ワイン農家のつくりかた~Natan Weinberg

”ワインと人生を共にしたい人”が行き着きたい場所へ手ブラで向かって足掻いてる模様

ブドウスカシバか

2016-11-28 15:22:16 | 日記
落ち葉焼却とヨトムシ削除と見廻り。

変わらずしておるわけですが、苗植えの際に「台木は埋めないで!」と伝え忘れていたので数本台木が埋まった状態のものがあり


その子達を救出していました。


さて…
前回気になっていた樹液…
昨日の雨でまたまた沸いたのか、数ヶ所発見。

作業を終え帰宅して、畑共々お世話になっている先生へ電話。
「先生!樹液が出とるんですが…」

「ブドウスカシバかもね」


Σ( ̄ロ ̄lll)!!!!!!!

やっぱりですかー!!!!!!!!!
(ブドウスカシバとは枝の中に卵を産み、その卵から幼虫が産まれ枝の中をうまい棒のように空洞に食い進め大きくなり、気付かぬ間に枝を見事に枯らされてしまう恐ろしい虫なのであるo(T□T)o)


「2月の剪定で枝を持ってポキッと折れるようならそこに幼虫がいるから駆除して。」


とのことで、先生曰く「樹は死なないから大した問題ではない」ということでしたが
気になる!!!!!!!!

そんな先生のような広い知識と大きな器を持ち合わせてない私は再び畑へ!!!



気付けば信号待ち、既にナイフとハンドルを握りしめる…

おのれ~…抹殺してやる…


到着後転げるように車を降り

これ。ゼリー状の樹液…


樹はこんな感じや

こんなの

こんなんとか

こんなの(。>д<)


そしてナイフでかさぶたを削ってみる…


む…



むむ…(;・ω・)


侵入&幼虫の気配なし…

ほんまかなぁ(>_<)
でも爪でコリコリ細かく見ても綺麗な枝肌が出てくるだけ…


数分考え立ち尽くすも
削ったところへトップジン(絆創膏のようなもの)を塗り、畑を後に



細かく観察するしかない。。

削ったところから推測するに(あくまで私の素人推測)、捻枝跡や秋のカジリ虫に皮を食べられた傷跡から、葉にいかなくなった水分や栄養分が溢れだし瘡蓋を作っていたのでは…と。。。

なんだかこう、外側から巻き込んでる感じの外皮も見えるし…


しかし油断は禁物❗❗❗


しっかりケアしていきます(*`Д´)ノ!!!


しかし今日も寒い!!!

秋の虫も油断出来ぬ

2016-11-22 21:11:23 | 日記
ハッッッッ(゜ロ゜;))))))!!!



じゅ…
樹液が出とる…



何者かに侵食されている!!!!!!
。・゜゜(ノД`)・゜・


ブドウスカシバ
とか
ブドウトラカミキリ
なんかで、中に幼虫が入り込んでたらどうしよう(ToT)

なんだか陽の加減と裏側ということでよく見えず、指でコリコリしてみるも穴が開けられてる気配はなく、糞も無かったので外皮をかじられた傷だと思っている。

いるが…
大丈夫かなぁ(ToT)不安…(´д`|||)



それでも今日は取り忘れの葡萄に出会い


「あ…おったん?」て、ほんま目が合ったような感じにちょっとしたプレゼントをもらった気分でした☺



ええ色✨

来年度の畑

2016-11-14 17:55:04 | 日記
候補場所が現時点で3ヶ所あります。

一、元水田で現在柿農園。(獣の心配なく害虫も山よりかなり軽減。便利は良い。畝を高く取り水捌け+根域制限を考え開拓しようかと…)

二、今の畑の奥の山。(標高も高く陽当たり風通し抜群。傾斜も程よく他の植物も穏やか。でも山道続きでちょっと遠いか…)

三、山の麓(かなりなだらかな傾斜。獣の心配はなく綺麗に整地されており県道から近く、水道電気など何かと便利)



ん~… 本当は次の品種達には二番の場所が良さそう…

迷う!





けど…





間とって三番❗❗


にしました(^_^;)



いろいろまた構想練って準備に取りかかります。

破滅と再生

2016-11-09 15:49:58 | 日記
以前、とても敬愛するソムリエの大師匠と自然農法について少しお話していた時
「自然というのは破滅と再生で成り立っているから…」
とおっしゃっていた言葉に私は静かに衝撃を受けていたのです。

いや、そうやん?

と言われるかもしれませんが、これは私の根本的な思考を大きく補正してくれるものでした。



現在畑では、こないだまで喧しいほどにウジャウジャいてた大きな虫たちが化石のように静かに転がっています。


あの分身を繰り返していた大蜘蛛“畑の主”も姿を消し、巣は絡まって埃のようになってます。

下草の種類は変わり、私はその中から落ち葉を拾い、隠れて暖をとり寝ている芋虫を駆除します…

この大きな“自然”のサイクルを一年肌で感じながら、すぐそばで“不自然”なことをする私

そもそもこの地に不自然に葡萄を植え、不自然に整列させ、不自然な仕立て方をし、不自然に生き延びさせようとする

それを、いかに『自然』と手を繋ぐ形までもっていくか…



境目にまだまだ違和感を感じている私は、全くの不自然な栽培人なんだなと。
そんなことを考える冬の入口畑の中

朝は本当に寒い折…

2016-11-07 14:23:34 | 日記
もっぱら虫と落ち葉と触れ合っておるわけですが…
(これは大*中*小の中の小な奴(-_-))


先日おっちゃんに
「あの端の樹、枯れてしもてるん?」
と聞かれ
「葉を虫に食べきられてて(ノ_<。))」
と話していたのですが…


分かりますかね…
手前の畝達は葉がほぼなく、奥はまだあります。

手前が甲斐ブランなんです。
奥がヤマソーヴィニヨン。

やっぱりヤマソーと比べると全てに弱いです甲斐ブラン…

でもまぁ。


なんとか

葉を食べ尽くされる前に

樹は栄養を溜め込んでたみたいで

ぷくぷくと芽の素を覗かせてくれてました(´ω`)



まだ元気な子もいれば


紅葉してる子も。

みんな違ってみんなよい◎


とにかくいつもそばにいるから。
ガンバって冬越えよーね(´ω`)