Loving Day

青春ファンタジスタ

ストローの抜け殻

2005-01-15 22:47:53 | バイト的生活
今日はバイトだった。
世の中にはさまざまな人がいて、毎回それを観察するのはとても興味深い。
中でも以前から興味を持って眺めていたものとして、「お客様によるストローアート」が挙げられる。


サロンにおいては、ゴブレにストローをつけて提供するという、なんとも見た目のバランスが悪いドリンクのサービスをしている。
ゴブレにストローをつけるとグラスから飛び出しすぎてバランスがおかしいうえに、ストローが安定しない。
ゴブレというのは披露宴等でビール、もしくはソフトドリンクを出す時に使うグラスで、
このような全体的バランスの面から、というか通常ストローはつけずに使うものである。
しかしながら私の働くサロンでは、ストローをつけて提供している。
これにはいろいろな理由が挙げられるんだが、ここでは省略。


コールドドリンクにつけるストローの袋。
これには、その処理のしかたにお客様それぞれの個性が出ててすごくおもしろい。
そのまま置いておく人、気づいてないのかわざとなのか不明だが地面に落とす人、
こよりのようにねじる人、小さく折る人、細かくちぎる人、はたまたまるめる人。
まぁ、ここらはよくある。

→普通。(レベル1)




それが少し高度になると、袋が立体的な形に折られているもの、
二つの袋を使ってばねのような形になっているもの等の形が形成される。
ここら辺になってくるとちょっと楽しい。

→なかなかやる。(レベル2)



そんな中、たまにだが、もうもはや芸術とよんでもいいような作品を創作する人がいる。
例えば、ストローの袋によるばら。
なんとも素敵なばらの形をした白いものが出来上がっていて、これにはたまげた。
このぐらいのレベルになるとサロンパントリーで話題になる。
というか、

→私がそれを片手にだれかれかまわず言いまくる。(レベル3)




今日久しぶりに芸術を見た。
ストローの袋による星。
しかも、流れ星バージョン。



以前にも星を作ってる人はいた。
袋をたたんで膨らませ、ころんとした形状の星を作るというもの。
それは言うなればレベル2に分類されるものであって、言及するほどのものではない。
自分でも出来るし。


今回の評価点、なにがすごいのかを述べるとすれば、
それはここまで完璧に“動的”に星を表した人は、私の長いサロン生活を通してもかつていなかったこと。
まさに星の中の星。


いったいそれがどのようになっていたかを説明すると、
ストローの袋を立体的に折りたたむのではなくて、ほしの形を縁取るように折り、そして!
ここからがすごい、
なんとそれを、ストローの先につけていた。


まったく見た瞬間に受けた衝撃はすごかった。
ゴブレからやたら飛び出て安定しない、折れるストローという題材を生かして作られており、
その発想力もさることながら、全体としてのアート的側面において類まれなる逸品。
思わず片付ける手を止めてまじまじと見てしまった。


従ってその後、それがサロンパントリーにおいて話題に上ったのは当然の流れといえるだろう。

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