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てのしごと~ながくて風土~

2023年もよろしくお願いいたします✨

野呂英作「くれよん」「くれよんソロ」で編む、「かのこ・はんどうぉーまー」。

2014年02月03日 | hand knit  編みしごと

【ニット・カタログです】

Dsc00010_3「くれよんソロ」no1を使って。

ながくて風土定番の「かのこみとん」のハンドウォーマー。野呂栄作「くれよん」または「くれよんソロ」からお好きな糸をセレクトしていただいて、手にぴったりのサイズに編み上げます。

Dsc00002_8

軽くて暖かく、とても肌触りのよい上質な毛糸です。

カラー:以下URLの30色からお選びいただけます。

http://image.rakuten.co.jp/shugale/cabinet/knit_amiji/948040_la.jpg

http://image.rakuten.co.jp/shugale/cabinet/knit_amiji/749601_la.jpg


ニットシーズン!

2014年01月27日 | hand knit  編みしごと

Dsc00004_6 「ひつじいろ・はんどうぉーまー」。

冬本番。

ニットたちが、わたしの手を離れてご注文してくださった方のお手元に、次々と、とどいています。

ご注文をいただいたご本人に着けてもらった瞬間、わたしの手を離れて、ニットたちが輝きだすような・・・そんな気がします。

製作段階での苦労も吹っ飛び、なんだかうっとりするような・・・そんな気分になれます。

つくり手の醍醐味ですよね!

セレクトされる糸やニットのデザインなんだけど・・・なんていうんだろう・・・すごく、びっくりするくらい、注文してくださったご本人に、よく似合うんだよね。いつもの服装や、使い勝手を考えられて、ご注文してくださるのだろうなぁ・・・。

たとえばハンドウォーマーでも、このデザインと糸で、第二間接まで編んで欲しいというご注文があって、編ませてもらったんだけど、一度試着していただいた時に、すご~~~くよく似合われていて・・・(冒頭の写真です)。

さて、わたしの編み仕事も、あと2、3ヶ月、春先あたりでいったん終了となります。

秋のシーズンになるまで、今度はニット帽と、レッグウォーマーの新作の考案などになり、3月頃からは、本格的に仕事が野良にシフトします。

とはいえ、これからが寒さ本番、バレンタインもあるし、ニットシーズンいよいよ最高潮です・・・♪

最近作成したニットたちを少しご紹介させていただきますね♪

「ひつじのバンドウォーマー」no25~♪

Dsc00003_8

このno25の糸は初めてでしたが、これまたきれいな色がいっぱいで、マスタードイエローやパープルが印象的で、個性的なニットに仕上がりました。

やっぱりこの段染め極太毛糸「ひつじ」は、編んでいて色がどんどん変わってきて本当に素敵。しかも暖かさや肌触りも抜群・・・。一瞬奇抜に見えるけれど、色の、力強さや美しさ、深みなどが意外に自然な印象で、これまた意外にお洋服に合わせやすいんですよね!

さて、お次は「かのこはんどうぉーまー」。

Dsc00010_3

ながくて風土定番のかのこみとんのハンドウォーマータイプ。

この「くれよん ソロ」no1の糸をとっても気に入った下さった方から、ミトンではなくハンドウォーマーで編んでほしいとご注文があって、はじめてこのタイプのハンドウォーマーを編みました。てっぺんのゴム編みや模様のバランスなど、何回か編みなおして、しっくりくる感じに落ち着きました♪

その方のファッションととてもよく似合いそうなんです・・・!

そして最後はこちらの「ひつじいろ・はんどうぉーまー」。

Dsc00005_9

「てのしごと」ではまだご紹介させていただいていませんでしたが、ご注文していただいたり、市で気に入って買っていただいたりと、こちらの糸で編むハンドウォーマーがなかなか人気です♪

わたしの編むハンドウォーマーは、指の第一関節くらいまでのタイプばかりでしたが、第二関節までとご注文いただいて、生まれたニットです!

