大洋ホエールズとのダブルヘッダーを制し、
エース星野で優勝した。
中日20年ぶりの優勝にわいた。我が愛しのドラゴンズ。
ロッテとの日本シリーズ(当時はデイゲーム)、
授業は中断!!理科室でみんなで応援!!残念日本一にはなれなかった。
…
長い長い日々ドラゴンズは53年ぶりに日本一に!!
我が家はみんなで乾杯!!すばらしい一日に乾杯
あけましておめでとうございます
昨年中はお世話になりました。
今年は私にとって、教員になって20年目の節目です。
初心に帰ってがんばります!!
今年の目標は
昨年果たすことのできなかった
「O高校女子バスケットボール部の県大会出場」
以上です!!
今年もよろしく!!!
新チームでの初の練習試合。いつも姉妹校のようにやっている地元の中学と行った。トリプルスコアーの完敗!!3年生が抜けるとここまで弱いのか(う~ん、うなるしかない)確か今の3年生のこの時期もこんなもんだったけ?また一から出直しである。
落ち込んだ気分もうまく切り替えることができた。そう、3年生に招待された日だったからだ。夕方、部員のA宅におじゃました。Aの家族はこの日のためにお出かけをしてくれていた。
玄関まで行くとAが迎えてくれた。部屋の戸を開けると、クラッカーが鳴り「先生本当にありがとうございました」の声が一斉に聞こえた。部屋には飾り付けまでしてあった。「じゃあ先生はあの席に座ってね」「本当に3年間お世話になりました。これは私たちの気持ちです。ほんとにありがとうございました。乾杯!!」。机の上には、カレーライスととてつもなく分厚いハンバーグとポテトサラダがあった。カレーライスはお子様が食べるような甘口だった。ハンバーグは箸では切れないほどすごく堅かった。ポテトサラダもこれでもかと言うほどの量があった。彼女たちの思いがいっぱい、いっぱい詰まった料理ばかりだった。だから、一流料亭に負けないくらい本当においしかった。いままで食べた料理でも一二を争うぐらいにおいしい料理だった。
「こんな企画いつ考えたの?」「秘密!!」「本当はね、休み時間に何度も集まって話し合っていたんだ」「先生覚えている?ずいぶん前の練習の時に『好きな料理何ですか?』って聞いたの?」「え、そんな前から考えていたの?」「そしたら、いきなり“ししゃも”だもん。だから、すぐに却下だったたんだよ」「今日はね~、分担してみんな朝から作ってたんだ」。「先生どんな顔して喜んでくれるかって」。
しばらくして、デザートが出てきた。それもバスケットボールに飾られた大きなケーキ二つだ。「これは先生をイメージして作ってみました」。味は何とコーヒー牛乳味!!私が好きでコーヒー牛乳をよく飲んでいる姿を見ていたからだった。
彼女たちが料理なんて、日頃まともに出来ない事は知っていた。だから、これ作るのに本当に大変だったと思う
。
試合のビデオを見たり、手品をやったり、トランプをしたりした。女子高校生のたわいもない会話をたくさん聞かせてもらった。つらい練習に何度も「やめたい」と思ったことも!!
時計を見ると21:00をさしていた。あっという間の4時間だった。
最後に一言話してほしいとのことだったので「自信を持って歩み、すばらしきパートナーと出会うこと。そして、幸せな人生を切り開くこと。今日のお礼と3年間ついてきてくれたことに『ありがとう』」と。
帰宅後、届いたメールには
「今日はきてくれてありがとうございました。サプライズが成功して良かったです。先生にばれないように皆で頑張ったんで良かったです」
「先生にこんなに喜んでもらぇて良かったです。私達も先生が喜んでくれるのを期待しながら作ってぃました。作ってぃる間もゎく②しっぱなしでした」
「今日は先生に喜んでもらおうと皆でいっぱいたくさん考えてたくさんの意見の中から気持ちを込めて料理を作ろうと決めました。喜んでもらえて良かった!!!気持ちがこもった料理です。先生が美味しいと言って食べてくれて頑張ったかいがありました!私も皆もきっと4時間が早くて、でもとても楽しくて幸せでした。また皆で同じ時間を過ごしたいですね!!まだまだ長く先生とは会っていきますから!!先生はいつまでたってもうちらの顧問の先生ですよ!!!!!」
楽しい一日とすばらしい3年間を、ありがとう!!
大会の二日後、三年生は部を正式に引退した。
全員が輪になり、3年生一人一人が後輩へメッセージを送った。笑って、楽しかった日々を語る者。「自分たちの色」を出すこと後輩に求める者。最初から泣き出しもう言葉にならないもの。「努力の大切さ」を強調するもの。「声」さえあればすべてが乗り越えられる事を伝えるもの。日々を懸命にいきる事の大切さを後輩に伝えるもの。さまざまな言葉が力強く語られた。
キャプテンは次のように話した「・・・こんなに自分が変われるなんて思わなかった。今自信を持って自分の意見を言える。昔の私とは違う。・・・がんばったらがんばった分だけ、自分に返ってくる。苦労したら苦労した分だけ自分のものになる。必ず自分に何かが残る。自分自身が大きく変われる。成長できるから。私はこの部で心から信頼できる最高の仲間と勇気と信頼関係を手に入れた。それだけじゃなくて本当の自分と初めて出会えた。全力で練習に取り組んで、全力でぶつかって、全力で受け止め、全力で毎日を過ごせたからこそ得られたものだと私は思う。・・・」
誇らしいまで成長した彼女たちの姿がそこにあった。大粒の涙が、後輩たちの目から流れた。新正副キャプテンへの引継ぎがあり。最後に全員で大きな声で校歌を歌った(わが部は毎日校歌を歌って練習を終わる)。解散と言おうとした瞬間。
3年生が「私たちに少しだけ時間をください」と。下級生と3年生が向かい合ってならび、3年生が「これは私たちの練習に今まで付き合ってくれたお礼です」と言い、一人一人に名前が刺繍された手作りの携帯ストラップを手渡していった。いつの間に、こいつらこんなもの準備していたんだろう!!大会前は忙しかったはずなのに。話し合いをしている暇はまったくなかったはずだ。ましてやストラップを作る時間なんてありえない・・・ずいぶん前から話し合い・準備していたのかな?? プレンゼントをもらい後輩の目からは、さっき止まったはずの涙が再びあふれてくる。抱き合いながら泣いている姿を見て、本当にうれしく思えた。
そんなときに「先生前に来てください」と声が・・・
「3年間本当ありがとうございました。これはずっと私たちのことを考えてくれた先生への3年生からのプレゼントです。喜んで受け取ってください」と『招待状』と書かれている封筒が手渡された。驚くしかなかった。