェゾーは、 1.09ha の畑から生産される。
エシェゾー内でのリューディ (小区画) 構成は、Les Cruots (レ・クリュオ)、Les Poulailleres (レ・プーレエール)、En Orveaux (アン・オルヴォー)、Les Champs Traversins (レ・シャン・トラヴェルサン) と4つのリューディに及んでいて、特定の小区画に限定されないこともあり、エシェゾーの特徴を良く捉えた香り・味わいとも深遠なワインを生産している。
妥協を許さない造り手として知られるジャック・カシューによるエシェゾーは、とりわけ評価が高く、このワイン故にジャック・カシューは「エシェゾーの名手」と評されるようになった。
「まず、香りの単語を列挙したくなるほど様々な香りがグラスのあちこちから湧き上がってくる。」(リアルワインガイド誌31号)など、うっとりする香り、味わいは「焦点がビシッと定まり、奥行きがあり、ともかく深い。」(リアルワインガイド誌31号)など深遠、ブルゴーニュの銘酒とも呼んでも過言ではない実に素晴らしいワインです!!
だそうですよ、今日は末っ子みのたんとお留守番だけど奥さん!!かわりにタシがひとりで愛で香り飲んでまいります。
たらふく呑んで食べてまた寒空の下。
元気をいただき、意外やにこやかにマスターとマダムに見送ってもらう。
きょういちにちハッピーなのである。
なにひとつ邪魔のないカウンター越し、作り手と食べてが向き合う姿に娘たちは何を感じ取っただろうか。
帰りながら電話でマダムに伝えた。
「大阪の○○さんのご紹介で。今度来られたときよろしくお伝えください」
寒風の神戸の空の下、大げさだけどなにかが繋がりなにかが伝わったような気がした。
そして今宵、阪神淡路の大地震をはじめ多くの魂の鎮魂を捧げるルミナリエの光と夜と帳にも通じる道なのだと感じながらホテルへ向かう。


ラ・ビオグラフィ La Biographie … 京都 衣棚通  クロ・ド・ヴージョ 2005年 モンジャール ミュニュレ

2013年09月04日 19時25分25秒 | Weblog





「なんで、朝のこんなはよから出かけないかんの?」いつも訝るハニー。
「ひとの緻密な旅行の計画避難する資格あるんか?いつもお気軽おまかせの癖にっ」
「どこ行くんだろかぁ?フア~~。。。。」
「それよりひとが起こして支度せぇいいよんのに、なんで違うこと始めるんぞ?!洗濯やか子どもらにまかせとけ言うたろわいっ#またギリギリセーフでないかい#」
でも、今回は「クルマでトレイン」申し込んでいたから駅前の駐車場に留められるからまぁ余裕かな?発車3分前でギリギリには違いないけど。
「ここ、月決め契約の駐車場よ。一日契約のほうはあっち!」
と真っ暗闇のなかから不細工な熊のヌイグルミを着たような駅のオッサンが叫ぶ。
ヒエェ~~~~。。。。 
「父ちゃん、ちゃんと調べとけっ#先降りて汽車止めとって」
「ムチャ言いよるわ、人身事故でも起こせいうんかっ!」
そんなわけで、いつもどおりお約束の暗澹たるも滑稽な幕開けで、5時26分発岡山経由京都行きの旅はじまりはじまりっ。
今回は嵐山嵯峨野を巡ります。
ベタですね。ええベタですが。
世間一般様の定番紅葉狩りですが、タシら家族は9~11月末まで土日祝日メイッパイ行事続きでこれまで適わぬ幻の旅路でございました。
しかし、ザ・オンダンカのおかげで最盛期は過ぎているもののまだかすかに余韻に浸れる程度の紅葉狩りに預かれるようになりました。
昨年は東福寺へ参拝、いやものの見事な艶やかな絶景つづきでした。
秋の紅葉おこぼれシリーズですなっ。
でも、今年はここ1週間の寒波で状況は微妙。
それより嵐山、何より想像を超えたすごい人出らしい。
今回めぐりたい寺社の紅葉は、JR嵯峨嵐山から清凉寺をさっと流し、宝筐院をじっくり愛で、祇王寺を巡り、二尊院を急ぎ足で回り、落柿舎は塀の外から写真をパチリ、常寂光寺を駆け足で、野宮神社は通りすがりで流し、竹林を抜け、天竜寺は外からチョイ眺めて、ササッと渡月橋へ、とんぼ返りで嵯峨嵐山駅へ。
これら約10の寺社旧跡名所を約3時間で回る予定。
ええ、もちろんデクノボウなお荷物ハニーを伴っての急ぎ足の旅、とうてい自力では無理難題な相談。
そこで活躍するのがレンタサイクル、ママチャリでゴー!でございます。
毎日片道4キロの道のりをママチャリで往復するまるくんには十分果たせるというもの。
問題はわずか500メートルの通勤距離をエスティマで通う「運動不足」という言葉を石膏ボードで固めたようなハニーですな、いずれにしてもいつもかつでも・ザ!モインダイジ・ハニーな図式でございます。
そこで、駅前の「トロッコおじさんのレンタサイクル」も下調べ済。
(ただし、後の祭りで「なんで電動自転車にせんかったん?」と嫌みを言われる始末)
予想に違わぬほぼ完ぺきにスケジュールをこなしました。
その最たる理由は・・・・・・・・・・・・・・・。
紅葉がすでに終えていて、ほぼ落葉巡りであっため(笑い泣き。
トホホホ・・・・・・。
でもはじめてハニーと嵐山嵯峨野を巡り、若き頃のオデート王な感覚が蘇ってまいりました。
20数年前の美女な彼女さんと渡月橋で撮った写真がハニーの被写体とだぶり感慨もひとしお。

