一昨日、「今日も安全にダイビングを終えられて満足♪」と言った舌の根も乾かぬそのうちに、
今日は朝から脳神経外科を受診してきました。
ホントはそっと心に秘めておきたかったのですが。
実はね~、ちょっと気がかりなダイビングをしてしまっていたのですよ。
ダイビングには潜水病(減圧症)のリスクを軽減するために、
潜水深度や時間、浮上速度など、たくさんの注意事項があるのですが、
その中のいくつかをちゃんと守れなかった。
その瞬間「ヤバ・・・」と思い、内心不安に思っていたのですが、
特に異変は感じなかったので、無事帰り着いてホッとして、
ビールを飲んでブログを書いて、気持ちよく就寝
んが!
最後の潜水から26時間ほど経った昨日の夕方、急激に体が重く、だるくなり、
肩や腕の筋肉痛が一段と強くなり、手の指先にはかすかなしびれも・・・
ま、まさかこれ・・・来た? ベンズ(減圧症)来た?
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
いや、喜んでいるのではもちろんなくて。
慌ててネットで減圧症の症状を検索。調べれば調べるほど不安が募り、
こういうときは不安解消のためにも一度専門医を受診しといた方がいいと決断!
むかし減圧症に罹ったことのある知人から、市内にダイビング好きのお医者さんが
いるという話を聞いたことがあったのを思い出し、朝一番に電話して飛んでいきました。
んで、お医者さんに会ったら、不安解消どころか、こじゃんとづかれた(笑)
注:こじゃんとづかれる=こっぴどくしかられる
医 「何メートル潜った?」
ふ 「1本目がmax21メートルで、2本目が37.5でした」
医
「逆やろっ!」 注:2本目は1本目より浅くなるよう計画するのが基本
ふ 「みんながどんどん深場へ行って、ロストしないようついていくには仕方がなくて・・・。
実はさらに悪いことに、安全停止をほとんどしてないんです」
医
「なにっ!」
ふ (ブツブツと言い訳)
医
「どこの店で潜った!」
ふ 「店じゃなくて、今回初めて参加したダイビングサークルで・・・」
医 「まぁいいや。
あなた、かなり運がいいよ。 治療は必要ないでしょう」
ふ 「減圧症じゃないんですね!?よかった!」
医 「いや、
症状がなくてもあんたは減圧症! そう思ってこれから気をつけなさい」
この言葉には猛省しました。いままでプロダイバーの友達を数年間間近で見てきて、
もっとヤバい状況でも減圧症なんてめったに罹るもんじゃないと思っていたから、
正直言って「このぐらいなら大丈夫だろう」と思って甘く見ていた。
今日はホントこの医師に会ってよかったです。
自分のミスを振り返って、どうすればもっと安全に潜れるかがわかったし。
もう同じ失敗はしないぞ、という決意と自信がわいてきた。
医者が「これ読んで勉強しなさい
」と、いっぱい資料をくれました(笑)
実は今日の診察ではひとつ思わぬおまけがついてきました。
「減圧症の可能性は極めて低いけど、気になることがあるので検査しましょう」と言うので、
MRIと頚部レントゲンを撮ったら、頚椎ヘルニアが見つかった
ダイビングで重い器材を運んだり背負ったりしたせいで炎症を起こし、
神経系に影響したのを、減圧症の症状と勘違いしていたみたい。
数年前からずっと首の痛みと軽い痺れは気になっていたので、すぐに納得。
いつか整体か病院にいかなきゃと思いながら放置していたので、
治療を始めるきっかけができてよかったっす
ついでにお医者さん曰く、
「今度からダイビングをするときは、周りの人に首に持病があると伝えて、
器材は必ず人に持ってもらうようにしなさい」
殿様ダイビング公認っすか~
こりゃ楽ちんでいいわ~
しかし本日の診察費用!何と11,000円
首よりこっちが痛いがな~