いつもは14号針でふんわりと編み上げますが、フィット感のあるタイプがお好みだったので、10号針で編み、きゅっと心地よいフィット感を目指しました。

この糸は、染料を一切つかわず、羊さんの毛の色をそのまま生かした糸です。

暖かく、やわらかく、ナチュラルな雰囲気なんだけど、少々光沢もあって、ちょっときれい目の服装にも意外に似合います。

そして納品・・・♪

Dsc00007_8

愛用していただけるといいなあ~と思いつつ、ニットを包みます・・・。

・・・服装や生活様式に合わせて、好きな糸をセレクトして、自分の手にぴったりのニットをデザインして手編みする・・・。

自分でこつこつ作っていたニットを、ほかの方にも作らせてもらえるのは、とても世界がひろがって、楽しいです。


野呂英作「ひつじ」で編む、はんど・うぉーまー&みとん。

2014年01月26日 | hand knit  編みしごと

【ニット・カタログです】

Dsc00009_4野呂栄作の極太毛糸「ひつじ」で編むミトンたち。色はno17です。

野呂栄作の極太毛糸「ひつじ」を使い、手にフィットするように編み上げた、ハンド・ウォーマーとミトンです。

段染めされた美しい糸。編んでいくうちに、どんどん色が変化して、どこにどの色が出るか、いつもどきどきします。

色を、糸に任せたニットになり、同じ糸を使っても、1点1点違った味わいに仕上がります。

たまたま先日、25番の糸でのご注文をおふたかたからいただいて、編ませてもらいました。

Photo

錆納戸さんのワークショップでの模様・・・織り機ではキリムの敷物を作られているようでした♪ ハンドウォーマーなら、こんな風に、つけたまま作業もできます。

こちらは先端にブラウンや、マスタードイエローが出てきて、個性的なニットに仕上がりました。ボーダーやデニムとの相性もよく、いい雰囲気です♪

そして、こちら・・・。

Dsc00010

同じ25番の糸なんですが、こちらは先端にボルドーが出て、ご注文いただいた方の肌の色合いやネイルと、とてもよく合って、やわらかい雰囲気に・・・♪

同じ糸でも、一点一点味が出て、とても素敵な糸です。

カラー:以下URLの7色からお選びいただけます。

http://image.rakuten.co.jp/shugale/cabinet/knit_amiji/949420_la.jpg

※あなたの手にピッタリのニットを作製します。手の寸法を教えていただき、お好きなカラーをお選びください。


非効率でもやる、デメリットでもやめない。

2014年01月09日 | hand knit  編みしごと

Dsc00001_3 好きなカラーの糸を2本どりで編むニット。

いつも野良や編みしごとをしていると、なんて非効率なことをやっているんだろうと我ながら思うこともあります。

なんでやるんだろう・・・理由をたくさんあーでもないこーでもないと言ってみているけれど、多分本質は「こうしたいから」というびっくりするくらいシンプルなことなのかもしれません。

例えば食材。味にこだわる方もいるし、安全性にこだわる方もいるし、考え方はそれぞれなのだけど、それに対する仕事量や、経費なども含めて納得して購入されているのだと思います。

例えば身にまとうもの。素材や風合いを見る方もいるし、デザイン性や斬新さを求める方もいると思う。それもまた、それに対する仕事量や経費なども含めて納得して購入されているのだと思います。

わたしは家具が大好きなので、家具職人さんたちを憧れのまなざしで見ています。納期もかかるし、デメリットも多くとても高価だけれど、今まで買った家具はどれひとつ飽きたりしたものがありません。だから、買うときは思い切ったけれど、とてもよいものをいただいたとうれしく思っています。

さて、毛糸。

毛糸、高くなりましたね。わたしは20年程ブランクが空いたので(空きすぎw)、特にそう思うのだけど、食べ物や衣類、道具などと同じように、ひとくちに糸といっても、素材や作られ方は、まったくといっていいほど違います。

野呂さんの糸を使わせてもらうようになって、本当によさを実感するばかりで、感動すら覚えます。

通常、糸は、異物がたくさん混入しているので、それを薬剤などを使用して化学的に処理するか、機械をつかって高速で糸に混じった異物を取り除きます。

野呂英作の糸は、なんと薬剤や機械を使わずに人の手によって、相当な時間を投じてこの作業をしています。

・・・それはなぜ?

それは、素材の風合いをそこねないため、環境のためです。

また、わたしはあまりミシン仕事ができないのですが、それでも子どもが3人いるので必要に迫られてミシンをかけることがあります。

以前とてもいい布を友人にもらって、それを子どもの給食袋にしました。

3年経った今も、そても色が鮮やかで、洗濯を干すときも生地がピンとなっていて、とても美しいです。

逆に、とても安いかわいい布でもナフキンを作ったことがあります。それは洗濯のたびに色落ちする感じで、干すときも生地がよれて・・・。

わたしは布に関してまったく詳しくないのですが、素材、染料、工程などが、多分別物なのだと思いました。

野呂ヤーンの色。美しく、力強く、深い輝きを持っています。そしてなにか編みあがると、必ず水を一度通すのですが、まったく色落ちもありません。

野呂ヤーンの色は、大自然の世界を糸に表現したもの。

あまりそういう意識なく最初は使いはじめたのだけど、ある秋の夕暮れ、空をみて、野呂ヤーンと同じ色だ!と驚いたのです。

夕焼けの色、そこにちょっとだけ残る青い空の色、ピンクになった空の一部、紅くなった葉っぱの色、まだ緑色をした葉っぱの色、そして土の色・・・。

段染めされていて、1本の糸にこのようなさまざまな色が入ってきて、編んでいくうちにどんどんいろが変わってきて、心がどきどきします。

もともと染料は、草木染めの糸をさがしていたのですが、ほとんど存在しなく、あっても入手がとても困難で、今も模索中なのですが、野呂英作の染料はとても高級なものを使用しているそうです。

羊の毛をいただいたり、染料で環境を汚すことは、できるだけ最小限にとどめたいなあという気持ちもあるので、少なくとも、いい素材のものを少しだけ生産して、たいせつにしてゆく暮らしが共有できたらいいなあと、今考えながらやっています。

動物の素材をつくる現場はかなり凄惨なところもあると聞きます。だからためらいも出るのだけど、ネイティブアメリカンの「自然の恩恵は、必要なだけいただきなさい」という戒律があって、わたしはよくこの「必要なだけ」という言葉を目安にするところもあるのだけど、このことに関しても、これを踏み外してないかな?と自分をふりかえりながらやっていく必要があるかなとも思っています。

そんなこんなで、今40~50gで1000円弱の糸を使用しています。

経済性を考えて、もう少し素材を下げてという選択もあるのかもしれないけれど、せっかくつくるのに、自分がこれって思ったものでつくらないとおもしろくないし、こんな子育て大変な中に時間を割いて身を削ってまで、つくりたい!という情熱がわくかなぁと思うと、その選択は難しいのです。

