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独立型社会福祉士事務所

 ~ NPO法人 ほっとポット ~

小規模民間ホームレス支援団体である当法人が直面する諸課題に関し『日本共産党さいたま市議会議員団』の皆様から説明の場を頂き、それらの課題解決に向けた『要望書提出の機会』を頂きました

2018-09-03 | 人づくり事業
2018年8月27日、『日本共産党さいたま市議会議員団』の皆様(山崎章市議会議員、神田義行市議会議員、鳥海敏行市議会議員、戸島義子市議会議員、久保美樹市議会議員、守谷千津子市議会議員、大木学市議会議員、松村敏夫市議会議員)へ、ホームレス状態にある方の支援活動を13年間担ってきた独立型社会福祉士事務所NPO法人ほっとポットが現在直面する諸課題に関し、当法人よりご説明させて頂く機会を約1時間半頂戴致しました。
その場では、主に『2点の課題』と、それらの解決に向けた方向性についてご説明させて頂きました。
1点目は、さいたま市保健福祉局福祉部生活福祉課所管の『無料低額宿泊所等に対する現行ガイドライン』の再改正の必要性があるという点であり、2点目は、今後に向け『良質な支援を提供する小規模巡回型の無料低額宿泊所等の位置づけ』の必要性がある、という点です。

また、本日2018年9月3日、2点の課題解決に向けた『要望書』提出の機会をご用意頂きました。

上記の課題2点は、どちらも非常に重要です。
特に「さいたま市保健福祉局福祉部生活福祉課」が、これまで小規模民間支援団体の意見を十分に聴くことないままに進めてきた「厳しい規制のみに偏る姿勢」に対する改善は、早急に求められます。
本来、ホームレス状態にある方々の支援を所管する「さいたま市保健福祉局福祉部生活福祉課」は、現場にしっかり足を向け、「小規模民間支援団体」の意見にも、丁寧に耳を傾けて頂かなければなりません。【いたずらに厳しい規制をかけるのみ】では絶対に解決しない課題が、現場にこそ内在するからです。他の社会福祉事業等と比較し、2014年度から特に厳しくなり過ぎた【現行ガイドライン】を、再改正頂く必要性が急務です。
思い起こせば13年前、さいたま市保健福祉局福祉部福祉総務課(当時)にたった1名の「ホームレス相談員」として配属された私は、さいたま市全域を担当し、現場に足を向け、当事者や支援団体などの意見に耳を傾けることを、最重視していました。
あれから13年を経た現在、「さいたま市ホームレス自立支援計画」に位置付けられた「民間支援団体との連携強化」は、まるで【放置】されたかのようです。只々、非常に残念でなりません。
しかしそこで立ち止まるわけにはいきません。さいたま市保健福祉局福祉部生活福祉課による【規制に偏った現行ガイドライン】は、良質な支援を提供しようと日々努力と工夫を重ね、取り組んでいる『小規模巡回型』の民間支援団体の活動に、甚大な支障をきたしかねず、これ以上看過することはできないからです。

最後になりましたが、『日本共産党さいたま市議会議員団』の皆様(山崎章市議会議員、神田義行市議会議員、鳥海敏行市議会議員、戸島義子市議会議員、久保美樹市議会議員、守谷千津子市議会議員、大木学市議会議員、松村敏夫市議会議員)におかれましては、独立型社会福祉士事務所NPO法人ほっとポットからの『要望書』を快くお受け取り頂き、深く御礼申し上げます。
今後とも、本件に関する課題の解決に向け、ご協力の程何卒宜しくお願い申し上げます。

(代表理事 社会福祉士 宮澤進)