秋に、工学部のイチョウの木のところにぎんなんが落ちていたことを母に言ったところ
買い取ってあげるから、母が拾って来て!!と言いました。
何を考えているんだ、そんなもの持って汽車に乗れないでしょ?と言ってその時は相手にしませんでした
あのときはイチョウは紅葉を見て楽しむものだと思っていましたから。
冬になって
最近まであんなに美しかったイチョウ並木もすっかり葉っぱがなくなってしまいました。
しかしよく見ると木が黄色い!!!
そこには大量のぎんなんが木にくっついていました。

秋におばちゃんたちがせっせと拾っていたから、てっきりもうシーズンは過ぎたものと思っていました。
よく見るとほかの木もぎんなんだらけで、簡単に手のとどきそうなものまでありました。
秋に落ちてたときはわずかだったので一つ一つ拾うのもめんどうでしたが、これなら簡単に大量ゲットできそうです。
手の届きそうなところにこんなに大量にあるのを見せられたら、これは取るしかないと思いました。
そうだ!明日の水曜日は午前練だから、午後取りに行こう!と思いつきました。
後輩や同期を誘ったのですが、思いのほか、みな乗り気ではありませんでした。
あのクソつまらない同期2人なんて、バカにするありさまでした!
結局来たのは、渡辺と中岡と森本だけでした。
清野たちはたまゆらに行くといって来ませんでした。
13条に行ってみると、そこにはぎんなんが大量に落ちていました。
みんなテンションあがりました。
たまゆらに行かないで、ぎんなん拾いしに来た僕らは勝ち組ですね!
当初は棒でつついて落とす予定でしたが、棒は必要ありませんでした!拾ったほうが速い!
森本がおじいちゃんに捕まって、永遠と長話を聞かされたり、
中岡が大きな枝でぎんなんを根こそぎ叩き落とそうとして、警備のおじさんに注意されたりで、面白かったです。
この日はぎんなんを鍋に入れた水につけて終了しました。
次の日、13条を通ると昨晩の強風のせいで、さらに大量のぎんなんが落ちていました。

まるで、ぎんなんのじゅうたんのようでした。
これなら雪かきの要領でやれば、リヤカーに山積みできるほど回収できるんじゃないかとも思いましたが、さすがにもう銀杏拾いは満足でした。
銀杏じゅうたんのことを親に報告したところ、『拾ってきて!』とやたら言われました。
金曜日は試合の調整で、練習が早く終わったので、ぎんなん処理をすることにしました。
ぎんなんの処理は初めてだったので、どうしたらよいかわかりませんでした。
とりあえずゴム手袋を装着し、手を突っ込んでみました。
握るとグショリとぎんなんが潰れ、種が出てきました。
ぎんなん潰すときの感触がなかなか楽しかったです。
しかし、ほんとにきりがない!!潰しても潰しても、まだある!!
中岡と森本にも手伝ってもらいました。

BBQの網に押し付けて潰すと少し効率が良くなりました。
最初は臭くなかったのですが、潰すにつれてだんだん臭くなってきました。
近くを他団体の人たちが通るたびに気まずかったです。
上では躰道が元気に練習している声が聞こえます。
なんとしてでも彼らが下りてくる前に処理を終わらせなければ!!!
一通り潰し終えたら、濁ったぎんなん汁を捨てることに、
道場裏に捨て、シャワー室で水を貯めてを何回か繰り返しましたが、ぎんなんの果肉や、ゴミをうまく取り除けませんでした。
外にホースがあればもっと楽にできるのに!
そうこうしているうちに、9時30分
その日はぎんなんをきれいにできず、臭いままでした。
片付けをして終了しました。
次の日土曜日は美唄で大会でした。前日の朝バイトと当日の早起きのせいで究極に眠い一日でした。
帰ったらさっそくぎんなん処理
ぎんなんの入った鍋は階段下に置いておいたのですが、階段付近がぎんなんのウ○コ
臭でひどいことになっていました。
これはまずいと思ってさっそく作業を始めました。
水を捨てたので、乾いて匂いがしなくなると思いきや、半乾き状態でよけいに臭くなっていました。
とりあえず手で取れるゴミを取ることにしました。
階段下でゴミ取りをしていると、ソファーのところから話し声が聞こえてきました。
『なんか臭い!!』『臭い!!』『ほんとだ!!臭い!!』
ぎんなん臭のせいで騒ぎになっていました。どうやら柔道部員ではなく、武田流のようです。
もう、消えてしまいたかったです…
階段下から出ずに出られない状態でした。
『階段下にめっちゃ銀杏あったよ』という声が聞こえ
、だれか近づいてきました。
万事休す!!
覚悟を決めて、自分から出ていきました。
そして謝罪しました。『ほんとにすみません!!』
『いやいや、いいんですよ笑』
この場を借りてお詫びします。
武田流の方々、居合道の方々。本当にすみませんでした!!!
ぎんなん鍋をもってシャワー室に行きました。
そのあと、武田流さんが階段下で会議を始めました。
ほんとに申し訳なかったです…
鍋をどけたから、臭いはあまりしなかったのですが、
鼻づまりの自分の鼻はあてにならず、臭くないかとても心配でした。
シャワー室に行ったものの、どうしたものか。
階段下は武田流がいるので、道場裏には行けない。
シャーワー室でそのまま処理したら、詰まって大変なことになってしまうので
排水溝のふたを開けてみることに
大丈夫そうでした。
流しがあるとすごく効率が良かったです。
みるみるうちにぎんなんがきれいになっていきました。
仕上げに、食器用洗剤がなかったので、シャンプーをかけて洗って、よくすすぎました。

もう臭いはしなくなりました。
乾かしたものがこれ

ぎんなんは拾うのは楽しいですが、処理は大変でした。とりあえず早く食べたいですね!!
次は今成と中岡!相撲とハンバーガー書いちゃってください!!