
何年も黒い糸さがしているんです。
すごく黒の並太糸は難しいと思っています。野呂さんのくれよんソロの黒が廃版になってしまって以来、黒糸ジプシーになってしまっていました。できれば英国の糸で並太黒を探しているんだけどなかなか見つからない…!
日本の糸で探してみると、野呂さん以外で好きな感じに近いのはパピーの「ブリティッシュ・エロイカ」です。
こちらは三國万里子さんも著書の作品に何度も使われている糸なのではないかなと思いますし、実際に日本のニッターさんからとっても人気のあるよい糸だと思います。英国からわざわざ糸を取り寄せるよりはるかにコストも下げることができるので、ものによってはとてもいいと思います。
…先月、友人にこの黒い糸でケーブルニットキャップを編ませてもらったんですが、それがすごく気に入ってしまい、わたしも自分のを編むことにしたんです。
ちょうどその時…
昨年の新作なのか、シェトランドウールのブローカー、ジェミーソン・アンド・スミスでシェトランド・アラン・ウーステッドという糸が販売されるようになって、いつもロンドンから糸を送ってくれる方に問い合わせさせてもらったところ、このアラン糸で黒が扱えるよ!とお返事をいただいたのでした。
このケーブルニットキャップをシェトランドアランで編もう!迷わずそう決めました。
アラン用なので、もちろん並太以上の太めの糸です。(棒針にしたら10号程度)
そして、晴れて我が家にその黒い並太のシェトランドの糸が届きました!

待ってたよ~~ぉ。。。。感涙。。。
今編んでいたものもあったんですが、ちょっとそれは置いといて、その日にすぐニットキャップに着手しましたっ!!
そして1週間くらいかかったけれどわたしのクールでオーソドックスなニットキャップができあがりました。

ケーブル模様はこんな感じにシンプル。
やっぱし黒帽好きだ~~~。一体今までの人生でいくつの黒帽を買ったことやら…もちろんニット以外でフェルトのベレーや中折れ帽もいくつも買いました。
帽子が好きなんです…
このニットキャップは流行ののせる感じでかぶると三角ぽい雰囲気に、深めにかぶるとスキー帽のようなピッタリと丸い感じにかぶれると思います。
帽子を買った後は軽くかぶり方を考えています。
のせる感じ、深めにかぶる感じ、斜めにした感じ、髪をおろした時の感じ、結んだ上からかぶる時の感じ…。いろいろ雰囲気を確かめて、そういう服装をしたときに合う雰囲気であわせています。
わたしはあんまりおしゃれに無頓着な方なんですが、なんとなく帽子と靴だけ洒落たものが好き…!
着用したものを苦手な自撮りしてみました…こちらは乗せる感じでかぶりました。

こちらは深めで丸い感じにかぶりました。なんとなく、ロシアっぽい帽子(大きくて毛皮?みたいな四角い感じの独特な帽子)が好きで、ホントはそういうのかぶりたいけど現実生活ではこんな感じのガッツリめニットキャップで代用してます…

こちらのニットキャップは日本の糸でつくらせてもらう場合1点3300円(糸代、作成費)にてオーダーメイド可能です。
シェトランドウール(本物のリアルシェトランドウールです)の場合は1点4200円となります。
この糸はカラーもいろいろとセレクトできます。
【シェトランドアラン、カレーバリエ】
写真の7色と黒、全8色からセレクトしていただけます。左下の真っ白、すごく良くないですか?これ可愛い…

【ブリテッシュエロイカ(日本製/英国産混)、カラーバリエ】
以下の30数色からセレクトしていただけます。


気にいったカラーでニットキャップのオーダーメイドしてもらえますよ~
…なんだかんだ4月くらいまではニットが欲しい日がまだまだあるんですよねぇ。
あたたかい日はもうしまおうと思い、また寒くなるといそいそと出してくる。。。春はそんな繰り返しですね。
今年の春ももうすぐ…!