ふえふきの気まま・着のまま日記

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フルートを吹きたい方へ(終わり)練習録音の仕方(残響を使う)

2021-07-15 08:03:35 | フルート教室

フルートを吹きたい方へ(終わり)練習録音の仕方(残響を使う)

何度も言ってますが、私は練習のすべてを録音しています。

練習中に聴いている音は、実は生音ではなくマイクを通して収録した音です。
自分の音が頭の全体に響き渡ります(笑)

こうすることにより、自分の音をより的確に捉えることができます。

しかしですね。。。
綺麗じゃないガサガサの音、狭い部屋で鳴らした乾いた響きを聞くのは正直辛いです。

そこで残響(リバーブ)を加えて聴きやすい音に変えています。

カラオケでエコーを加えると、自分が上手くなったように聞こえますよね。
あれと同じことをフルートでするのです。
がさついた音よりもホールの中で響き渡る自分の音を聴いていた方が気持ちが良いでしょう。

廊下や風呂場でフルートを吹くと良い音に聞こえるのと同じです。

吹いていて気持ちよくなるというのは、とても大切なことで練習を続けられる要素になります。

残響と書きましたが、正確にはリバーブ(残響)とエコー(こだま)の二つがあります。

リバーブは鐘を突いた時のゴーンという音がいつまでも少しずつ弱くなりながら続く音ですね。
響の良いホールや教会などは7、8秒以上続くようです。

エコーは「やまびこ」なので、フレーズが繰り返されるように響きます
山でヤッホー! と叫ぶとヤッホー ヤッホー ヤッホーと繰り返されるのがエコーです。

練習で使うのは「リバーブ」です。
ミキサーやMTRでは「エフェクト(効果)」という機能の一つとして含まれています。
どの位のエフェクトをかけるかは任意に選べるものが多いですね。

下のように録音中、録音結果にリバーブを付加できるアプリを沢山あります。
沢山のパラメーターを任意に調整することで好みの効果を作ることもできます。

基本的に原音とエフェクトのミックス比率で効果を付加するできるようになっています。
50で半々、100だと生音が消えて効果音だけになります。

練習では20前後が良いと思います。
かけすぎると本当に自分の音が分からなくなります(笑)

曲を演奏する時は、40程度まで上げて見栄を張ります(爆)

そのほかにも沢山のエフェクトがあります。

コーラス:一つの音を自動的に幾つかの楽器や声で演奏しているようにできます。
コンプレッサー:音を圧縮してくれます。これを使うと立ち上がり感の強い音になります。
リミッター:馬鹿みたいに大きな音を出しても一定のところで押さえてくれます。

これらを使うとフルートの音をエレキのような音に変えてしまうこともできます。

Let It Be - オーバードライブエレキ風のフルートの音♪ - YouTube

Let It Be - オーバードライブエレキ風のフルートの音♪

Beatles - Let It Be The effect of OverDrive was added to the sound of...

youtube#video

 

ちなみにオリジナルのフルート音はこちら

Let It Be : The Beatles フルート演奏 - YouTube

ポップスやロック系のコンサートではこれらの効果をフルに活用します。

EARTH(アース)という有名な曲があります。
この曲を広められた高木綾子さんの素晴らしいコンサートライブ動画(YOUTUBE)が有名です。私も大好きです。

【高木綾子 earth】T.Muramatsu-"earth" by Ayako Takagi of live performance with pianist Itsuko Sakano. - YouTube

【高木綾子 earth】T.Muramatsu-"earth" by Ayako Takagi of live performance with pianist Itsuko Sakano.

 

youtube#video

 

迫力のあるピアノに負けない太く重圧で輝かしく緻密なフルートの音で鳴っていますね。
大音量で行うコンサートに合うようにコンプ等の効果的なエフェクトがかかっています。
逆にピアノ音は潰れて壊れている部分もありますが・・・
元々が素晴らしい演奏が更に効果的になっているのです。

この曲は大好きなので、私も何度も吹いています。
その中から一つ、もっとも私らしい演奏・・・?? 
オークションでわずか1521円で入手した(誰も買おうとしなかった)50年以上前の米国製入門用ポンコツフルートを直して使った実演動画です。

Earth for Flute and Piano 激安中古 フルートで演奏してみた 1957 Old Artley Flute - YouTube

クラシック曲のフルート録音も生音のままなんてのは少ないです。
ほとんど全てに良質なリバーブが付加されているように思います。

音響効果の良いホールでの演奏は無加工もありえますが、
逆に長すぎる残響の場合は近接録音を行い、人工的にリバーブすることもあるはずです。

その前にフルートの生音って何? ということがあります。
1m前で吹かれた名演奏家のガサ付き気味の音も生音の一つで、レッスン等では非常に参考になると思います。
しかしその音はコンサートやCD等で聞く流麗に響く音とは別の音です。

私は演奏の場の空気を鳴らした豊かな音が音楽を奏でる生音だと思っています。
そんな場にいるような自分の音を聴きながら練習するのが、フルートを楽しみながら練習できる秘訣です。

と余計なことばかりを色々と書いてますが。。。
肝心のフルートをどうやって吹けば良いのか、そうすればテクニックが上がるのか?
なんてフルート初心者さんが欲しがる情報は書いてないですね。

それを私に求めるのは無理、感覚的にいい加減にやって来た積み重ねが今の私の音であり演奏です。
決して美しい音でもないし、腕も悪いです。
その私が書いたところで何も意味がないと思うからです。

そんないい加減な私でも、Youtubeに公開している程度の演奏が出来るようになるというのだけが真実です。

目の前で初心者の方が演奏しているのを見て聞いたら、多少はアドバイスできると思います。
実際、少しはしています。
アドバイスの内容は相手の状態によって大きく変わります。
なので一般論をしつこく書いても仕方がないだろうと思っています。

そんなものはネットを調べれば綺麗な先生たちが親切に教えてくれていますので、
自分に合ったものを探してください。
探すのも勉強の一つですから。

このあと私が書けるのは、
録音する時の注意事項や具体的な機材の使い方。
自分で出来る楽器の簡単なメンテナンスや手入れの方法。
初心者向けの曲、簡単で効果的な曲。
お勧めの伴奏音源つき楽譜。

などがありますが、このブログに対するコメントや反応はまったく貰っていません。
こんなことを知りたいとかの質問もありません

なので役に立たないこと、独りよがり的なことを書いているのだろうなと感じています。
なので、この辺で馬鹿を晒すのはいったんお仕舞にします。

最後に一言  独学で楽器をするということは

先生は自分自身、聴衆も自分自身、満足するのも、させるのも自分自身

自分を客観的に見ること、自分を見る方法を探すことが大切です。

読んでくださった方、ありがとうございました。

久しぶりのブログ書きも楽しませていただきました。
音楽、楽器ジャンルで瞬間的ですが2位になったこともありました。
面白かったです。

 



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