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奥が深い!愛知の鬼まん。

2017年12月07日 | 素朴なおやつ、素朴なパン

愛知県に引っ越すまで、見たこともなかった鬼まんじゅうを、毎年せっせと蒸すようになりました。

母になって、子どものおやつがてら作るようになりましたが、つくる度奥が深いです♡

子どもたちが小さいのもあり、我が家はちょっと邪道ですがベーキングパウダーを加えて生地をふんわり軽く蒸した鬼まんじゅうにしていました。

いつかモチっとしたお芋の甘さが際立つ鬼まんじゅう作りたいな~と思いつつ、このふんわり鬼まんが家族みんな好きだったのでなかなか作る機会がないままになっていました。

ところが…

先日、末っ子のお友だちがウチに来てくれた時に、すっごく美味しい「これぞ鬼まん!」的な鬼まんを、たくさん蒸してお土産に持ってきてくれたんです。

それが、すっごく美味しくて~!

お芋の甘さがすっごく引き出されていて、ほくほくと甘くて本当に美味しい…。

やっぱり、わたしもぜひこのもっちりしっとりほっこり、お芋の甘さが際立った正統派鬼まんが作りたい~!と俄然モチベーションがあがりました。

早速お友だちママにレシピを教えてもらって、つくってみました。

今までと大きく違うところは2点。

①お芋の甘味を引き出すために、15分からできれば1時間程度芋を砂糖にまぶしておいておく。

②この時に灰汁が出て芋の色が汚れないように事前に水に十分にさらしてよく水気を切っておく。

この2点で、お芋が甘くてねっとりしっとり、えもいわれぬ美味しさになることがわかりました!

う~ん奥が深い!

愛知県の方にとってはふつうのことかもしれませんが、みたこともなかった北陸生まれ大阪育ちのわたしにとっては「すご~い!」でした。

周りの生地も、お芋にからんでもちもちしてて、まるでういろうみたい…なんて思ってしまいました。

ではでは簡単に我が家で作ってみた分量でご紹介させていただきますね!

【材料】20個分

・サツマイモ(うちの畑の安納芋を使用しました)…750g

・粗糖…170g

・国産小麦粉…200g

・水…50~80㏄(様子を見ながらまとまる程度に)

※10㎝角程度に切ったオーブンシート

【作り方】

・サツマイモはよく洗い皮をむいて1㎝角に切り、15分(余裕があれば1時間程度)水にさらしておく。

・ザルにあげて、水気をしっかり切っておく。

・サツマイモに粗糖をまぶして15分(余裕があれば1時間程度)置いておく。

まぜると芋が水を出し粗糖が溶け水が上がります。

数分で水が上がってきます。

・時間が経てば、ふるった小麦粉を加え、様子をみながら水を加える。小麦粉と水がつなぎになるように全体を混ぜる。

・カットしたオーブンシートに20等分し、湯気のあがった蒸し器で強火のまま15分蒸す。竹串を刺してみて、串になにもついてこなければできあがりです。

1個はこんな感じ。

大きな蒸し器でまとめて10個ずつ蒸しました。

ヒャホ~!

子どもたちは、ふんわりの鬼まんも大好きだけど、こっちもすっごく美味しい!と大喜びでした。

だけど、次回はいつものふんわり鬼まんが食べたいだそうです…笑

こんな風に、よく水にさらしてアクを抜いて、さらに粗糖をまぶして置いておいてから蒸せばお芋がこんなに甘くねっとりと美味しくなるなんて、鬼まんじゅうって奥が深いな~!と思わされました♡

教えてくれた友人にサンキュ~です✨

ここ長久手ではお芋を作られている方も多く、畑づくりされているおばあちゃん方は秋になると畑のお芋でせっせと鬼まんを蒸されている方がとっても多くみえます。

また、子育て世代の若いママたちも、お芋をもらう機会のある方が多く、子どもたちのおやつがてら鬼まんじゅうを作られる方がとってもたくさんみえます。

とても暮らしにとけこんだ食文化だな~と実感しますし、秋になるとわたしも畑のお芋で鬼まんじゅうを作るのが当たり前みたいになってきているところがあります。

今年もサツマイモたくさん掘ったのであと何回かは作って子どもたちに食べさせたいなと思います!


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