毎年恒例の武道系合同説明会(武道場で活動している部活が新入生へ自分たちの活動をアピールする)が行われる前日
我が北大柔道もなにかしらしなくてはと考えていた。
そこへあるひとりの部員がある歌を持って現れた。 これがあの記録的大ヒットを飛ばし、ファンに惜しまれながら解散したチームFATのデビューソングであり、最後の曲でもある「体脂肪」だ。そしてこの曲を提供した人こそ、チームFATのリーダーとなる山Pである。
「体脂肪」は素晴らしい出来であった。
武道系合同説明会で何をしようか迷っていた僕たちは、
ここはこの曲にかけてみよう。そして、武道系合同説明会でチームFATをデビューさせてやろう。と思い至った。
こうして、曲とチーム名が先に出来上がり、プロジェクトFATはチームメンバーを決める段階へと進んだ。
山P、G藤はすぐに決まった。なにしろFATだから。もう一人はY本になった。それぞれに長男、次男、三男という設定がなされた。ここでメンバー三人を紹介しよう。
長男(リーダー) 山P
最もチームFATの名にふさわしい体型。小学生の時にはミッ○ーの服をよく着ていたことからミッ○ーデブと呼ばれていた。最近では筋トレ合宿の時、パンパンの彼のバックを見るとお菓子が詰まっていたという伝説もある。肉が焼くまで待ちきれず生で食べたり、コーラとポテチは毎日欠かさないなどそのデブ伝説は数多くある。
次男 G藤
実家に一週間も帰るとたちまち、丸くなる。ほとんどご飯を食べなくても太れるなど、ポテンシャルの高さは素晴らしいものがある。
三男 Y本
唯一FATではなく、むしろキン肉マン。長男、次男に追いつこうと必死で太ろうとしていた努力家。その努力が認められチーム入りを決めた。
メンバーも決まり、リーダー山Pによる厳しい振り付け指導が行われた。衣装も体のラインがよくわかるものということで、レスリングの衣装が用意された。
こうして万全の状態で迎えた、デビューライブは大成功を納め会場は笑い声で満たされたのであった。
しかし、ここで味をしめたG藤は独立を求めるようになる。音楽性の違いをうたいチームを解散の方向へ向かわせたのだ。Y本はY本で普通の男の子からいきなりの人気アイドルへとなってしまいそのギャップに戸惑った。そして普通の男の子に戻りたいと言い出す。この流れをリーダー山Pは止めることが出来ず、一夜解散にいたった。
こうして独立したG藤は新たなアイドル時代を築くために動き出した。
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山本
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