富山から帰り、2002年11月プロジェクトスタート。リーダー3名が招集され千葉社長の指示・檄が飛ぶ。
「煉瓦積みの家」モデルハウスを2003年4月ゴールデンウィークにオープンさせる!
早速、サワケンホームからモデルハウスの図面が送付されてきた。今まで見たこともない素晴らしい設計であった。夢を売るには、もの凄いインパクト。
全くレンガの知識など無く、未知の世界への挑戦。富山のサワケンホームと全く同じ設計のモデルハウスとはいえどのように施工するかなどは、誰も解らなかった。
こんなの出来るのだろうか?とは、全く思わなかった。不安もなかった。私たちは、会社を存続するために、これをやるしか選択肢がなかったのである。
しかし、社内では煉瓦の家など本当に出来るの?と冷ややかな目で見ていた社員が居たのも事実であった。
建設予定地は、花巻市南城に決定。敷地には既存建築物の倉庫がありその解体作業、整地、土留め工事を行い、もうすでに2002年12月も暮れが差し迫っていた。
そんなとき、千葉社長よりレンガグループですでに実績のある長野県のウイッシュホームへの視察を命ぜられる。すでに千葉社長は、現地を見ており「参考になるから行ってこい」との指示。
まだ「煉瓦積みの家」を見たこともない社員数人を連れ長野県長野市に視察に行った。今度は、ビデオ持参で具体的な施工方法を勉強しようと意気込みが違った。
写真は、長野市内に建つ連棟建ての「煉瓦積みの家」である。
まさに、日本にいるとは思えない異空間、外国を漂わせる風景に感動。本物レンガは素晴らしい!
いつか、私たちもこんな街造りをしたい。必ずやってみせる。そう誓った瞬間であった。
つづく