わたしの目の前に、つばた英子さん。
つばたひでこさんは、
「ときをためる暮らし」
「ひでこさんのたからもの」
「あしたも、こはるびより。」
などの本や、テレビなどでもおなじみで、なんとも愛に満ちたつつましやかな暮らしをされているとても有名な方です。
テレビなどで拝見したことはあったものの(台所でひでこさんが麦茶を炒っている場面がとても印象的でした)、こんなみんなが住んでいるお近くにみえるとは全く知らず、恥ずかしながらあかね珈琲のきこちゃんから話を聞かせてもらうまでしゅういちさんとひでこさんの詳しいことは全然知らなかったんです…。
みっちょんとわたしは1年半前に、つばたしゅういちさんとひでこさんのお宅をきこちゃんに案内されて拝見したことがあるんだけど、ホントその時は、え?あ、あのテレビで拝見したことのあるご夫婦のお宅がこんな近くに…!?ってもう漠然としたままの突然の出会いでした。もちろん、その時はお宅を外から拝見するだけでしたし…。
そして先月、しゅういちさんが亡くなられて1年も経ってからですが、あかね珈琲できこちゃんたちとしゅういちさんのパネルを見ながらしゅういちさんのお話をまた聞いていたら…なんていうんでしょう、みっちょんとわたしが同時にもう電撃的な出会いみたいに本も全部買って読まなきゃ!ってにわかにスイッチが入ってしまったんです。
そんなあらためての出会いから1か月も経っておらず、熱も冷めやらぬ7月6日、みっちょんから思いがけないお誘いの連絡をもらって…みっちょんとわたしはなんとひでこさんのお宅にお招きいただく機会に恵まれたんです。
まさかまさかお会いできるなんて夢にも思わず、普通の変わらない日々を重ねていたわたしにこんな光栄なお誘いがくるなんて…!生きていると、ミラクルってあるものなんですね…
コーディネートしてくださったのは、春日井でもしゅういちさんやひでこさんの講演会などを開催されてみえたとっても素敵な女性の方です(本当に素敵でわたしも20年後はこういう雰囲気になれるといいなあと思っちゃいました)。
わたしもみっちょんもマーケットの準備、もあるし、今週は特に子どもたちの予定や諸々の事情で出れる状況ではまったくなかったんです。
でも同じ状況のみっちょんがわたしの状況もよくわかってくれたうえで「絶対一緒に行こう!」と言ってくれて、なんと長女が「お母さん、絶対行って来なよ!こんな機会めったにないよ!」ってわたしを後押ししてくれたんです…。
水曜の日は夜を徹していろいろ差し迫ったことを片づけて、木曜の昼下がり、ひでこさんを訪ねて春日井のお宅へ…。
「うちは玄関はないのよ~どこでもお好きなところからどうぞ~」のひでこさんのお宅の、広いリビングの大きな戸から、お邪魔します…とお家にあがらせていただいて、すぐに目の前に広がったのは本やテレビで見たまんまの世界!
入った瞬間、これは時を経た、松本民芸家具?と左の美しい食器棚に気を取られつつ、ひでこさんが迎えてくださったことになんだか深い喜びを感じました。
確かな暮らしがそこにありました。
ささやかで心ばかりのお菓子や野菜をお持ちしました。みっちょんのパンやわたしのお菓子がしゅういちさんにお供えしていただけてこちらも感無量。
ひでこさんは結婚してからの暮らしのことや娘さんやお孫さんのお話をたくさんしてくださいました。
もちろん、本を読んでわたしたちも知っていることもあり、初めてお会いしたのに共通の話題が尽きず、年齢はバラバラな4人でしたがなんとも和やかな時間を過ごさせてもらったのでした!
