映画『ツレがうつになりまして』を
観てきました。堺雅人・宮崎あおい主
演の映画です。日中でしたから、ほと
んど中年以降の観客ばかり。この観客
の中にも、うつの人がいるかもしれな
いと思ってました。一説では、16人
に1人が、一生の間にうつになるとい
うくらいですから。「こころのカゼ」と
も言われるくらいです。
映画ではなくて、これは↑原作の漫画本。
今回、大震災被災地にある仮設住宅
を回ったのですけれど、会うことがで
きたのは、ほとんどがおばあちゃんた
ち。みなさん、明るく対応してくださ
いました。
って、ここまでは、よくある表現で
すけれど、ずぅーと気になることは、
被災者は明るく頑張っていて、ボラン
ティアが逆に励まされるくらい云々の
表現です。
被災者が、どうなのかというのは、
私には推し量れません。
頑張っている人の心が、強く逞しく
ある場合もあるでしょう。でも、頑張っ
ているからといって、その人の心も頑
張っているかどうか、私にはまったく
分らないのです。
つれうつ の本や映画を観ながら、
被災者の気持ちがどうなのかわからな
い私だ、と感じたのです。
このうつ病は、外見ではわからない
ことも多い病気です。明らかに元気の
ないうつ病の人もいれば、元気そうに
していても、高いビルを見上げたとき
に、あそこから飛び降りたいと思う人
もいます。
仮設住宅で亡くなった人は、あまり
報道されませんが、二桁になっている
とか。
自分の苦しみ悲しみをわかって欲しい
というこころの叫びだけは、受け止める
ことをしたいな、と思った今回のアーユ
ススタディツアーでした。
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