さて。

最近、野呂英作の糸の歴史などをいろいろ調べていて、野呂英作のサイトもそうだけど、ウィキペディアや、ほかのニット編む人の情報なども見ながら糸についてのいろいろな情報や、みなさんの見方を見ています。

そして、感動的な野呂英作のポリシーに触れました。

ここからは、わたしが今編みしごとカタログを作ろうとしているのですが、その最後のほうのページに、野呂ヤーンの歴史という感じで1ページ掲載したいなと思っていて、その原稿をつくったので、それをこちらで抜粋させてもらいます。

野呂英作の糸は、手間のかかる独自の製法による高級毛糸を、世界的に販売している愛知県一宮市の会社です。

大自然の豊かな色彩を表現した美しい糸は、世界中で愛され、生産された糸の3分の2は、海外で販売されています。

当初は、どの店舗に商品を持っていっても、「愛知県の田舎から出てきた青年の変わった毛糸」という扱いしかされませんでした。

まったく毛糸が売れぬまま3年が経過し、ついに横浜の店舗が、野呂氏の熱意に負けて、商品を店舗に置いてくれることになりました。

この毛糸が、店主の予想を裏切り、驚くほど売れ、以前は相手にしてくれなかった店舗からも声がかけられるようになり、その後わずか数年で、野呂ヤーンは全国に広がりました。

現在は海外でも高く評価されていて、世界中のニッターたちに愛される糸となっています。

「効率は一切考えない」

「デメリットのかたまり」

「売れないものをつくる」

この3つを開発のポリシーとして語っているそうです。

この結果、野呂英作ではないと決して製造不可能な商品となり、収益の安定につながる結果となったそうです。

以上「編みしごとカタログ」から抜粋------

わたしはいろいろなことに対して、まだひとつひとつ確かめながらやっている状況なので、ポリシーというものまでは、とても遠いのですが、このポリシーを見て、やっぱり激励されたように思いました。

精を出して仕事をするんだけど、ふと、こんな非効率な・・・デメリットばかりじゃない・・・こんなの売れるわけないよねぇ・・・と、先が見えないような気持ちになることないですか?

これを「ポリシー」にするなんて!

野呂英作さんは、自分が親からもらったものは、元気な身体とこの名前・・・ということで、名前をそのまま社名にされたそうです。

哲学、心意気、そしてエネルギー、そいうことを含めて、野呂ヤーンっておもしろいなあと思いました。

もちろん全部思ったとおりにできることではないけれど、食べ物、身に着けるもの、道具、音楽や絵などのアートなどに関しても、こういうものに惹かれて、こういう人のつくったものを!って感じで好きになっていくことが多いです。

最後に・・・

編みものって、ひと目ひと目だし、ひとつのニットを編み上げるまでに何千目も編むのだけど、そもそも編みしごとを再開したのも、端をミシンでガッとかけてあるものではなく、ひと目ひと目はいでつくった心地いいもの、素材を丁寧に選らんでたいせつに使えるものが欲しいなという気持ちがあってのことなので、そこは自分自身がいつもたいせつに考えていこうと思えました。

すぐに理解してもらえることではないかもしれないけれど、きっと共感してくれる人とつながれることを信じて・・・!


野呂英作「くれよん」「くれよんソロ」で編む、「あらん・みとん」。

2014年01月02日 | hand knit  編みしごと

【ニット・カタログです】

Dsc00006_5野呂ヤーン「くれよんno211」を使ったショートタイプのあらんみとん。

アラン模様のミトン。

寒い国で生まれた、あたたかで実用的な模様です。野呂ヤーン「くれよん」でひと目ひと目ていねいに編みあげました。

「くれよん」は、段染めが印象的で、奇抜な色が多いのですが、211番はこんなに淡い色合い・・・。白を貴重に、グレー、ブラウンと色が変化しています。

Dsc00009_3「くれよんソロno11」で編んだロングタイプです。

くれよんソロは、単色の糸です。糸が変わると雰囲気がガラリと変わって面白いですね♪

サイズ:ショートサイズ(手首まで)、ロングタイプ(手首と肘の間くらいまでの長さ)

カラー:以下URLの30色からお選びいただけます。

http://image.rakuten.co.jp/shugale/cabinet/knit_amiji/948040_la.jpg

http://image.rakuten.co.jp/shugale/cabinet/knit_amiji/749601_la.jpg

あなたの手にぴったりのミトンも作製します。手の寸法を教えていただき、お好きなカラーをお選びください。<script src="http://blog.ocn.ne.jp/js/free_adsense.js" type="text/javascript"></script><script src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js" type="text/javascript"></script><script src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/r20131210/r20131209/show_ads_impl.js"></script><script></script><script language="JavaScript1.1" src="http://googleads.g.doubleclick.net/pagead/ads?client=ca-ntt-ocn-blogzine-m_js&amp;output=js&amp;adk=3589345750&amp;lmt=1388674253&amp;num_ads=3&amp;ea=0&amp;oe=utf8&amp;flash=11.9.900.170&amp;hl=ja&amp;url=http%3A%2F%2Fmau.blog.ocn.ne.jp%2F&amp;adsafe=high&amp;dt=1388674253147&amp;shv=r20131210&amp;cbv=r20131209&amp;saldr=sb&amp;correlator=1388674253271&amp;frm=20&amp;ga_vid=770568358.1388674253&amp;ga_sid=1388674253&amp;ga_hid=2108793269&amp;ga_fc=0&amp;u_tz=540&amp;u_his=5&amp;u_java=1&amp;u_h=900&amp;u_w=1440&amp;u_ah=868&amp;u_aw=1440&amp;u_cd=32&amp;u_nplug=0&amp;u_nmime=0&amp;dff=arial&amp;dfs=13&amp;biw=995&amp;bih=687&amp;oid=3&amp;rs=0&amp;osd=1&amp;vis=0&amp;fu=0&amp;ifi=1&amp;dtd=421"></script>