そして食材などの話もいつまでもいつまでもやっていたいくらい、話がはずみ、たくさんのものを見せてくださいました。
ひでこさんは現在おひとりですが大きな冷蔵庫をいくつも持って見えて、すべてに瓶などに詰まって宝物のような美味しいものがおさめられています。
乾物なども気に入られたものを常備して、それをまとめて炊いたりして常備菜をつくられてみえました。
こちらは山くらげ。たまたま水戻しされていたものがあって、見せてくださいました。
そのまま食べてもコリッとして美味しい!この土鍋で炊かれて美味しく調味されて、ひでこさんの常備菜になっていきます。
こちらは梅醤油の梅。まるで奈良漬のような食感でわたしも来年は梅醤油を作ってみたいと思いました。
ひでこさんは毎日少しずつお肉類もとってみえて、豚肉などを梅醤油でコトコトと炊き、少しずつ食べて行かれているそうです。
ひでこさんとの時間でたくさんのことを学びすぎて、この記事だけでは語りつくせないので追々ほかの記事にも織り交ぜながらゆっくりお伝えできたらいいなあと思います。
…今回の訪問に関しては、とてもこの記事では語りつくせそうもないので、わたしが一番心の底からよくわかったことをお伝えさせていただきます。
家族や身近な人たち、そして自然わたしたちを生かしてくれる風土に愛情や敬意をもち、確かな暮らしをしていくこと…。
わたしが積み上げていきたいと思っていたことが、ひでこさんとのつながりの中ではっきりと認識できて、わたしの中でなにか確信に似たものを感じることができました。
よく仕事は何しているの?と聞かれるのだけど(良くも悪くもいろいろぐちゃぐちゃにさまざまなことをしているからね・・・汗)、ホントいろいろやっちゃっているのでなんかわけのわからない風にうまく説明できずにいましたが、わたしのやりたいことはこういうことだとなにか確かなものを感じることができたのです。
しゅういちさんとひでこさんの暮らしに「愛」が満ち溢れて、大きなエネルギーに満ちているのことが、きっとテレビの画面や本の写真からも眩しく映って、画面や誌面を通してもそれが伝わってきていると思います。
こちらもまた次の機会に記事にしたためることができたら…と思うのだけどしゅういちさんの黄色いプレートがいたるところにあって、まるでしゅういちさんがそばでわたしたちに話しかけてくれているように感じられるほどなのでした。
娘さんや、お孫さんに対する愛も、お家やお庭、畑のいたるところからひしひしと感じられました。
人や自然への愛や敬意は、暮らしに込めることができる。
たまに自分のやっていることが時間かかりすぎてるしなんでこんなことやってるんだろうと思う一瞬があるんだけどそれこそゆるぎない確かなもので、わたしはそれをゆっくりと積みあげていくだけだ…と、しゅういちさんとひでこさんから大きな大きなエールをもらったのでした!
漠然としていますが自分の中ではとっても整然としているんです・笑
今後記事で一つ一つ具体的にお伝えできるようにしますね!今日のところはここまで…
まだたくさん写真などもあるので記事にするのが楽しみです…!
ひでこさんの本、もしお読みになられてない方みえましたら、ぜひぜひ読まれてみてくださいね~。
ひとつひとつ心に染み入る暮らしのお話がいくつも詰められた宝物のような本です…!
「ときをためる暮らし」は、私のバイブルで毎日欠かさず読んでは、癒されています。また、ネットで英子さんを検索しては、最近のご様子を探す毎日で、やっと今日こちらにたどり着くことができました。もう、飛び上がりたいほど感激してます。英子さんも、お元気で嬉しいです。本当にありがとうございました。英子さんのお写真と楽しい記事、楽しみにしています。*\(^o^)/*
ひでこさんはお元気で、毎日毎日お変わりなく、ときをためる暮らしをつみ重ねられていらっしゃいます!
わたしたちもしゅういちさんやひでこさんのお足元にも及びませんが、そのような暮らしをつみ重ねて、おふたりから教わったことを、みんなで引き継いでいけることができたらいいなあと思い、日々の暮らしを重ねております。
あゆみがゆっくりな(汗)わたしのブログですが、またひでこさんのことはこちらでもぜひ記事にさせていただければと思っています!