宝泉寺 ブログ

必然ということ

 寺の周囲には、他の業界では少ないだろう業者さんとの縁がある。石材店・法衣店・仏壇店とは、いろいろなお話しをする。
 その中には、檀家減少で経営困難になっているお寺のことも話題になる。特に過疎化で、人口自体が激減しているところでは、かなり大変そうだ。
 過疎化している中国地方から愛知県に移り住んだ方が、ふるさとのお墓じまいを申し出たら、かなり厳しいお小言を言われたと話された方がいた。
 さて、寺院経営の維持困難の話題が出た時に、スマホで宝泉寺の情報を確認してみた。住職・副住職が使うスマホの中には(正しく言えばクラウドの中に)、檀家さん情報や過去帳情報などが入っている。
 過去帳から調べると、この2年間で8軒の方と新しい縁が結べている。
 きっかけを考えてみると、インターネット(よい寺のポータルサイト「まいてら」)からが1軒、葬儀業者さんからの紹介が2軒、檀家さんの親族などのご縁が4軒、今お付き合いしている寺が嫌いで、宝泉寺に代わりたいという理由が1軒だった。
 もちろん絶家などで縁が切れていくケースもあるのだが、宝泉寺は、今のところ何とか健全経営を維持できている。
 百年後はどうなっているのかはわからないが、偶然という出会いを、必然だったのだと感じるような縁にしていきたい。
 偶然はコントロールできないが、必然という感激の思いにすることは出来そうな思いがしている。

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