ちょっぴりロマンチシズムをうずうずさせながら次に向かう美の饗宴な今回の最終目的ディネは烏丸御池衣棚通りにある「ラ・ビオグラフィ・・・」
当店のHPにはこう掲載されています。「――今日まで、偉大なchef により受け継がれた、技術・精神・美的感覚・哲学などがあるように、次は、私が次世代に伝える義務があると感じています。今現在、表現していることが、次世代によって今後スタンダードになっていれば、これほどうれしいことはないと思います。それがLa Biographie・・・です――」
美食を伝承していく使命感、そんな気概が伝わってくるまだできたてホヤホヤのレストラン。
しかし、京都ブライトンホテルの名店「ビィ・ザ・ビィ」長年けん引してきた腕前。期待大でありまする。
ここにはいつものように我が手法、2本の名醸ワインを宅配で送り済。
今回のライナップは「シャトー・ド・ボーカステル シャトーヌフ・デュ・パプ ルーサンヌ ヴィエイユ・ヴィーニュ ブラン 2000年」と「クロ・ド・ヴージョ・グラン・クリュ・特級2005年 ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ」
それぞれこう喧伝されている。「完璧なバランスの取れた偉大な白ワイン
シャトー・ド・ボーカステル シャトーヌフ・デュ・パプ ルーサンヌ ヴィエイユ・ヴィーニュ ブラン 2000年 は超入手困難なレアワイン!年産500ケースの貴重な白ワイン!平均樹齢75年のルーサンヌ100%!造り手はシャトーヌフの二大巨頭として高い評価を受けるシャトー・ド・ボーカステル!パーカー五ツ星生産者で95点!WS94点!IWC93点!「死ぬ前に飲むべき1001ワイン」の中で「ミディ全体の中でももっとも注目すべき白ワイン」と絶賛!ヒュー・ジョンソン氏も「ルーサンヌを使った素敵な白だ。5~14年寝かせるべきもの」と大注目!公式サイトで「他に類を見ないほど複雑性に富み、完璧なバランスの取れた偉大な白ワイン。魅力を十分に引き出すため5~6年は寝かせてお楽しみ下さい。」と紹介!ハチミツや熟した洋ナシの皮、スパイスケーキやマンゴー、アプリコット、マカダミアナッツの香りを伴う、グリセリンに富んだフルボディで濃厚だが重いワインではない。驚くほどの香味が長く続きます!
ペランさんは、
「ルーサンヌのワインは固有の変化をしますので、覚えておいていただきたいのですが、瓶に詰めて4~5年すると、このワインは閉じてしまいます。この時にワインを開けると酸化したような味わいで、若干色も濁っているように感じると思います。ですから、その期間はワインには触れず、そのまま4~5年寝かせておいてください。10~15年くらい経過すると、ワインはミネラル感豊かで、得も言われぬ味わいになり、その後も、さらに良い状態で熟成していきます。ワインの中のミネラル感はヌフ・デュ・パプのテロワールに由来するもので、熟成させることによって、このワインは本領を発揮していきます」と解説」だそうですよ奥さん!今回はブルゴーニュの白から離れながらもいつもと違わぬ美味しい!の怒涛の嵐まちがいなし。

そしてもう一方の「クロ・ド・ヴージョ・グラン・クリュ・特級[2005]年・ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ元詰CLOS de Vougeot Grand Cru[2005] Domaine Mongeard Mugneret
ブルゴーニュ高級辛口赤ワイン愛好家大注目!飲み頃。5年熟成。バックヴィンテージ!しかも満点5つ星★★★★★年の[2005]年のグラン・クリュ。1620年からヴォーヌ・ロマネ村に居住し、現当主で9代目の由緒ある造り手!寿命の長い見事なワインを造る事で知られる人気生産者からサザビーズのシニアディレクターでMWのセレナ・サトクリフ女史に「チョコレートのような味を帯び、力強さをその内部に秘めている。肉付きが豊かでおおらかな後味がいつまでも漂う」と言わしめたクロ・ド・ヴージョ特級!平均樹齢40~68年のピノ・ノワールを手摘み100%!オーク樽(ヴァンサン氏自らトロンセの森の隣で切り拓いた上質のオーク材を18ヶ月乾燥して造ったこだわりオーク樽)の新樽比率100%で18ヵ月熟成!(モンジャール・ミュニュレの畑は古城近くのメオ・カミュゼの畑にA.ユドロ・ノエラを隔てて隣接する畑と、アンヌ・グロの畑に近い部分の2箇所という好立地)しかもモンジャール・ミュニュレでは'85、'90、'93、'99、'02に匹敵する出来映えといわれる2005。マット・クレイマー氏に「濃厚なクロ・ド・ヴージョは、大変優れている」と絶賛させた、究極クロ・ド・ヴージョ特級!しかもアラン・メドゥのバーガウンド・ドット・コムで驚異の91~93点獲得。カシスリキュールのように糖度が高く、そして甘く豊かな果実味!スパイスの香りが強く、タンニンと果実味のバランスが非常に素晴らしい究極の味わい!の究極フルボディ特級が少量入荷!時間をかけてゆっくりとお楽しみ下さい」
これまた涎がでてきそうではありませんか、奥さん、楽しんでくださいよ、ゆっくりと、ね。

JR嵯峨嵐山駅発12時6分発二条駅12時20分着東西線乗換12時26分発烏丸御池着12時30分お店の前に12時34分。
夏のMOTOIと同じような京町屋造りの家構え、こちらはややこじんまり。
わずか12席の美食の饗宴の幕開けです。
店の前で写真パチリしつつ引き戸を開ける。
真っ暗な店内から現れたのは白い肌が映える京美人!のレセプショニスト。
暗闇にライトがあたりお顔を照らす様は来週行くフェルメールの絵画みたく。
「わぁ!可愛いっ♪」
思考回路が完全にパターン化してきたのが自分でも滑稽なくらい壊れた回路系コンピューターまるくん。
でも掛け値なしカワイイんですからしようがないじゃないですかと自ら諌め。
シンプルなしつらえに清んだ中庭を眺める店内には力強い書画がかけられている。
今回もとっておきの席を用意してくださり、めくるめく口福の連続でした。
アミューズのサブレ
北寄貝のセビーチェ  朝採りラディシュ チーズクロカンとカカオ煎餅 ムースリーヌボンボン 柿烏賊など5皿7種のアミューズ
帆立貝柱 茸の軽いブイヨン ロワイヤル
ウフ・アラ・コック シブレット エピスクレーム メープル
甘エビ セジール・マリエ 胡瓜 キャビア 赤ピメント
五島列島沖鮃 プレミアムセッセンス2010 花キャベツ アマンド 檸檬
ビュルゴー家 シャラン鴨の低温100分グリヤード シンプルなジュ 地野菜
フラマージュ・ブラン 洋ナシ
ブラリーヌ ナッツのカラメリゼ ヌガーグラッセ カラメルラクト
カフェ ミニャルディーズ
おいしいの魂の連続でした。
そして、初々しい美女もたっぷり愛でさせていただきまして。
ほろ酔いも加勢し今ディネの口癖は・・・・・。
「若い頃のハニーにそっくり!」
ちょっとイタイ系ですが、なにか(笑
幸せな時間を過ごさせていただきました。



