2020.4.4
抜粋

新型コロナウイルスに感染し、髄膜炎を発症して山梨大付属病院(山梨県中央市)に入院している20代会社員男性の症例報告論文が4日、国際感染症学会(米マサチューセッツ州)のホームページに速報版として掲載された。
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部屋で倒れているのを家族に発見され、救急車で運ばれた。搬送中、約1分間全身発作を起こした。
山梨大病院に着いたときには言葉を発せず、痛みに対する反応がなく、首の後ろが硬直していた。胸のコンピューター断層撮影(CT)検査では肺に小さな濁りが見られた。
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山梨大病院に着いたときには言葉を発せず、痛みに対する反応がなく、首の後ろが硬直していた。胸のコンピューター断層撮影(CT)検査では肺に小さな濁りが見られた。
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救急医の判断で新型コロナのPCR検査を行ったところ鼻の奥は陰性だったが、脳脊髄液から陽性反応が出た。このためすぐに、新型コロナへの効果が期待されているファビピラビル(商品名・アビガン)の投与を始めた。錠剤のため、水に溶かしたものをチューブで鼻から胃に流し込み、10日間投与した。
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男性は現在は回復し、数日中に退院してリハビリに移行するという。