すると、竹中が珍しくパソコンに向かっている。
熱心だ。
「林先輩ばかりにブログ書かせちゃダメだよね。だから、僕もブログを書こうと思うんだ。この間競馬に行った話をね。」
竹中がついにその重い腰をあげて、初ブログを書くという。
「うーん…これどうやるの、高嶋ぁ?」
同じく竹中の家に遊びに来ていた高嶋に技術指導をしてもらい、つたないが、懸命にキーボードと格闘している。
「竹中、気付かないうちに、頼もしくなりやがって…(涙)」
五分後・・・
いつの間にか僕はパソコンの前に座って、行ってもいない競馬の話を、こうして書いている。
竹中はというと…
横でヌンチャクを振り回している。
「保坂ぁ~かわりに書いてよぉ~」
まあ、全然知りもしない話を、妄想マックスでブログにするのもおもしろそうなので、チャレンジしてみることにした。
ある昼下がり、道場に落伍者三人が集結した。
竹中、高嶋、照本である。
竹中は10時集合ということにしていたらしい。
しかし、10時になっても、照本、高嶋が来ない。
どうしたんだろう…。
事故にでもあったのか!?
待ちくたびれること二時間。
二時間も遅刻したのに、笑顔で乗り切ろうとする二人。
微妙な亀裂が走ったまま三人は競馬場に。
競馬場に着き、パドックに行く。
遅れてきた者同士で仲良くして、逆に竹中を居づらくする作戦に出る二人。
そんな作戦には負けないぞ!競馬で勝負だ!!!
始まった!
当たらないなぁ…。
当たった…けど安いな。
うーん、いまいち。
照本は単勝24倍で勝ったらしいけど、ケチケチ買ってるから、大金にならず…。
だけど僕たち、勝った負けたよりも、もっと大事なことに気づいた。
友情…それは何にも代えがたいってことに。
友情はお金では買えない。
馬券のように価値が大化けすることもない。
着実に、一歩一歩、築いていくもの。
僕たちは、どこに行って、何を得るのだろう。
わからないことだらけのこの世の中で、一つ確かな、この友情だけは大切にしよう。
僕たちの旅は終わらない。
僕たちは止まらない。
きっとどこかで今日も僕たちを待ってる人がいる。
待ってろよ!
今行くぜ!!!!!
*(注)この記事は80パーセントくらいが想像によるものです。最後のほうはもう面倒臭くなってしまいました。だって、俺、競馬なんて行ってねーもん。
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