motoi  モトイ 京都 町屋フレンチレストラン / ラ・グランド・リュ 2005 フランソワ ラマルシュ

2013年08月30日 19時42分53秒 | Weblog





「遅うても8時半には出発ぞ」
「はいはい・・・・・・・」
で、なんで8時半まで最上階の大浴場でゆったり寛いでいるのですかね?ハニーちゃま(弩
毎度毎度な逆源氏絵巻を見せられながら、めざすは源氏物語の舞台、宇治です。
京阪本線9:05分北浜発の段取りがお約束どおり計画遂行が大幅にずれ込みそうな予感。
ただし気にはすまい、今日は予報がはずれてとびっきりの快晴。
気分上々、参りましょう。
夢の浮橋、さわらびの道、宇治上神社、宇治神社、朝霧橋、喜撰橋、平等院、本当に夢の浮橋にたたずむような夢心地にさせてくれた宇治の町。
その二日後に甚大な大雨被害に見舞われたことをニュースで知る。
当日の足止めの新幹線で知った東海地方といい、被災された皆様におかれましては衷心よりお見舞い申し上げます。
おもいかえせばハジメに伺ったときも、あの東日本大震災の直後で、後ろ髪引かれる思いながらも自然とひととの関わりを学ぶため子どもたちと訪問を強行しました。
今回もまたひとつ喜びと重ね合う悲しみを学びました。生きる、ってことを。
平等院の予想以上の麗しさに酔いしれ予定もさらに遅れJR宇治駅に12:09分。
すでに大幅な遅れは取り戻す余地なし、ここで本日お邪魔させていただく本日のレストランmotoiへ電話を。
応対したのは春のウグイスのようなうららかな声が受話器越し。
とても透き通ったお声は名乗った名前からマダムに違いない。
彼女にあるお願いをする
「お送りさせていただいているワインのうちコント・ラフォンのムルソー・シャルムがあるのですが、このワインをそろそろ抜栓しておいて欲しいんです。花開く前にいつも呑み乾してしまうものですから(笑)。状態によってはデキャンタージュしておいてください」
自宅から送ってある2本のワインのうちのひとつ。
「――ムルソーの双璧を担うコント・ラフォン!

ムルソーの最も偉大なプルミエ・クリュと言われる「シャルム」の畑!

ドメーヌ・デ・コント・ラフォンは言わずと知れたムルソーのスぺシャリスト。
世界の白ワイン、トップ生産者10傑(2006年『デキャンタ誌』においては第2位)に入り、ムルソーのもうひとつの巨匠、コシュ・デュリと双璧をなしています。

現オーナーのドミニク・ラフォン氏は4代目。
父ルネ氏の代で名声を不動ものにした後、現在のドミニク氏の代では、
醸造テクニックに偏っていた古い手法から一新しました、
新しい醸造技術を取り入れるとともにブドウ栽培にも重きをおき、大きく飛躍。
ムルソーの造り手たちの指南となったのです。
その功績はムルソー全体の評価を高めたといっても過言ではありません。

ビオディナミ(有機栽培)を実践し、収穫を最小限に抑えることで非常に高品質な葡萄を育て、
瓶詰めまでの間、澱引きや濾過を一切行わないという製法で、
非常に濃密で芳醇な白ワインを作り上げています。

シャルムはペリエールと双璧をなす素晴らしい畑。
最も南寄りの「シャルム」は急勾配にあり、豊満でわかりやすい。
ブドウが良く熟すため、常にパワフルなスタイルになりますが、
決して「ただの重たいワイン」にはなりません。

豊かな果実味と、しっかりとしたミネラルからくる堅牢さを兼ね備えているワイン。
ナッツやバターのようなアロマと、、キレの良いミネラルが完璧に調和しており、
最後まで果実の味わいが感じられる余韻もあります――」
だそうですよ奥さん!今日も今日とて心して呑んでくださいよ!
12時半入店の予定が1時過ぎ。
この間、マダムから着信「迷ってたりしてませんか?」などとお気づかいいただきご尊顔を拝見する前から大ファンに。
レフェルヴェソンスの○○○チャンと双壁、東西対決や~(例えが激違#
京都市役所前地下街を歩きに歩き、御池中学を経て、のはずが一本道間違えなんとか修正し、めざす町屋レストラン。
呉服屋さんを改修した180坪の大レストランです。
門ののれんをくぐり、引き戸から覗いた玄関に佇む、はんなりした品のある笑顔の菩薩さまとご対面。
「まぁ~なんてお綺麗なっ♪」
それってデジャビュ・・・・・・・・・・・・・昨日と全く同じだな(笑
いや、いつでもかつでもこのパターンだなっ。行動体系、薄くってゴメンナサイ。
ハニーに「トイレお借りしたら?」と勧めて彼女がいない間、間を持たせるつもりで激写しまくりも、昨日と同じ手だなっ(笑
今日は今日とてスペシャルに、奥の蔵を改装した個室を予約済です。
梁のある高い蔵の幻想的な雰囲気と卵をかかえるイグアナドン君とよく合います。
「あの・・・・・これはなんでございますか?」と支配人。
そう、今日もお伴は恐竜君たち♪
料理に合せてワインを選ぶのではなくワインに合せて料理を店を選ぶトコトン自己流まるくん。
いやもっといえばコレクションの恐竜フィギアに全てを合せてるって噂もチラホラ(笑)。
ムルソーにつづきお願いしてある赤ワインはこちら。
「―――ロマネ・コンティとラ・ターシュ。どちらもワインファンなら一度は飲んでみたいと憧れる超高級ワインですよね。本日は、そんな憧れの特級畑に挟まれた抜群の区画で造られる特級ワインを入荷することができました!
この地球上でもっともぶどう栽培に適した場所で造られるロマネ・コンティは、誰もが「世界最高」と認める特級ワイン。
ロマネ・コンティを取り囲む畑もぶどう栽培の条件はほとんど同じですから、全て特級に格付けされています。中でも毎年ロマネ・コンティとトップの座を争うほど高い評価を贈られていて人気も急騰しているのがラ・ターシュ。
そんな、ロマネ・コンティとラ・ターシュに挟まれた絶好の区画から造られているのが、本日ご紹介するフランソワ・ラマルシュのラ・グランド・リュ。
こんなに素晴らしい場所で造られたワインなのですから、グランド・リュにも人気が集中するのは当然ですよね。あれよあれよという間に、ついに3万円を超えてしまいました。
ロマネ・コンティの真隣という、これ以上ない条件を持った特級畑なのですから3万円でも安いくらいなのに、1万円台で手に入るなんて、これはもうお買得を超えて「破格」ですね。
口に含んだ瞬間に一気に広がるパワフルなフルーツの風味や、ビックリするほど深みのある味わいは、さすがはロマネ・コンティ真隣にある特級畑ならではの風格。
タンニンはとても力強いのに果実味に完全に溶け込んでいて、少しもザラついたところがありません。ワインがスルリと喉を通り、ジンワリと全身に染み込んで行く様子は見事としかいいようがありません。
飲み込んだあとには豊富なミネラル感が顔を出し、驚くほどエレガントな余韻がいつまで続きます。ひと口飲むごとにこのワインの深い味わいに、どんどん引きこまれてしまうんです。
どれかひとつが突出することなく、お互いを引き立てあいながら絶妙に絡まりあう美味しさは、まるで「完璧な球体」と呼ばれるお隣のロマネ・コンティのよう―――」
どうですどうです?奥さん完璧っ!でしょ?