野呂英作「くれよん」「くれよんソロ」で編む、「かのこ・みとん」。

2014年01月02日 | hand knit  編みしごと

【ニット・カタログです】

Dsc00008_2野呂ヤーン、くれよんソロno9を使ったショートサイズのミトン。

鹿の子編みが大好きです。オールドテイストで、あたかい編み模様です。このかのこ編みとオーソドックスななわ編みをあわせてミトンをつくりました。

このデザインが好きで、いくつもいくつも編みました。ながくて風土の定番ミトンです。

サイズ:ショートサイズ(手首まで)、ロングタイプ(手首と肘の間くらいまでの長さ)

カラー:以下URLの12色からお選びいただけます。

http://image.rakuten.co.jp/shugale/cabinet/knit_amiji/749601_la.jpg

あなたの手にぴったりのミトンも作製します。手の寸法を教えていただき、お好きなカラーをお選びください。


くれよんソロ、かのこみとん。

2013年12月15日 | hand knit  編みしごと

Dsc00003_2 毎日少しずつ仕事をすすめて、ついに納品です♪

先日mochaちゃんからミトンを注文してもらった「かのこみとん」、今週いよいよ納品です。

糸のカラーもセレクトしてもらって、手の寸法も送ってもらって、彼女の手にぴったりに編み上げたいなぁ~と、一目一目丁寧に編み上げました♪

試作を何度もして完成したのだけど、mochaちゃんのいつものファッションを考えると、もう少し目の詰まった感じで手にピタ~ッとくる雰囲気のほうがいいなぁと思って、また少々デザインしなおして8号棒針を使っていたのを7号針にチェンジ・・・!

いつも編んでいるときは、どんな風に完成するのかな・・・と胸が高鳴ります・・・

そしてできあがったのは、こちら・・・

Dsc00002_2

自分で撮影できないので長男にモデルしてもらいました。ブカブカですが、こんな感じ♪

肌に心地よくフィットして、ふんわりとあたたかく包まれるような感じに・・・と思ってつくらせてもらったけれど、気に入ってもらえるかな!?

・・・手袋って、素敵だなと思うものはものすごく高価なことが多く、お値打ちのものを探しても、素材やつくりがちょっと気になるなぁと思うものが多く、なかなかコレ!というものにめぐり合えませんでした。

自分でつくることで、製法や染め方などにこだわった上質な糸を選べるし、寸法もぴったり編み上げることができるので、しっくりする手袋をつけられるようになりました。

糸は、愛知県一宮市、野呂栄作さんの「くれよん ソロ」のno.9です。こんな上質で美しい糸を使って編めることがとても幸せです。

・・・いよいよ寒くなってきたので、手袋など暖かい小物が活躍してくれそうです。気に入ってもらえることを祈って・・・

実はまた仕入れてしまいました。野呂ヤーンたち・・・♪

Dsc00008

そしていつもこのバスケットに入れています・・・。

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さて、お次はハンドウォーマーと、レッグウォーマー・・・


かのことなわ編みのミトン

2013年11月28日 | hand knit  編みしごと

Dsc00001 手にぴったりフィットする感じに仕上げています。

ながくて風土、農閑期のあみしごとです。

・・・3年前に作って以来、家族や身近な人の手袋を編み、自分の中で定番化した、かのこ(鹿の子)ミトン。

かのこ編みって、大好きなんですよね。かのこ編みやなわ編みのような模様編みは、なんといってもあたたかで、編むこと自体もとても楽しいです。

Dsc00002オールドテイストなデザインが好き。

友人がわたしのミトンを見て、同じもの作ってとオーダーしてくれました。

わたしが使っているものと同じ、グレーのかのことなわ編みのミトン。

一目一目、丁寧に編み上げました。途中、一度友人に着用してもらって、サイズをぴったりに合わせさせてもらいました。

・・・今出回っているたくさんのニット商品。なかなかコレ!というものにめぐりあえませんでした。

糸やつくりがちょっと粗めだったり、ちょっと素敵だなぁ・・・と見つけたものがものすごく高価だったり、ハンドメイドのかわいいものを着用すると、ちょっと手にフィットしなかったり。

バランスのいいニットになかなかめぐり合えませんでした。

それで、やっぱり自分で作ろうと思って、お母さんになってから編み物を再開して、まず自分と家族のマフラー、手袋、帽子などをせっせと編んでいました。

池下に住んでいるころ、micoちゃん、ここちゃん、じゅんこちゃんと一緒に、毎回順繰りでみんなのおうちをチェンジしながら「編み会」をするようになりました・・・。

集まっても下の子に気をとられているうちに、1段も編めないくらいですぐお迎えになったり、本当にみんな子育て真っ最中の気ぜわしい中だったけど、この進まなさが、なんともいいんですよねぇ!

