
映画『トレインスポッティング』のサウンドトラックを地元の図書館で借りてきました。僕の生まれた1996年公開のイギリス映画。現代的なドラッグムービーとして高く評価されています。主演のユアン・マクレガンに憧れて茶髪の坊主にしたこともありました。私の消したい過去の一つです。
以下、 シネマトゥデイからのあらすじ引用。
『スラムドッグ$ミリオネア』などのダニー・ボイルが、アーヴィン・ウェルシュの小説を映画化した異色青春ドラマ。ドラッグ中毒の主人公と仲間たちのハチャメチャな日々を、スタイリッシュな映像で活写する。今や大スターとなった若き日のユアン・マクレガーが主演を務め、『ビザンチウム』などのジョニー・リー・ミラーらが共演。イギリスをはじめ世界中が熱狂したポップな感性に魅了される。 ドラッグ中毒のマーク(ユアン・マクレガー)と悪友たちは常にハイ状態か、あるいはドラッグを手に入れるため盗みに精を出しているというていたらく。ある日、マークはこのままではいけないと更生するためにロンドンに行き職に就く。ところが、彼らの仲間が会社に押し掛けたことが原因で、マークはクビになってしまう。
観たのは一年以上前ですが、名作と呼ばれているだけあって今でも強く記憶に残っている映画のひとつです。今回はこの映画のオープニングトラックでもあるIggy Pop『Lust for life』を和訳してみました。
Iggy Pop - Lust For Life
Here comes Johnny Yen again
ヤク中のジョニー・エンがまた来やがった
With the liquor and drugs
キマってる上、ベロベロに酔っぱらって
And a flesh machine
例の女をつれて
He's gonna do another strip tease
またストリップショーに始めるらしい
Hey man, where'd you get that lotion?
おいおい、そのローションをどこで手にいれた?
I've been hurting since I bought the
gimmick
俺は今、心が痛むんだよ
About something called love
愛とやらを見つけて以来な
Yeah, something called love
そう、愛というものを
Well, that's like hypnotising chickens
そうだな、催眠鳥ソックリになれるぜ
Well, I'm just a modern guy
俺だって、流行は追っかけていたよ
Of course, I've had it in the ear before
もちろん、ヘロインを打ちもしたけど
'Cause of a lust for life
ただ俺は今、生きてみたいんだ
'Cause of a lust for life
本能ってヤツさ
I'm worth a million in prizes
俺には100万ドルの値打ちがあるんだ
With my torture film
あの残酷な映像のお陰だろう
Drive a G.T.O.
GTOを運転してさ
Wear a uniform
ただ、病院送りになっちまって
All on government loan
国にも借りを作っちまった
I'm worth a million in prizes
俺には100万ドルの値打ちがあるんだ
Yeah, I'm through with sleeping on the sidewalk
そうさ、もう歩道に寝ることなんてないんだよ
No more beating my brains
バカみたいな頭痛なんてまっぴらさ
No more beating my brains
バカみたいな頭痛なんて
With the liquor and drugs
どれもヤクと酒のせいだった
With the liquor and drugs
ヤクと酒のせいだったんだよ
(以下リピート)
「洋楽は歌詞なんてわからなくていいんだよ」というのが父の持論。私もその教えを信じ、声も一つの楽器として洋楽を聴いてきました。でもやっぱりね、何歌ってるか知りたいですよ。そらそうですよ。込められた意味を知ることでより楽しめますもんね。
この曲、印象的なドラムビートも攻撃的ながら、やっぱり歌詞も個性的でした。分かりづらいスラングも含まれています。しかし、この曲が普通のドラッグソングと違うのは「いたって健康的」という面。作曲したイギーポップ自身もドラッグ中毒者であり、自身の克服した経験が歌詞に登場しています。「パンクのゴッドファーザー」と名高い彼は、現在も多くのアーティストからリスペクトされ、67歳となった現在もステージに立ち続けています。PVでは江頭2:50ばりのタイツ一丁で踊り狂うイギー!カッコいい!!挿入される映画のワンシーンにも注目ですよ。
「普通の大人の人生なんてクソだ」映画を通してのテーマ。現実とぶつかり、不安と戦う若者の葛藤がヒリヒリとした緊張感をまとってスクリーンに映し出されます。
映画、サントラ共に素晴らしい出来。必見、必聴です。
曲の雰囲気がよく出ていますよね。
ウマいですね。
和訳の記事、もう一度書いてみようかな。。