丁重でソフトな支配人のサービスと笑顔絶えないマダムの心配り、そして心身ともに充実(?)気鋭のシェフの優しくも力強さのある、今日の選択ワインにピッタリのお料理の数々。
そしてこの優雅にして雄大な箱と合せて、すでに風の便りでの評判以上の風格もある、日本屈指のレストランになるのは間違いなし、太鼓判いくつでも押せますが?
めくるめく至福の料理=空間ですよ、ここは。
なにもかもがアタシのなかであっという間にナンバーワンになりました。
まるくんのフレンチめぐりここにキワマレリ、完結編のようです。
また何度も来よう!あれ?どこかでも言ったっけ?(苦笑w
結婚記念日のハニーはブーケまでいただき嬉しそう。
痩せればもっと似合うのに、アザミに、とまるくんはちょっとだけ不機嫌(笑)。
蔵をでて鮮やかな白・紫の蘭やトルコキキョウの花がほころぶダイニングを覗かせていただく。
今日からだという初々しい新人のコミ・デ・ランのお姿も。
「まぁ、かわいらしい、お嬢さんですか?」
「いえ違います(笑)」
これも、出会い、再訪したときの彼女の成長ぶりがまた楽しみだなっ♪
また、嬉しい楽しみができました。
旅は青空。
すがすがしく皆さんとお別れをし、また大汗かきながら今度は伊丹まで末っ子おんとし3歳のみのたんをお迎えに大忙しの旅ですっ(涙目


レストラン ヴァリエ varier 中之島 / クロ・ド・ラ ロッシュ 2000 ドメーヌ・ポンソ

2013年08月19日 19時03分34秒 | Weblog


暑いですね2012夏オオサカまでもっ。。。。。
今回は、愚息お兄ちゃんまるくんが伊丹の従兄たちのお家へ夏休み旅行にでかけるのに「末っ子おんとし3歳みのたんも一泊だけお伴でお預けする」ことで活路をみいだし(?)ハニーと一泊二日京阪神美食の旅、またまたで股も裂けそうです。
 2週間前の二女との東京旅行とほぼ同時並行に2ケ月前から計画していたため忙しかったことなんの(笑w
この間、東京大阪ともに計画倒れ=泡となって立ち消えたお店・レストラン数知らず=ご縁がなくてごめんなさい=お眼鏡に適わなくってごめんなチャイナ。
午後2時前のJRに飛び乗り新神戸で息子娘と涙涙の別れ(大嘘)、のあと再び新幹線。
「あれ?さっきののぞみ、まだ止まっとる」
「え?なんでだろ。まぁええわ乗ろ乗ろ」
「なんかあったんだろか?」と訝るハニー。
タイミングよくアナウンス。
―ただいま情報によりますと名古屋・安城間で1時間に100ミリを超す猛烈な雨のため新幹線運行を見合わせております―だと・・・・。
「やれやれ、危ない危ない」
というのも、この新幹線で新大阪まで行き、梅田乗り換えで阪急線武庫之荘駅まで連れて行く予定だったのが先方の都合で新神戸に降ろす、と昨夜急遽変更されたわけ。
つまり、武庫之荘の予定どおりだと大幅に遅れてしまうわけで、アナ恐ろしヤ。
結局車中で1時間待たされて、新大阪到着5時過ぎ。
慌ててホテルで荷を解き、向かうは中之島。
いつもの「Uチャン♪」はまたまた浮気してパス(もう行くこともないかも~~、あっ!でもシャトー・ラフィット・ロートシルト2001とガングロフ・コンドリュー2009を人質#違#預けてるのだった・・・・・)。
今宵は「ヴァリエ」
ベルナール・ロアジスの美食を継承した新古典主義的な正統フレンチです。
楽しみです。
肥後橋から4番出口、渡辺橋へと向かう中之島を歩き堂島川沿い、立派なビルが立ち並ぶなかひときわ荘厳なギリシャ・イオニア様式の列柱にビルが映えます、ダイビル。
いつもと違いややキンチョー気味。
美しいモダンなロビーからエレベータにて2階の奥まった重厚な扉がまたキンチョー度増し増し。
ドアが自動ドアなのはなんとなく判っていたので立ち止まり、ウィ~ンご開帳を待つ。
開けゴマの瞬間、口にしたのは・・・・・・。
「まぁ、なんてお美しい」
はじまりましたいつものまるくん節ナニワ節っ鬼わ外っ。
綺麗なレセプショニストいじり開演です。
いや、実はいじられてんのはこちら側か?(笑
スレンダーで小顔でネコちゃん系の綺麗なお姉さんに秒殺です。
これだからおいしいレストラン巡りはやめられません、こっちもすごく御馳走!(違!
「私よりもお店を撮ってください(笑)」
とたしなめられつつもお姉さん撮りまくり、ハニーも横にし・・・・・。
「なんだか、ボーリングのピンと天使の羽毛だなぁ~(笑)」
うまいこというね、まるくん、あいかわらず、って感心してる場合かハニーよ!
マックス越ではないかい?痩せる努力ちょっとはせ~~よ!(弩)
「そうそう、アンタ、先にトイレ行ってきたら?」
で、お姉さんとしばし話し込む。
「暑いよね~。バターになりそうよね~~」
東京と同じや(笑)。
案内された今宵の席は堂島川を望む窓際のカップル席。
リクエストってこともあるんだけど、あいかわらず特等席です。
ガニェールもロブションもトロワグロもハジメもアキュイールもユニッソンもフジヤも
ナリサワもリルもレフェルヴェソンスもいつも奥まった所にある落ち着いた丸テーブル&良い席。すっごく早くから計画するもんだから(笑)。
「ちょっと若いカップル向けだけど、まいいか(笑)」
今宵の美食はハニーにはスペシャルメニュウ。
アタシは良質なワインがお伴で十分ニコニコ。
今回持参したのはドメーヌ・ポンソさんのクロ・ド・ラ・ロッシュ2005 ヴィエイユ・ヴィーニュ。
これは美味しいこと間違いなしっ!

