見出し画像

南仙台の父・hrperficioの占いと運気のブログ

追悼 土岐英史氏

こんにちは、hrperficioです。
今回は先週逝去されたサックス奏者の土岐英史氏を取り上げます。
久しぶりの音楽ネタですが、残念なことに訃報への追悼となってしまいました。
土岐氏は日本を代表するサックス奏者の一人で、独特な音色で幅広いジャンルで活躍されて
いました。今回は土岐氏の思い出についてお話ししたいと思います。

土岐氏といえば特に有名なのが、山下達郎氏のレコーディングやライブなどでの活動だと思
います。それ以外にも松岡直也&ウイシングやチキンシャックなどの活動が有名です。
土岐氏のサウンドの一番大きな特徴がソプラノサックスによるものです。
柔らかい独特な哀愁を感じさせるサウンドは土岐氏ならではのものです。
サックスといえばジャンルに限らず、ブローサウンドによる息遣いでパワーやエネルギーを
表現する奏者に目がいってしまいますが、土岐氏のサウンドは柔らかさによる独特な世界観
があり、ソプラノサックスを使うプレイヤーの中でも特に柔らかさは秀逸でした。
私が好きだったのはチキンシャックでの都会的なブルージーなサウンドです。
Youtubeでも楽しめるのでぜひ観ていただきたいと思います。
チキンシャックは米国人ミュージシャンも交えた名うてのメンバーによる音作りが特徴で、
インストだけでなくボーカルものもあって、しっかりとしたバックプレイに支えられた曲が
多く、弾きまくった感じのアドリブ・ソロ回しではなく、大人の感じに溢れたアレンジであ
り、所謂通好みのサウンドだったのでどちらかというと知る人ぞ知るという存在でした。
私はギターだったので(当時は)、山岸潤史氏のプレイを目的に聴いていたのですが、土岐
氏の何ともいいようのない渋いサウンドはサックスに対するイメージを大きく塗り替えるも
のでした。サックスといえばテナーやアルトのイメージだったのですが、土岐氏のソプラノ
は軟弱な感じよりもチキンシャックのサウンドで埋もれない存在感を出していました。

今年に入って多くのミュージシャンが鬼籍に入られていますが、印象に残っているのがどう
しても自分が演奏する楽器のプレイヤーになってしまいますが、土岐氏は唯一の自分はでき
ない楽器のプレイヤーでした。ソプラノサックスは何かイメージが沸かない存在だったのに
対して、ソプラノサックスのイメージを変えた人でした。
ブラス隊でも演奏する姿を観たことがありますが、存在感があってもオケの中に融合する、
そんな存在でした。
あまりフュージョンに興味がない方でもチキンシャックのボーカル曲はお勧めしたいです。
また、一人の時代を彩ったミュージシャンが亡くなりました。
とても残念ですが、氏のご冥福をお祈りしたいと思います。 合掌
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事