そして、今期、憧れだった作家さんの毛糸を使って、こんなかのこミトンをつくりました。4回目の試作で、やっとしっくりきたかなぁ。

野呂栄作さんの糸「クレヨン ソロ」を使って・・・。

Dsc00003_2

これはホワイトの糸をベースにたくさんの色が混じっています。まるでキャンバスに色とりどりの絵の具で描かれた絵の様。

Dsc00005_2

シンプルな表編みだけなどにすると、糸のおもしろさがよくわかります。

Dsc00006_2 表側は、やっぱりかのこ編みとなわ編み。

クレヨン ソロは、グレーベースのものなど、カラー展開しているので、あと3~4色、違うカラーでも作ってみたいな・・・♪

編地の見本はこちらです↓

http://image.rakuten.co.jp/shugale/cabinet/knit_amiji/749601_la.jpg

とっても胸がときめく編地見本♪


野呂英作の毛糸。

2013年11月13日 | hand knit  編みしごと

Dsc08123 職人さんの手でつくられた、「段染め」の美しい毛糸。

野呂英作さんは、世界的にも評価の高い、毛糸作家 さんです。

なんと愛知県一宮でこの毛糸が生産されています。

ずっと、草木染めの、できれば地元でつくられた糸を・・・と思っているのですが相当高価なものになると考えられるし、手に入れること自体がとっても困難です。

野呂さんの毛糸は、毛糸専門店や、大手手芸店でも扱いのあるところがあり(名古屋では大塚屋さんなど)、ネットでも作家さんの毛糸を扱うお店では購入可能です。

編む人たちにとってあこがれの毛糸・・・

でも、作家さんの毛糸は、やっぱりちょっと高価でなかなか手が出ませんでした。

でも、小物くらいなら・・・と使い始めた野呂英作さんの毛糸。

編んで使ってみると・・・ちょっともう、他の毛糸とは段違いにいいんですね。

風合い、肌触り、編む物によってどんな風に出るかわからない、段染めの美しい色。

編みあがったものは、ふんわり心地よく、寒い外に出る時に思わずさっと手にするのは野呂さんの糸で編んだ暖かい冬小物です。

・・・今年こそ、あぐりん村の花市場の手作り工芸品ブースにいくつか出品するぞと思い、これからのわたしの糸や編む物を絞り込んでみたのだけど、やっぱり、自分が好きだと思って惹かれる糸をつかって、編んでいきたい・・・。

そう決めました。

そして、今日も毛糸が届きました。今日は4玉だったけど軽く5000円越え~汗

これで、何を編もうかな・・・と考える時、やっぱり編むこと自体が好きなので、本来はいろいろな模様や柄を入れたくなるんです。

でも野呂さんの毛糸は、毛糸をじーーっと見ているうちに、この毛糸を生かした小物がいいなぁと思って、糸の美しさを際立てるような編み方だなぁと思うんですね。

だから、模様はほとんどなくて、そぎ落として、そぎ落として、そぎ落としたデザインにしています。

今年は自分と相棒くんのネックウォーマー兼ターバン(耳があたたかい♪)をつくろうと思っていて、何度も柄や幅を編みなおして、この幅と模様に決めました。

Dsc08117_4

織り物の錆納戸さんに織りで言うと「あじろ織り」みたいだねと教えてもらいました。

Dsc08118

段染めでこんな風に色が変化していきます。

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超極太の「ひつじ」という作品。

これから編みたいのは、「くれよん ソロ」という作品で、ミトン・・・♪

Dsc08121_2

野呂ヤーンについて、このページにたくさん書いてありました。

「about us」で、野呂ヤーンのこと、「collection」で、たくさんの作品を見ることができます。

http://www.eisakunoro.com/html/home/index.html

「collection」は、わたしが大好きなページ!わくわくソワソワ気持ちが高鳴ります・・・

織り物の錆納戸さんと、糸のこといろいろ相談させてもらってます。

彼女の作品の糸もすっごく素敵で、作品もホント大好き。

http://ameblo.jp/rnu429116420/page-2.html


百姓のあみしごと。

2013年09月14日 | hand knit  編みしごと

Dsc07515年長の長男へ、グレーの手袋。

先日のニットキャップ、ポーチに続いて、子どもの手袋を編みました。

家族5人分の帽子や手袋、マフラーなどのあたたかい冬の小物をつくっていますが、昨年は畑やその他もろもろなんだかせわしくて、1つも編まずに通り過ぎてしまいました。

・・・やっぱり1年空くと、いろいろ家族の小物がなくしたり、小さくなったりして、不足気味です。

小さい時から使っていたミトンが小さくなった長男に、まずは手袋を編みました。今年は自分のも含めていくつか新調予定です。

そしてこれも、やっぱり2~3回ほどいて、編み目の数や模様の感じを調整しました。

図面とかおこせないので、編みあがった後、意味不明のメモ(わたししかわからないし、わたしも数年経つと読解不能)を残すことがあるかどうか・・・。

すごく適当ですが、こんな感じで編んでみました。雰囲気は伝わるかしら・・・?