「―――2005年最高のワイン「クロ・ド・ラ・ロシュ VV
「クロ・ド・ラ・ロシュ VV」。約17ヘクタールあるグランクリュのうち、ポンソは3・4ヘクタールと最大の所有者である。ポンソがこのクリュから偉大なワインを生産したことで、地味なイメージのあったモレ・サン・ドニ村に光が当たったといってもいい。ルロワやユベール・リニエ、デュジャックらほかの優れた造り手も手がけているが、やはりポンソ抜きでは語れない畑だ。 「さて、これが05年で最高のワインだ」。ローランが笑いながらグラスに注いでくれた。色合いは先ほどの2つより濃いルビー。ブラックチェリー、甘草、生の牛肉のゴージャスな香り、太い果実と突き抜けるミネラルが口中を満たす。シャンベルタンの強さとボンヌ・マールの優雅さを兼ね備えた壮麗な構造。ローランによれば、アルコール度は15%を超すというが、きれいな酸と深い奥行きがあり、重さを感じさせない。当分は口をきけないほどの長い余韻。50年を超す樹齢とヘクタール当たり20ヘクトリットルを切る収量の賜物だろう。妥協なきブルゴーニュの金字塔だ。「これは完璧なワイン。偉大なワインを造るのは人間ではない。自然だ。ワインを説明するのは私の仕事ではないが、あえて語るとすれば、クロ・ド・ラ・ロシュはいつも野生のチェリーの香りがする。アリストクラティック(貴族的な)ワインだ」確かに言葉はいらない。飲めばわかる。「05年で最高のワイン」と言い放ったのは誇張ではない。後になって評論家の評価によって証明されたのだ。米国の評論家のステンファン・タンザーは最近の「インターナショナル・ワイン・セラーズ」で95~99点という最高に近い評点をつけた。エレベーターでビンを熟成している上の階に昇る。ローランがカギを入れないと動作しない仕組みになっている。盗難を防ぐためだという。80年代からの貴重なボトルが無造作に置いてある。話題を呼んだ2003年の「クロ・ド・ラ・ロシュ VV」のマグナムも目にした。ロバート・パーカーが99+点をつけて激賞したワインだ――――」
だそうですよ、今夜も貴女に虜っ!ではなくてポンソさんラブ。
ハニーも「いままでで一番おいしい」
ラターシュ1994年、グラン・エシェゾー2005(ルネ・アンジェル)さんも超えました。
「文句なしうまいっ!」
ブルゴーニュのワインって、ビロードのようになめらかで艶があり甘さすら感じる。
そしてお店のリストで頼んだワインはこちら。ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ “スー・ル・ピュイ” 1999年 ルイ・ラトゥール社 (フランス・白ワイン)
「――――高級辛口白ワインの代表格!ジャッキーリゴー氏が「偉大な年であり、優れた造り手のところでは例外的な年」と絶賛する1999年!家族経営を200年以上貫くルイ・ラトゥールのピュリニー・モンラッシェ一級!マット・クレイマー氏は、「端正を失わない。酸の強さは目印に等しく長命である。引き絞った弓を思わせる味わいは、またとないものだ。」と絶賛!一級アモード・ブラニーに近接!モンラッシェ特級より標高の高い北側の山の斜面にある一級“スー・ル・ピュイ”!当初は緑がかった黄金から、壜の中で熟成するにつれ華麗な黄金色に深まっていき、味わいは年月とともに奥行きと複雑さを備えていく。蜂蜜、アーモンド、サンザシ、桃に加え、シダの香りが特徴的!秀逸なキメを持つリッチな味わい!ルイ・ラトゥールならではの洗練された引き締まった作風を思わせる逸品――――」

これも期待大ですよ奥さん。
随分ピュリュニー・モンラッシェ村のグラン・プルミエ・クリュクラスも制覇してきました。
今宵もこれらに抱かれた夜に乾杯っ!

アペリティフの伴侶 アミューズ

Suprise de Foie gras Porto et de Figue
ポルトルビーで包んだムース フォアグラ
いちじく キャラメリゼ エピス風味
● ●
Oeuf Frit & Noix de Saint-Jacques juste Saisir Mousse de Salsifis en Casserole
ココットでゆっくりエチュベした牛蒡のムースリーヌ
帆立貝のセジールとフライエッグ
● ●
Ailerons de Volaille Farcis,Consomme de Boeuf et de Purre de Haricots Blanc
ビーフ コンソメゼリー 白隠元豆ピューレ ハーモニー
手羽先 コンフィの詰め物とマッシュルームの軽いエキューム
● ●
Sélection de Poisson ( Selon le Marché )
お楽しみ お魚料理
● ●
Tian d’Agneau á la Menthe poivre japonais
仔羊のティヤン(プロヴァンス料理) ミントと有馬山椒の香り

● ●
Avant-Dessert
お楽しみの小さなデザート
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La Grande Assiette de Dessert
桃のカクテル ベリーニ “ヴァリエ”
● ●
Mignardises
小菓子


