あともう少しだけ

日々の出来事綴ります。やらずに後悔よりやって後悔。

伝え方

2014-11-23 23:10:25 | コラム
時々ブログ内で読書感想文を書くのだが、その度思う。なぜ学校では本格的に感想文の書き方を教えなかったのかと。文章の書き方を学ぶ絶好の機会だというのに。自由に書いていいと言われても、自由に書くにはある程度の技術が固まっていないといけないわけで、それを指導するのも先生の役割ではないかと。お蔭で大人になってから文章力を身につけようとして苦労している。課題図書についてもそうだ。本の著者が「これは児童向けの本です」と銘打ったものならまだしも、教科書に載っている代表的作家、夏目漱石だの芥川龍之介だの太宰治だのあれらを子供が読んで一体どんな感想を書けというのだ。良質な文章に浸らせたい意向もわかるが大半の児童は興味持てないだろう。まず読書に興味を持たせる所からスタートしなくてはいかん。「読書は大切だから」と無理やり読ませたら興味を持つ子供と持たない子供の2極化が進む。大半は後者だ。これは問題のはずなんだけど。極端な話、漫画で感想文書かせてもいいではないか。そもそも本を読む習慣と感想を書く習慣を高い水準で同時に身につけさせようだなんて虫がいい。しかもロクな訓練もさせずに。とりあえず本は何でもいいから感想の書き方だけ勉強、もしくはその逆をやってほしい。
何故いきなりこんな事を書いたか。最近小、中、高校の勉強を復讐する機会があり、その時読んだ参考書にはひたすら暗記する内容しか書いておらず、勉強の楽しみ方については一切書かれていなかったのだ。それが非常に不満であった。大人になった今だから確信を持って言えるのだが、勉強は面白い。子供が勉強嫌いというなら、問題なのは勉強の面白さを伝えられない大人の方なのだ。今の私は伝え方に非常に興味を持っている。

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