今日はボカシ肥料について記事にさせていただきます✨
ボカシ肥料とは、米ぬかや油かすといった有機肥料を発酵させた肥料のことを言います。
土に混ぜ薄めるようにして使うことから、「薄める」という意の「ぼかす」という言葉が使われるようになったらしく、「ボカシ肥料」と呼ばれるようになったそうです。
微生物に分解されることで効き目があらわれ、野菜の生育や味が格段によくなります。
効き目が早い化学肥料と違い、効果が出るのもゆっくりゆったり。時間的なデメリットもありますがやっぱり自家製ボカシで育てた野菜はとっても味がよいので作る手間はありますが、やはりせっせとボカシ肥料を作っています。
7~8年前くらいになりますが、畑のるーあんりちゃんにボカシづくりを見せてもらい、そのあとは自分で発酵させた酵母やEM菌などなにかを発酵させてはくりかえし作っています。
今回は、自家製ヨーグルト、牛乳を米のとぎ汁と粗糖を500mlのペットボトルに入れて1か月発酵させた発酵液を使いました。
毎日お風呂に入れて温めていました。とってもいい香りで乳酸菌が元気いっぱい!という感じにしあがりました。冒頭の写真で右にあるのは汲み置きしておいた水1リットル。
米ぬかはいつもJAで購入しています。1キロ30円です。お米を買った時は一袋もらえます✨
ではでは、作り方、使い方のご紹介をさせていただきますね~~🙌
【ながくて風土のボカシ肥料・材料】
・米ぬか…2キロ
・油かす…1キロ
・貝化石灰…1キロ
・発酵液(酵母液やEM活性液など)…500㏄
・汲み置き水…~1000㏄
【ながくて風土のボカシ肥料・作り方】
・大きな容器に米ぬか、油かす、貝化石灰を入れてよく混ぜ合わせる。
・発酵液と水を加えてよく混ぜ合わせ、手でぎゅっとつかんだ時に軽く固まる程度にする。水は様子をみながら1リットルくらいまで加える。
よ~く混ぜます。
蓋つきのバケツなどにビニール袋を2重にセットして、混ぜ合わせてたボカシを詰めていきます。
入れてはギュッギュと押し込めて空気をしっかり抜いて詰めていきます。カビや虫は空気が大好きなので、しっかり抜きます。
全部詰めたらしっかりと空気を抜くようにしてビニール袋をしばり密閉します。このまま温かいところで1か月放置し、パイナップルのようないい香りになればできあがりです。
※滅多にないことだと思いますが、万一ここで異臭がしたら、発酵ではなく腐敗に進んでしまっています。残念ですが使わないでおくとよいかなと思います。
【ながくて風土ボカシ肥料・使い方】
ではでは、作ったボカシを使いましょう✨
わたしは株元に軽くひとつかみを目安に使用しています。
葉物の場合は筋をきって、そこにボカシをおいて、軽く土をかぶせています。
例えばこのミックスリーフ。
2条蒔きしたので、間に筋を切って…。
筋にボカシをまいて…。
最後にそっと土をかぶせます。
…これでオッケーです👌
野菜の味がぐ~~~~んとよくなり、土も元気になって、作るのに時間がかかること以外はいいことづくめかな✨
…以前、春日井は高蔵寺のあかね珈琲店のきこちゃんから、尾鷲の平山農園さんの甘夏をいただいたことがあるんですが、びっくりするくらい美味しかったんですよ🍊
平山農園さんのチラシを拝見すると、自家製のボカシで育てていることが記載されていて、本当に格別に美味しかったので、やっぱりこういう肥料でそだった作物は元気で美味しいな~とあらためて思ったのでした✨
一度ボカシのことを記事にしたかったので、よかったです。
なぜなかなか記事にできなかったかというと、ボカシを作ったり使ったりしている時はとても手が汚れるのでグローブをはめていて写真が撮れなかったからです…!今回、初めてグローブをはめたりとったりしながらヒイヒイ撮影しました💦
これからも自家製ボカシ、作っていきます🙌