レフェルヴェソンス L'Effervescence 西麻布 口福行き 劇場レストラン

2013年08月14日 18時44分09秒 | Weblog





「もしもし、すみません。7月○○日、日曜日のお昼2名ですがお席どうでしょうか?」
「はい、ご用意できますが、何時にご予定でしょうか?」
この瞬間、身が震えるような感動を覚えた。何故ならどんなにすぐれたレストランで、どんなに類まれなレセプショニストを配しようとも「少々お待ちください、ただいまご確認いたします」の対応から入るのが常道なのに、朗らかで健康的で知性を感じさせ澄んだ声の持ち主は即座の応答である。
閑古鳥が鳴くそこんじょそこらの都心のレストランではない。
シェフはミッシェル・ブラスで素材の扱いを学び、ファットダックで化学的調理のアプローチを学んだ新進気鋭の若手で、サービスにも定評のある都内屈指のガストロノミックを楽しめる予約困難な店である。しかも晴れの日の利用が多い週末だというのに。
私はこの優れた女性ともっとお話がしたくてその日は嬉々として電話を切った。
そしてしばらくたってからあらためて確認の電話を入れた。
幸福な時間は壮大なシンフォニーを奏でながらなお続いていくのだ。
「お忙しいところすみません。7月の○○日に予約させていただいている○○と申します。ちょっとご確認いただけますか?」
「いえ、とんでもございません。○○○さまですね、ありがとうございます」
また即答である。一体どんなシステムになっているのか、彼女の思考回路がどんな構造なのかワクワクドキドキ嬉しい悲鳴をあげつづける。
「実は2点ほどお願いがございまして、当日は娘と2名でお邪魔させていただくのですが、彼女の誕生日が近いもので・・・・」
このとき声にならないような声で「わぁ~~~♪」と祝福するかのような感嘆が届いた。
向日葵が咲きほころぶ丘の上に一本の大きなポプラの木がある。そこにはブランコがありこれを漕いでみると眼前に紺碧の海と青空が水平線に溶けるような色合いをみせ、心地よい貿易風が身をやさしく包んでくれる。
彼女の声と仕草に、そんないつまでもそこにとどまりたい幸福感があった。
「で、なにかお祝いのオプションがございましたらご対応願いたいのですが」
名前付きのプレートでお祝いしてくれるのは事前にリサーチ済である。
彼女は懇切丁寧に説明して名前を確認してきた。
「○○○ちゃんですね。おめでとうございます」
そして次である。
「お昼のコースの『おでかけ』は二人、テーブル同じで注文と伺っているのですが、素材によってお皿を変えるとか、また『寄り道』と『牧場』をそれぞれお願いして、プラスαでおでかけメニュウからも追加とかは可能でしょうか?」
「こちらにつきましてはシェフとご相談させてください――――」
ひとまず電話を置く。
午後一番、彼女から(お店から)の電話が鳴る。
「シェフも喜んでご対応させていただくそうです。――娘さんのお名前が○○○さんですが、私名字が○○○です。よろしくお願いいたします――」
「お綺麗なお声で、やさしいご対応ありがとうございます。○○○さんのお声なら毎日聞いていたいぐらいです」
「そんな・・・・・涙がでそうになります」


そしてついに向かえたスカイツリー&花火大会&東京フレンチレスラン巡り、二女と3日間限定の(?)おデートも最終日。
今日を迎えるまでに私は世界中の美しい港を巡りながら旅しているようなウキウキワクワクした幸せな気分のまま旅する時間を過ごした。
昨日は、オーベルジュ・ド・リルでの素晴らしい心地のひとときを過ごしたほろ酔い気分のなか銀座の「フェルメール光の王国展」に向かう電車の車中に予約確認の電話が鳴った。
「おひさしぶりです。○○○さんにお会いできるのがとても心待ちです。なんとか一番に入店しようと思ってますので○○○さん、お店のドア開けてくださいね♪」
隣で娘が大笑いしている。
地下鉄のなかでいったんとぎれた電話を銀座の歩行者天国の路上入れた。
「―――ところで○○○さん、ワインにはお詳しですか?」
「いえ、ワインのことでしたらソムリエとご相談させていただければ」
「いえ、いいんです。ちょっと控えてくださいますか?言いますよ。サヴニエール・クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン 1996年。ニコラ・ジョリーというロワールの優れたドメーヌのワインがお店にたぶんあると思うのですが、これは10年熟成していてなおかつ抜栓しても2・3日後が呑みごろとよく言われているのですが、これを今晩からでも開けて置いていただけないかソムリエにお伝えください。まぁ、だいたいが管理上責任もてないのでお客の顔を見てからでないと、断られるんですが・・・・・」
ニコラ・ジョリー/サヴニエール・クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン1996年
二女の生まれ年のワインだ。お祝いにふさわしい。
「――シャトー・ディケム、DRCモンラッシェとともにフランス5大白ワインと呼ばれ、あまりに有名なこのワインは、世界中に熱狂的なファンが多く、そのあまりに衝撃的な味わいによって、ビオディナミと呼ばれる自然派農法に疑問を持つ多くの生産者をその気にさせ、自然派農法を瞬く間に世界中に広めた立役者!それもそのはず、フランスが誇る銘醸畑のクレ・ド・セランはシトー派修道僧により12世紀に植えられた由緒ある畑で、800年以上もの間ブドウ栽培が行われています。ニコラ・ジョリーが単独所有する畑で、南向きの急斜面で、平均樹齢は40年以上、一番古い樹で80年になります。馬を使うかもしくは人の手によって耕しています。まず、驚かされるのがその琥珀がかった美しい黄金色。そしてグラスから立ち上がる圧倒的ボリュームのバニラやアプリコットや洋ナシなどの複雑な果実の凝縮感。厚みのあるミネラル感、存在感のあるエネルギー感のようなものすら感じられます!
これまでの白ワインのイメージを覆すほど、複雑で甘美な香りに飲む前からうっとりです。味わいもまだはつらつとしている果実味の凝縮感もありますが、カラメル状のリンゴのような濃厚な味わいは非常に豊かにニュアンスを変え、ビロードのような滑らかさをたたえます。いきいきとした力強い酸味、厚みや奥行きのある高いミネラルをあわせた骨格に支えられて非常に複雑に長く持続する余韻がなんともいえず、力強くもありますが、同時にエレガントに続きます――」
まぁ、どうしましょ?奥さん、ここまで絶賛されるワイン、ブルゴーニュではなくコート・デュ・ローヌの小さな一角に隠されているのですよ。そして1996年は二女の誕生年という物語付である。
その日の夕刻、築地から出航して隅田川花火大会をクルージングしながら観覧するというなんとも分不相応な身に浮かれている最中、またお店から電話が鳴った。
○○○さんだとばかり高揚感が最高潮に達して電話をとると聞きなれない声だった。
「私、レフェルヴェソンスの○○と申します。お申し付けのワインたしかに抜栓させていただきました。確認したところ少し酸があるようなのでデキャンタージュさせていただいてよろしいでしょうか?」
○○○さんの偉大さをまた知った。
その夜は隅田川花火大会どころでなかったし、嬉しくって会いたくってほとんど眠れずに夜を過ごした。

