仙台でサラリーマンの傍ら、ジャズプレイヤーと占い師をやっています。
今回は最近の楽器機材についてお話しします。
昔と違い、最近は音楽需要も高齢化していると聞きます。
絶対的な国内市場が縮小しているだけでなく、楽器屋さんで機材を見ているお客さんに
若い人が減っていると感じます。楽器屋さん自体も減っていると思います。
中高年の方がじっくりと機材を見ているのを見かける方が多いように思います。
もちろん、若い人もいない訳ではないですが、おじさん・おば様方が目立ちます。
テクノロジー自体は進化していますが、表面的な印象は20年位前とあまり変化がない
ように見えます。
もちろん、素材や加工、特性なども進化していて、電子楽器もGUIやデータリンクなど
変化はありますが、基本的な部分はあまり変わっていません。
収斂した結果として落ち着いているのかもしれませんが、あまり劇的な進化に驚くよう
なことは最近ありません。
20年前の機材と比較すると劇的な変化はないものの、細かいところで進化はしています。
今、ギターをGibsonのレスポールモデルを使っていますが、見た目に変化は見えません
が、全く別物と言って良いほどの変化があります。
21世紀なりに変化はしているのでした。
今はギターも昔と違って扱いも楽になっていて、ネックが変な反りをしたり、チュー
ニングが狂いやすいこともありません。ラッカーの変なベタベタ感もありません。
昔は輸入もののギターは楽器屋さんに行って、しっかり確認して、その上で日頃の維持
管理に気をつけるが鉄則でした。
でも、今はそんなことも気にかけず、Amazonでポチッと買っても問題ありません。
私は地方に住んでいますので、東京の楽器屋さんに行って実物を見てから買うという
ことはできません。
昔の感覚だと地方に住んでいれば購入選択肢が限られ、Gibsonのギターを買うのは
かなり難しいものがありましたが、時代のおかげで地方にいても東京と同じ感覚、
場合によってはアメリカと同じ感覚で買えてしまうようになりました。
そのためか仙台でも高価な海外製機材を使っている人も多く、中古機材の売買もネト
オクやメルカリなどで個人が簡単に取引できる環境もあるからでしょう。
大きな視点から劇的な変化を見せています。
もちろん、今でも現物を見て、納得してからじゃなきゃ買えねえ、という人もいますが
、こういう人は大抵ガラケーだったりします。
音楽も配信に限らず、音源のソースや譜面、シンセの音色データや打ち込み情報なども
ネットを介してやり取りできます。メン募は紙媒体はほぼ絶滅状態かもしれません。
(昔は雑誌のメン募欄や楽器屋さんのメン募掲示板などがありました。)
色々なオーディションや審査も動画データでの提出です。
歌も人じゃなくてVOCALOIDで代用できます。(アニソンをVOCALOIDでやっている人
も多いです。)
だいたいのバンドが何らかの形でライブにPCやタブレットを持ち込んできます。
スマホをクリックで使う人もいます。
機材は収斂しても環境は21世紀なりの音楽環境に進化しています。
また、アナログものも見直されていますが、デジタルによるアナログ出力で再現され
ているものもあります。(20世紀のデジタル化初頭はデジタルをアナログレコード出力
することは何の意味も持たないと雑誌には書かれていましたが。)
まだまだ、これからも進化を遂げるのだと思います。
環境問題や生態系保護の考え方もあって、ギターの木材はこれから困難を極めること
になると言われています。ひょっとすると代用素材が登場するのでしょうか?
昔、スタインバーガーのカーボングラファイトとか、オベーションの合成素材とか、
クレイマーのアルミネックとか色々ありましたが主流にはなっていません。
今後自動車も脱炭素化することを考えればもっと別の進化を遂げるのかもしれません。
冒頭で若い人を楽器屋さんで見かけない話をしましたが、正しく言うと楽器屋さん
ではない別のフィールドに存在しているだけです。
年代的に大きく楽器屋さんに依存した世代なので、少なくなった楽器屋さんでの状態
が全てではなかったわけです。
これからも機材は確実に進化し続けます。何とか頑張って食らいついていきましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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