Dsc07550

そして今週、わたしのレッグウォーマーを編もうと思いました。

モヘアって、使ったことないんですよね。すごくかわいいんだけど、毛足が長くてムズムズムズ・・・とするんですよね。でも、脚元なら使えるかなあと思って、グレーがかった淡いピンクのモヘアを4つ購入して、さっそく編み始めました。

・・・やっぱりなんだか、ムズムズしてきて、身体がめっさかゆくなってきた~

でも、使うのはきっと問題ないだろうから、編むのだけがんばればいいかと編み進めていたのですが、家事もあったので、一旦切りあげました。

そしてまた編むぞ~と思って再開すると、さっきと同じあのかゆさが・・・!

Dsc07542

気に入っていたからとっても残念だけど、モヘアの毛糸はやっぱりどうしても無理かも・・・でも交換できるかなぁ?

翌日買ったお店に行ったら、「わたしもそうなのよ!」と店員さんが親切に対応してくださいました。普通の洗えるウールに交換して、色はなぜか打って変ってブルーグリーンに。

・・・実は前々から、草木染めの糸で編みたいなと思っていました。

できれば繊維も自分でつくって、どうにか糸にして、それで。

でもとりあえず、売っているものを使って必要なものを作ってみたいなぁ・・・。

もちろん今までにも何度か探したけれど、すっごく高価すぎるか、外国製の、安全なんだけど、ちょっと粗い作りだったりするもの・・・など、なかなかこれで!というものにめぐり合えていません。

編んでいても、身につけていても、本当に心地の良いもので、丈夫で、大切につかっていけるもの。

そういう糸をご存知の方みえたら、教えていただけるとうれしいです。

Dsc07519_2

これは、わたしの編み針です。

ほとんど、わたしが小学生の時に買ったものだと思われます。

すくないお小遣いで、きっとがんばって買ったものばかりです。しかも、お母さんになって、編み物を再開しようと思った時にも再び活躍してくれて、うれしいです。

・・・自分では、へたくそながらもいろいろと編んでいますが、実は完全に独学なので、人さまにやり方をお伝えしたりすることは残念ながらできません。

母は、洋裁をする人で、よく自分の服や、わたしたちの服をたくさん作っていました。

なのに、わたしは全然洋裁ができません。

母は、洋裁は好きだけど、編み物が全然だめで、わたしが「お母さん教えて」と言う時も「お母さんわからんわ~」で、結局気がついたら見よう見まねでひとりで編み物をはじめていました。

・・・3年生くらいの時に、父方の祖母がわたしの編んでいるマフラーを見て、「すごくいい色合い」と言ってくれました。

母方の祖母とすごす時間が多く、父方の実家では、おばちゃんと過ごすことが多く、この1コマが忘れられない思い出です。

父方の祖母は、お料理がとっても上手だったみたいだけど、わたしが物心ついた頃は、台所しごとは伯母がやっていました。

とってもお洒落好きで、旅行が好きなおばあちゃんでした。そんなおばあちゃんも、わたしが高校生の時になくなり、もう20数年経ちました。

昨日、ボーダーもいいかなと、マスターとイエローの毛糸と、ブルーグリーンの毛糸をなんとなく合わせてみていました。

ふと、30年くらいまえに、祖母に褒めてもらった色合いと同じ組み合わせなことに気がついて、とっても懐かしくなりました。

こんな色合いのボーダーのマフラーを編んでいて、そして今も同じ組み合わせを考えていたのでした・・・。

さて今年は、相棒くんのマフラー、ニットキャップ、わたしのレッグウォーマーを、とりあえず新調予定です♪ どんな模様にしたらいいかな・・・

考えるのは、楽しいです。


わたしの夏休みの宿題、編みしごと縫い仕事。

2013年08月24日 | hand knit  編みしごと

Dsc07352_6

夏が始まった頃、リネンの布とコットンシルクの毛糸を買いました。

来るべき、夏休みに備えて・・・。子どもたちで身動きとりにくい日もたくさん出てきそうだし、猛暑でお昼時は屋内避難だろうからねぇ・・・

リネンは、かねてから気になっていた子ども部屋のカーテンの新調に!

コットンシルクの毛糸は夏もニットキャップをかぶりたいけれどウールは暑すぎるので、涼しい素材のニットキャップがほしいなぁと思っていたので、その作成に!

・・・まずはこのふたつから作ろうと思いました。

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まず最初にとりかかったのはカーテン。カーテンとクッションだけは自作です・・・直線だけはなんとか・・・

カーテンは、いつもこの、本来はカーテン生地にギャザーを寄せるために使われるテープのようなものを、あえてフラットに縫いつけて、そこにカーテンフック(プラ)をつけるだけという簡単構造。テープやフックもとっても手頃なのでいいです・・・♪

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あとは左右と裾のを処理だけでできあがり・・・。

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ついでに・・・寝室は、もうずいぶん前につくったのだけど、スパンコールと刺しゅう入りのカーテンです。

夜、ライトに反射して、星が瞬くようにちょっときらめくんですよね・・・。

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子どもたちがうんと小さい頃はなかなか身動きとれず、季節の野菜や素朴な花などをよく刺しゅうしていました。

さてカーテンの次はニットキャップ。

幅、模様の具合などが気になって、2~3回大がかりにほどきました。

いつもなんとなく編み始めて、大きさや模様、目の詰まり具合を見て、イメージする感じと違うな~と思って2~3回は思い切ってほどいて編みなおすことが多いです。

頭のてっぺんの、目の減らし方も様子みながらジワジワジワ・・・と。

Dsc07277ケーブル編みのコットンニットキャップ

こんな感じかな?一応完成して現在使用中です♪

さてさてお次は、京都に引っ越ししたお友だちからいただいた、次女がよくきていたブラウスが破けてしまったので、名残惜しくてティッシュカバーと鍋つかみを作成。

縫うのが苦手なので普段は古布の活用など全くできていませんが・・・。

Dsc07267左わきが破けています・・・!