青山フラワーマーケット本店でブーケを4つ、前日予約している。
女性スタッフは全部で4人いると○○○さんから聞いている。
もうひとりのレセプショニストがとびっきりの美女だと風の便りで既に知っている。
数々の訪問履歴の声によって。その声をいくつか紹介しよう。
―エントランスには二人の女性 共に美しい二人の女性が素敵な笑顔で迎えてくれる―
―フロントの女性はモデルのような美人―
―受付ではモデルのような美女が迎えてくれます―
―それとなくお顔をみるとムチャきれい―
―予約の時点ですばらしい気配りを感じさせる女性 イメージどおりきれいな方―
―レセプションの女性二人はモデルのような美女でした―
―受付のお嬢さま方の美しさにウットリ―
―高原で育った野菜のようにまっすぐに明るく朗らかで知性のある健康的な雰囲気―
ざっと列記してみるとこのように賛辞の嵐である(笑)。
でも、直感で大部分は彼女を差しているのではないような気がした。
最後の紹介は今年7月の記述であるが、これは○○○さん、そのもののような気がした。
ヒントは簡単に隠されている。それは役割分担だ。
レセプションには二つの顔があるのだ。知性と朗らかさが必要な電話対応と美貌と笑顔を兼ね備えた来店者の出迎え。
原宿で買い物を済ませた二女と神宮前原宿駅前で待ち合わせし、タクシーで高樹町へ向かう。表参道どころか東京を車で移動なんてはじめてに近い。
この暑さに加え、超汗っかきなので嫌われたくないしっ(笑)。
店の前ではなく、わざと50m手前の向かいのお寺で降ろしてもらい、ゆっくり店に向かう。
緑に包まれたエントランスの緩やかな階段を5段上る、もったいぶってゆっくりと。
手には地方の空港で慌てて買ってきたじゃこ天、もう片方は4つの種類の異なる花束が入った手提げ紙袋ふたつ。このうちのひとつ、向日葵を中心としたブーケを○○○さんに手渡そうと決めてある。光り輝く太陽に真っすぐ伸びる向日葵が彼女のイメージだ。
ドアの前に立つ。拭いさったはずの汗がまた額からしたたり落ちる。
ドアが開いた。
長身でスレンダーな美女がとびっきりの笑顔で出迎えの挨拶を交わそうとする。
その瞬間、私はさえぎるように「○○○さんはどこですか?」そう問うていた。
彼女が店内に戻り、入れ替わり忙しい最中でも無理に促されたのかその姿を現した。
太陽に向かい、それでいて自身もがとびっきりの輝きを放つ向日葵が。
彼女の美しい笑顔を見た瞬間、私の胸一杯にも向日葵が咲きほころんだ――――。


オーベリュジュ・ド・リル・トーキョー 西麻布 白亜の邸宅 絢爛豪華なフレンチレストラン

2013年08月10日 18時45分46秒 | Weblog



お暑うございます、2012トーキョー。。。。。
アタシの頭もキンキン熱いです、たまった垢は厚いです、ええ人望は厚くありませんし徳も篤くありません。そんなゴロ合せはど~でもええとして、暑いですねっ!(弩“)
今日は大学受験を控えた長女(そんな家庭状況&家族構成なのに旅行三昧とは鬼親子か?)から二女に急きょ買い物指令が入り、六本木の新国立美術館見学をとりやめ渋谷ヒカリエです。
長女の土産指令・・・・パジャマのようなタオル地のパーカー@@
はぁ?なのです。ノンノやらなにやらファッション雑誌を部屋ぢゅう散らかしながらファッションにご注進なのにこのセンス、あきれてチチダンマリです。
そこが背中をピシッとし鳩胸を突き出し、腰を振りながら渋谷のスクランブル交差点を大きなサングラスをして堂々闊歩する二女と大きな違い。←それはそれで、これも考えもんですが(汗。。。。
渋谷ヒカリエの美女づくしの店員さんたち(マヌカンとはもう言わないんでしょ?アタシらの時代はそう呼んでたけど(笑)を物色(違#)しつつ、とっとと買物済ませた二女と40分で渋谷ヒカリエを後にし、向かうはやっぱり六本木。
今日は11時に入店しなければならないのです。なんでって?キーワードは白亜の一軒家レストラン、内装はエリザベス朝時代を彷彿させるような絢爛豪華な広々とした店内、各種サロンあり、ウェイティングルームが充実、とならばそうですよ、若奥さん!結婚式にピッタリなのです。なので、週末だからして3時から貸切パーティー予約があるらしく、ランチの客は前倒しで11時入店13時30分には強制退席なのです、本日。
昨日のナリサワと日程入れ替えも考えたけど、こちらは2ケ月前ネット予約してるんで上席には違いないと、このまま突入を試みることに。
なので、今日はホテルで早朝4時半にはドンベエの天ぷらソバ啜ってまふ(笑
ご存じでしたか?東日本と西日本ではカップメンのお味が異なります。しかも西日本の粉末スープと違いこちらは液状スープで七味つき、濃厚派のアタシとしては断然こちらがおいしい。まずは汁にひたさず齧る天カス揚げのおいしいこと、スープにひたしてどんどんお味の変化も楽しめますしね、今回東京滞在で一番おいしかったのはこれからも(爆笑w)朝からブラックニッカが進みます♪え?なんです?
さて、六本木駅からヒルズを横目に六本木通りを西麻布方面へ、しばらく歩き閑静な住宅街のなかに突如そのお城風邸宅はあります。わりと小さめで意外ではありますけど。
昨日のナリサワと同じく「バターになりそうです」とレセプショニストにセリフを吐き、ファッションピンクな待合室にて待つことしばし。「ではご案内します」と、とびっきりの笑顔が愛くるしいコミ・デ・ランの女性にエントランスの扉を開けてもらうとそこは優美な非日常の空間請け合いです。ゆるやかならせん階段に誘われ優雅に時が流れる華やかなメインダイニング。豪華なシャンデリアとらせん階段を眺められる一番奥の丸テーブル。背後には豪奢な大きな鏡が映えます。想像通りのうっとり感にジブンの天の邪鬼さをすっかり忘れさせられる気分(苦笑)。
今日も良い席に恵まれジブンの徳の篤さに感心しいり(勘違#)。
なんせ今日のために特別メニュウを事前にアポイント済。
今日は時間の関係でアラカルトはなし、ランチコースの2種のみと申しつけられたが、そこは特別仕立てでなきゃ納得いかない食いしん坊まるくん、ただではころびません、お金払ってくれれば何度でもころびます(違うし)。

