お彼岸の頃から、ずっと名号(南無阿弥陀仏)の掛け軸をかけていたが、お盆を迎えるにあたり、法然上人の絵に交換した。
この法然上人の絵は、桑名市の大円寺住職一空さんの手によるもの。
元々の原画は、京都市右京区嵯峨の二尊院にある。浄土宗辞典に依れば「右膝の前に唐草文様の風呂敷包みが描かれているのが特徴である。この風呂敷包みは旅支度を示すもので、日常の諸道具が包まれているものといわれ、また沈んだような顔の表情から流罪直前の姿であるとの説がある。 」
どういう経緯で、この掛け軸が宝泉寺にあるのかは不明だが、繊細なタッチは素人にもわかる。