俳句集『うたたねの』より 秋の章 2024-10-06 08:58:51 | 俳句 負う稲の束すくなきを笑いけり 一直縁談の昨日まとまり稲架を解く 一直・稲架(はざ) :刈り取った稲を天日干しすること。またはその木組み。・この句は昭和11年秋頃に詠まれている。 伊藤一直は、戸籍上は昭和12年11月8日に遠藤キナ(祖母)と結婚してお り、昭和12年12月には長女仁子が誕生している。 少ない稲束を背負っていたのは昭和11年に縁談話がでた頃の祖母かもしれな い。