二女のコース
アミューズ・ブーシュ
フォアグラのメダイヨン パイナップルのコンフィー
パッションフルーツの香り
カジキマグロのロティー プロヴァンス風
プレデセール
マスカルポーネチーズとグリヨットのムースリーヌ
ハイビスカスのソース
カフェ 小菓子
これのうち、カジキマグロをスペシャリテ・グルヌイユのムースリーヌ‘ポールエーベルラン’に変更
それとデザートを同じくスペシャリテ「ペーシュエーベルラン」に変更
まるくんのコース
アミューズ・ブーシュ
グリーンアスパラガスのヴルーテ ホタテ貝のクネル
地鶏腿肉のクルスティヤン
《オーベルジュ・ド・リルのスペシャリテ》
いろいろな部位を使った豚の一皿<スタイルシュークルート>
プレデセール
ショコラとバナナのサンドイッチ
バナナのアイスクリームと共に
カフェ  小菓子
これに、冷菜 《オーベルジュ・ド・リルのスペシャリテ》鵞鳥のフォアグラのテリーヌ オーベルジュドリル風を追加
カンペキですっ!
昨日はナリサワの料理に「ここは何料理屋さんなん?」と真顔で尋ねた二女も、顔を紅潮し高揚したのは言わずモノがな、ここはいたくお気に入り。
「ここドラマで見たことあるわ」
「ほうほう、GTOやったっけ?」
「全然違うしっ、なんかキムタクの・・・・・」
「ああ、弁護士の?」
「違うし」
「華麗なる一族のそのあとのTBSのドラマだったっけ?」
「ほうほう、それよ!」
「なかなか名前浮かばんな」
名前が浮かばない・・・・最近とみにその傾向が強くなってきているアルツハイマー予備軍まるくん、なのである。
しかし、加齢とともに地名人名件名が浮かんでこないばかりではなく、これまでのアタシの健康への過剰な配慮が影響しているかもしれない。
アタシは幼少のみぎりより健康の留意に努めてきた。特に脳への健康。
なるべくなるべく脳みそを使わずに小学生時代から過ごすよう努めてきた。
おかげで算数や数学の点数がゆで卵チャン♪だったのも一度や二度ならず、母は号泣し父は激怒しながらも、それでも健康への配慮でアタシの脳みそ使用頻度は極端に少ないまま歳月送るだったの、エッヘン!ケンコウバンサイ。
よくもまともかどうかはともかく社会人になれたもんだと今更ながら呆れかえりやや後悔もしてますが、なにもう脳みその活性化は不可能です。
でも二女のために後日調べました。
木村拓哉と篠原涼子の「月の恋人」フジの月9らしいです。
ええ、全然記憶にないですし、知りませんっ。
それよか、この豪華な世界に身を委ねてみましょうよ。
今回お伴した恐竜たちにメーテル・ド・テルもえらくお気に入りで。
「私の息子も恐竜大好きなんですよ。幕張でぜひお会いしましょう」
「これまたお皿にあってますね~。ここはこう置きましょうか」
といちいち講釈に二女もオオウケです。
それにしてもセンスですね、どのお店にも今回恐竜たち見事なコーディネート。
実はこれが一番やりたかったこと!“っていう噂がもちっきり(違”
さ、今日のワインは当然、アルザス本店の三ツ星レストランに敬意を表しアルザスで
しかもスペシャリテの鵞鳥のフォワグラを頼んでいるのでスィート系で。

「ドメーヌ・ヴァインバック / ゲヴュルツトラミネール グラン・クリュ フュルステンテュム キュヴェ・ローランス 2006」
「1612年にアルザス地方カイゼルベルグ地区にカプチン派の修道僧達によって創立された、「ワインの小川(Wach)」という意味の名前を持つドメーヌ。醸造所はアルザスで最も有名なグラン・クリュ畑のシュロスベルク(城山)の丘の麓にあります。
1898年にファレール家の所有となり、二代目にあたりアルザスAOCの認可に力を尽くした名手テオ・ファレ-ル氏に引き継がれました。彼の亡き後、1979年からコレット夫人と2人の娘カトリーヌ、ローランスという3人の女性によって運営され、現在は長女のカトリーヌがドメーヌ運営全般、次女のローランスが栽培・醸造を担当しています。
ナチュラルな果実味と繊細な味わいで、“クラスマンで三ツ星”、“ワイン・アドヴォケイトで五ツ星”と、共に最高ランクに評価され、その名を世界にとどろかせています。
1998年より一部ビオディナミを導入し、2005年ヴィンテージから全面実施。栽培面では自身のドメーヌの有機栽培の葡萄を100%使用。除草剤、化学農薬、浸透性農薬は一切使用していません。アルザスの認定産量を大幅に下回る産量に抑え、最適な熟成時期に手摘みで収穫。辛口ワインでもボトリティス菌が付くことで、ワインの香りの複雑さや骨格が強化されます。
 醸造面では、継続的に注意を払いつつも、介入は最低限に抑え、個々の葡萄やテロワールの表現を最優先。やさしくゆっくり圧搾し、 1500~6000Lのオーク古樽で発酵。ゆっくりと長く発酵させることでワインの複雑味や深みが増すため、天然酵母のみを使用。」だそうですよ、奥さんっ、甘い~~ハニーなワイン♪心してのみましょう、一滴もこぼさずにね、あ!?今日も呑み手はひとり(笑w)では、今日も二女に桃のジュースを渡して「カンパァ~~~イ」
知ってます?このお店、あるひとりのコミ・デ・ラン。世界一の笑顔を魅せてくれますよ、貴女の瞳にもカンパイッ♪