某さんから、墓石のことで相談を受けました。お墓に彫刻する文字の件です。
これまでは、「■■家之墓」と姓が彫られた墓石でしたが、これから違う名字になるので、竿石だけ交換したら、どうなるのかということです。
「南無阿弥陀仏」と彫ったり、あるいは「くえいっしょ」では、いかがでしょうかと伝えると、どう言う意味でしょうかと尋ねられました。
これは阿弥陀経に出てくる一節です。「倶会一処」、つまり姓は違うけれど、ともに一つのお浄土に生まれるということで、これをお伝えしたわけです。
この方に、倶会一処の説明をしたいと、適当な本を探していた中で見つけたのが、この本。NHK出版「お経で読む仏教」釋徹宗著。