1.10カラットのラウンドブリリアントカットのビルマ産のレッドスピネルです。
スピネルの中でも最も稀少性が高く非常に美しい逸品です。
自然な丸みの輪郭は目に優しく、程良い深さが メインストンに相応しい
1.10カラットの割には 見応えのある大きさな場面を感じさせます。
パープル味の強いルビーとは異なり 純粋な赤色に極めて近く
一旦 光を浴びると眩しいぐらいな輝きを魅せる、彩度の高いスピネル。
このレッドスピネルは、つい最近 偶然の再会で 奥の奥から出して頂いた
特別美しいレッドスピネルの中に紛れていて、
その中でオーナーが 最も売りたくない商品として 所有していた物でした。
このレッドスピネル1.10ctのオーナーによれば
ここ最近は原産地モゴックでも めっきり綺麗な物が手に入りにくいとの事で、
仕入価格の合意は 大変難しく 困難を極めました。
一般的にレッドスピネル原石は小粒の物が多く レッドスピネルの裸石に研磨し仕上げると
0.50ct前後のものが大半になるそうで、
1ctUPのラウンドブリリアントの鮮やかな赤色で耀きが一番素晴らしい物は、
最後の最後まで残して置いたものだそうです。
ここ数年仕入れた宝石の中でも 特別な運命を私自身が感じる位 高品質のものでした。
今私の一番のお気に入りのレッドスピネル1.10ct!
・・・このブログでご紹介しようと数日前から準備に入っておりました。
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ところが・・・先ほど修理品を取りに見えたお客様
レッドスピネル1.10ct!との偶然の出会いながら ひと目見ただけでも 殊の外お気に入り!
急きょ私の手を離れて新しいオーナーの元に行くことにきまりました。
私の写真では、表現し切れませんが、これだけの品質のスピネルは なかなか出会うことは出来ません。
私的には少し、寂しい気はしますが、新たなオーナーに末永く愛されることを祈ります。
元町宝石店長
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