土鍋を持つ時用にほんの小さいのが欲しかったのよね・・・。

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そして今作成しているのは・・・!

かねてから、おとなりのひーちゃんが麻で編みバックをたくさんつくっていて、つくりたいなと思っていた編みバックです!

今週、我が家に遊びに来てくれた際、新作のかわいいバックを見せてもらい興奮~♪

ひーちゃんのはナチュラルなベージュの麻で、すごくかわいいです。わたしはこれから編み始めるので黒ならこれからのシーズンも、なんとかしばらく使えるかな・・・?と、黒で編むことに。

そして、前から使ってみたかった、ストローハットを編むような糸だけど紙製の糸を使ってみました。編みやすくてよいです~♪

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この糸は6号から7号の太めの針を使う糸で、最初は7号を使ったのだけど、なんとなく黒くて目がキチキチと詰まった雰囲気にしたいなあと思い、またダダダダダダ・・・と目をほどいて次は5号針で編みました。ちょっと腕や手先に力がかかってきます。

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これもなんだかんだ2回ほどいてなんとか本体完成~♪ nuno心さんの肩ヒモを使わせていただいてみました♪

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最後の金具。どうしよう。

大好きなシルバーか、真ちゅうの手づくりな感じの素敵なパーツがあるといいんだけど・・・。手持ちのシルバーのチャームをあててみました。これまたずいぶん昔に買った、デイジーとパンジーをモチーフにしたシルバー。

こんな雰囲気で、大きさもあって、ひもがかけやすいパーツ・・・。

しばらく探す楽しみができました。

実はひさびさにかぎ針をつかったので、模様編みを楽しみたかったんですよね、でも黒いシックな目がキチキチに詰まったバッグと思ったので、ラブリーになってしまうこの模様は我慢しました。

P1010469長女が通園する時のために編んだグレーのミニマフラー。

夏休みは猛暑を利用して身の回りの必要な雑貨をちょっと新調することができました。

百姓は梅雨や猛暑、極寒期を利用して、普段あまり構えないお家の中の手しごとをせっせと・・・。

ゆくゆくは畑の麦のわらで、ストローハットを編みたいな・・・


座布団カバーとクッションカバー

2013年04月15日 | hand knit  編みしごと

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わたしはミシンが苦手です。もちろんボタンやチャックも付けるのが苦手です。

そんなわたしが、これだけは縫っている実用品が、自宅のカーテンと座布団類のカバーです。

自分で縫うメリットは、やっぱり好きな布を使えることですよね。

まずは昨年の春に縫ったクッション。

実はこのクッション、思い出のつまったクッションを自分で再現してみたものです。

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そのクッションカバーは、コチラです!↑

仕事をしていた時、会社のメンバーで行ったモナコ。

モナコのかわいい雑貨屋さんで、きれいなピンクのすりガラスのグラスと、真っ白なキルトのクッションカバーをお世話になった上司から買ってもらったんです!わたしが巣立った記念に・・・。

ちょうどその頃、わたしは金沢の職場から名古屋の本社に転勤が決まり、名古屋で働き始めてまだ1~2カ月の頃でした。元々年末に会社の旅行に行くことになっていたので、転勤したあと、ちょっとひさびさに金沢のメンバーみんなで集まって、楽しい旅の時間を過ごしました。

・・・わたしは一応仕事はするけども、昔から素直にがんばる方でなく(笑)マイナス発言も多く、気まぐれでマイペースだったと思います(爆)。

そんなわたしを育ててくれた上司は、間違いなくわたしの人生で、もっともお世話になった方のひとりです!

その思い出のクッション。もうかれこれ10年以上使い、こんな風に隅っこが出てくる事態に・・・!

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さすがにもう限界だなとあきらめたけど、もうほかのクッションカバーに目に入らず、同じものをつくりたいなぁと思って、キルトなどつくったこともないわたしが白い布とキルト綿をわけもわからず購入して、見よう見まねでつくってみました。

バックスタイルも忠実に再現?

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そして、先月届いた松本民芸家具に合う座布団カバーを探していたんだけどなかなか見つからないため、自分でつくることに。

・・・藍染か鮮やかなカラーのリネンでと思っていたんだけど、気に入った藍染がなかなか見つからず、ひとまずリネンでつくってみました。

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バックスタイルは、先ほどの白いクッションカバーのリボンなしの感じで、チャックもボタンも使っていません♪

わたしは、これくらいしかミシンで雑貨をつくれませんが、やっぱり思った布で思った雰囲気のものをつくれるとうれしいです。

ミシンが苦手な方も、きっとこれならつくれると思います?

