緊迫するウクライナ情勢ですが、停戦に向けた交渉の動きがある中で、一部の観測ではロシア軍が核兵器を
使用する可能性があると指摘しています。
実際にロシアが核兵器を使用するのか、どんな状況で使用するリスクがあるのかを占っています。
写真は占いの結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、星のカードの逆位置です。
星のカードの逆位置は、失望や絶望、高望みや見誤り、放棄や時代遅れといった意味があります。
結論から言えば、核兵器を使用するリスクは非常に高いことを意味します。
星のカードの逆位置の意味合いはプーチン大統領の今の感情そのものを表しているといっても差し支えあり
ません。
簡単に攻略でき、屈服させられると考えたウクライナ侵攻に手間取り、国際的にも孤立した状況下で、国内
情勢や自己の利益を考えるとここで目標を降ろすことは彼の発想からすると死を意味するからです。
また、時代遅れというキーワードもありますが、彼の発想は19世紀から20世紀にかけての帝国主義思想その
ものです。
今のプーチン大統領にとっては事態を打開して、一刻も早く自身の達成したいロシア・スラブ帝国の再考を
実現することにあり、そのためには多少のリスクを冒しても報復的な攻撃に遭うことはないと考えています。
核兵器というと大規模な破壊力を持つICBMに搭載されたものをイメージするかもしれませんが、こういった
戦略核ではなく、戦術核兵器のような局地戦やピンポイントでの都市破壊を狙ったものであれば十分可能性が
あります。
首都のキエフや南部のオデッサであったり、欧米にも馴染みの深いヤルタであったり、こういった都市をピン
ポイントで攻撃するために戦術核を使うということや、原発への攻撃や軍事拠点への戦術核使用は十分にあり
ます。
プーチン大統領はその程度であればNATOも反撃はしないと踏んでいます。
停戦交渉が実現できても、ウクライナ側がかなりの譲歩をしない限りは侵攻が停まる可能性は薄く、事態打開
のためにプーチン大統領が戦術核使用を決断することは十分に考えられることを暗示しています。
次に環境条件ですが、教皇のカードの正位置です。
教皇のカードの正位置は、慈悲や連帯、協調や信頼、尊厳や自信、秩序や社会性、有徳といった意味があります。
プーチン大統領に核兵器の使用は今後のロシアや停戦後のウクライナ、更にスラブ系民族やロシア系住民の多い
国を含めた国際社会が厳しい評価を下すという認識のもとで、最終手段に手をかけずに自分の目標達成を抑える
ことができるかどうかがカギということを意味します。
ここでもプーチン大統領の気持ち次第となってきます。
プーチン大統領はウラル山中に避難しているとか、中央アジアに近い砂漠地帯に近い拠点に移っているといった
見方をする専門家もあります。
もし、そうであれば戦術核だけでなく、戦略核も念頭に置いているリスクがあります。
プーチン大統領がモスクワに居るのであれば、間違いなく核兵器の使用などは考えられません。
しかし、プーチン大統領が既に拠点を移していれば戦術核は何の躊躇いもなく使って来るでしょう。
既に、側近も秘密警察関係者だけで固められており、外交や軍事や経済の専門家は彼の周りに近づけなくなって
います。
核兵器使用は軍も関係しますが、彼らには核兵器使用は大きな抵抗があります。
プーチン大統領がどの程度戦線拡大を覚悟しているかによって、プーチン大統領の選択肢は変わってきます。
現時点では戦術核の使用はかなり高いと言わざるを得ません。
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