苦手なりに、ともに楽しみましょう~~♪


飛騨さしこ

2012年03月13日 | hand knit  編みしごと

山深く、昔は織物などの入手も困難だった飛騨。

模様を染め抜く技術はもっていないので単色の紺や浅黄、渋茶の着物に自分好みの模様や図案を白い糸で縫いつけ用いていたそうです。

ひと針縫うたび丈夫にうつくしくなる感じ。針しごとのけいこやお嫁に行く日を数えて縫い縫いしていたのかな。

さしこと言えば、わたしは麻の葉つなぎの図案を真っ先に思い出します。ずっとやってみたかったけど、とっかかりがなかなかつかめなかったさしこ。

昨日からぼちぼち始めてみました。麻の葉つなぎをさしました。

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①まず、ななめの線をひたすらさしていきます。(写真上・左側。右は昨日完成)

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②次に順に縦の線をさしていきます(写真上)。この時点で「鱗(うろこ)」と呼ばれる図案になっています。麻の葉はここから先があります。

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③②でさした縦の線に添うように、そろばんの玉のような形にさしていきます(写真上)。

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④最後に、横の線をさしていくと・・・麻の葉の形になりました。

・・・やりはじめると不思議と次の作業がみえてきました。

ちょっとこれはおもしろいです!

籠目、七宝、菊、亀甲・・・さしてみたい図案もいっぱいです。

見ると、手がかすかに藍色に染まっていました。


あみ会

2012年03月09日 | hand knit  編みしごと

2年ちょっと前、3人目を産んで間もないころ、毎日毎日子どものことに追われ、夜中までひとりでゆっくり座れもしないような日々を過ごしていました。

そんな中なのに、友だちと編み物やりたいよねーと話していて、どうせ家にいてもバタバタで全然できないんだから、とりあえず集まって、やろうとしてみよーよ、みたいなノリで、あみもの会をやることになりました。

娘同士が同じ日に産まれ、お互い母になったばかりに知り合った友人、イベントでよく一緒にお店をやってるべーグルづくりの名人の友人、そして、ここにもやってきてくれているここちゃん。ひとまず4人で、毎回順番にメンバーの家をまわして開催、という感じで、ゆるやかにあみ会がスタートしました。

みんなまだ産後で赤ちゃんを連れているか、妊娠しているかで、それだけならよかったけど、上の子の幼稚園がお弁当、送り迎えアリのハードな幼稚園だったので、みんながベビー引き連れてヒイヒイ集まってくるのが10時半から11時。

やぁ寒かったかいー?とか言って、ちょっとお茶を出している間にお昼になっちゃいます。

12時には授乳や下の子の食事もさせなきゃいけないし、13時すぎからバタバタとお迎えの準備してお迎えに走るみたいな流れで、正直みんな1段も編めない時もいっぱいあったと思う!

でも、そんな会を2シーズンゆる~くやっていました。

実際その場はみんな本当に落ち着いてやれる感じではなかったので編めないんだけど、その時にみんなの編みかけの作品を見せてもらったり、面白そうな本を見せてもらったり、いろいろな話を聞いたりしているうちに、なにかひらめきというか、心の中でなにかがふくらんでいって、家に帰ってからほんのわずかの時間を見つけて編み物をするようになりました。

あと・・・

会にはとってもすてきな副産物がありました。昼食をはさむので、みんな自分と子どもの食事を持ってきていたのだけど、迎える家のメンバーはちょっとしたお惣菜やあったかい汁物などを出してくれたのです。

そのおいしいこと・・・・・・・・・

やっぱりどんなすてきなお料理よりも、こういう名もない、家族や親しい人のためにつくられた料理って、世界で一番美味しいと確信しました!

昨年の春、わたしともう一人のメンバーが引っ越しをしたので、毎週1,2回のあみ会はなくなりましたが、今年もあみ会精神を引き継いで、いろいろと編みました。

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これは、昨年のネックウォーマーの毛糸が少しだけ余ったので、スカスカの模様に心のむくままに編んで、10cm×60cmくらいの長方形にして、ベルベットのリボン(40cm2本)を縫いつけたティペットです。グレーのピーコートの上から着けていますが、タートルネックのお洋服とも合わせてよく着けています。

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これは、鹿の子編みがしたくなって、オールドテイストな手袋を自分の手のサイズぴったりにつくりました。鹿の子は1目2段で模様にし、縄編みは3目3目をねじっています。相棒、娘、自分と編んだので、さすがに3つ編むと精度があがりますw

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子どもと相棒くんにばかりニット帽を編んでいたので自分のが気付けばだいぶボロくなっていました。初めてメリヤス刺繍をしたのだけど、おもしろくて勢いで一周グルっと刺繍したくなっちゃいました。でも我慢して、キャンディのような、リボンのような、でも甘くなりすぎない模様を入れてみました。

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こういうゴム編み止めは、小中学生の時、死んじゃいそうになりながらアクセクやっていたのを覚えています。今は、、、もうひたすらに楽しいだけです。間違えて数目だけほどいて大手術(!)するときすらたのしくて。

実はこのほかにもここに来てくれているmochaちゃんたちと娘のカチューシャをつくったりして集まっていたのも、すごく楽しい思い出です。mochaちゃんはソーイングの作品をたくさんつくっていて、住む場所はちょっとだけ離れたけど、今も子どもにかこつけて(♪)家も行き来していて。。。

あ、編み物の図案、わたしのは数字の羅列なんですが、こういう場所に載せれるようだったら図案起こしたいなぁ、でも手書きのものどうやって乗せるんだろう。

もう2週間くらい編み物やっていません。今シーズンの編み物はこれで終わりかな。みなさんは最近どんなものつくっていますか?