香港電影エイティーズ

香港電影応援団長のKingKongっす!マイケル・リッキー・サミュエルのホイ3兄弟を熱烈応援中!

BOO!バージョン違いの謎

2005-09-01 13:03:37 | 80's電影れびゅー
皆さん、今回のBOO!DVD、もうご覧になりましたか?

実はワタクシ、今回のバージョンに関する様々な疑問がありまして。
テレビ版は劇場版を若干カットした短いものだろうから、吹替えのないシーンが存在するだろう、と想定して観ました。
しかし今回の「Boo!(半斤八両)」DVDには、不自然な音声シーンは無かった。

じゃあツービート版はノーカット版?ということになりますが、いやいやカットされてるシーンは有ったんじゃないの?
じゃあ今回のDVD原版はテレビ放送用を使ったのか?とか、色々悩んでました。

そしたら、よく遊びにいくブルース・リーのファンサイトの掲示板に、今回のDVDについての書き込みを発見しました。
aki-junさんが具体的にうまく整理されているので、引用させていただきます。すみません。 

☆『Mr.Boo!』日本公開時にギャンブル大将からサムとサモがケンカするシーンが挿入されたのは有名ですが、残念ながら今回もそのシーンは入っていませんでした。
 (ギャンブル大将のディスクに特典映像として入っています。吹き替え音声はなし)

aki-junさんの指摘通り、ケンカシーンはもともとギャンブル大将です。確かに「Mr.Boo!」劇場公開版にケンカシーンは有りました。
たぶんサムがリッキーに昔話を語る回想シーンです。ツービート放送版にあったかな~?

☆(Boo!の幻のケンカシーンの直前にあった)サムとリッキーのやり取りのシーン
 《サムが飛んでいる蝿を捕まえてリッキーが感心する》はどうなってしまったんでしょう?

そうそう、確かにあった、蝿のシーン!どこへ消えたの?

過去に出たソフトにも当然なし。だからファンの間では幻だったんですよね。
ポニーキャニオンのレーザーディスクにも、スパイクのDVDにも、なし。
スパイクは香港発売版を焼いているハズですよね。なぜ無いの?????

さらに不思議なのが、「Boo!」と同じ年の12月に日本で公開された、ギャンブル大将です。
当時、日本のファンのために特別にリッキーを追加撮影(いかさまトランプシーン)したと宣伝していましたが、リッキーの挿入とサモハンの削除が行なわれた時期について考えると、日本公開に合わせた差し替えじゃないよね!

だって追加撮影がギャンブル大将公開(79年12月)の直前だとすれば、79年2月公開の「Boo!」にサモハンが出てるワケないもんね!
東宝東和まじっく!

いまギャンブル大将の香港版DVD(ユニバース版)で確認しましたが、やっぱりサモハンのケンカシーンは無く、リッキーの場面しかありませんよ!パッケージにもデカデカと許冠英の文字が!

やっぱり追加撮影は日本のファン用に撮ったのではなく、現地での3兄弟人気上昇による追加だったようですね~。
サムが短髪カツラをつけて撮影に挑む写真が、当時のサムのファンクラブ会報に出てたから、髪の毛に注意して観ました。明らかにカツラ。太陽光に透けてまっ茶色!

半斤八両は、香港初公開年(1976年)以降、余りの人気に何度も香港でリバイバル公開されています。
賣身契(インベーダー作戦)からの更なるリッキー人気もあって、鬼馬雙星(ギャンブル大将)にむりやりリッキーを参加させようとした結果でしょう。
けれども、ならばサモハンシーンを「Boo!」に残すよね、普通。

でも現存するソフトに欠落してる。
な~ぜか?サモハンと版権で揉めてた?とか。
今回ギャンブル大将のDVDに特典映像として採用されたのも不思議。
嬉しかったけど。

想像ですが、一度挿入したサモハンシーンに、マイケルは実は納得しておらず激怒、作品を元に戻して、あの場面をオクラ入りさせた、とか!

再びaki-junさんの指摘です。

☆同じくギャンブル大将で、サムが投獄されたときのマイケルとのやり取りの吹き替え音声が欠落している。
 サムがシャバにいたときの回想のシーンで、放映時には間違いなく吹き替えられていた。

なぜだぁ~!
ことごとく回想シーンにまつわる場面が、オカシイことになってるよー。

誰かマイケル監督に聞いて~!

まぁ、aki-junさんもお書きのように、僕も今回の奇跡的発売には心底感謝してます、はい。
ツービート版がノーカット版なのかどうかの疑問には、答えが出てません。
2001年発売のスパイク版と、今回のツービート版の尺は同じか確認したところ、パッケージにはスパイク93分、今回約96分!ぎゃおー!?

DVDを再生してラストだけ映して計測しました(泣)。なんと本当に3分の差がある~!どこが違うの!?教えてぇ~!
こうなったらテレビとPCで同時に映して、違いを突き止めてやるぅ~~~~!


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16 コメント

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Unknown (家有喜事)
2005-09-02 08:40:49
あのシーンは蝿ではなく蚊を捕まえてました。

なぜかあのシーンだけ北京語だったので不思議だと思いましたね。ひょっとして台湾版なのかな?

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あやふやな記憶… (蓮花)
2005-09-02 09:18:24
手元に資料がないので、あやふやな記憶なんですが、

「半斤八両」を外国公開(日本?台湾?美国?)するにあたって時間数を増やす必要があり、急遽「ギャンブル大将」にあったサモハンのシーンを追加したのではないかと。

あのシーンのサムとリッキーは、他の(半斤八両の)部分とは明らかに違う時期に撮影したと思われる風貌(髪型とか)だったと記憶しています。

で「ギャンブル大将」のリッキー出演シーンは、日本公開に合わせて撮影されたはずです。



でも現在のDVDからサモハンシーンが完全にカットされて、今回も「特典映像」扱いになっている理由はわかりません…。



リッキー出演シーン、サムの髪型(カツラ)もですが、相手役の女性が…微妙(笑)です。
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台湾版「半斤八兩」 (馬場將三)
2005-09-02 10:35:02
 台湾版「半斤八兩」を所有している友人によれば、そこにはサムとサモハンの決闘シーンがあるそうです。

 ただ台湾版と香港版とではかなりの相違があるそうです。今度機会があれば見せて貰う予定なので、後日詳細を申し上げたいと思います。

 またテレビ放映されたものを持っている友人がおり、その彼によれば、広東語音声の方には北京語も混ざっているシーンが一部あるそうです。



 また非常にあやふやな記憶なのですが、飲茶を食べるシーンの中で、サムが飲茶を取ろうとしたら、マイケルが電卓を見せつけて、飲茶をサムが元に戻すシーンがあったような気がするのですが、これは気のせいでしょうか。因みにそのシーンは「半斤八兩」の予告で見られまます。また台湾版にはそのシーンが本編に入っているそうです。
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情報ありがとうございます (きんこん)
2005-09-02 12:46:58
>家有さん

蚊でしたっけ?台湾版、あ!そうか。なるほど。



>蓮花さん

マイケルレポート、見ていただけましたか?お会いしたかったですが、是非またの機会に!



時間を増やす必要があったわけですか、なるほど。



今朝、ファンクラブの会報を探したら、ありました!

「海辺のシーンだけ1979年の9月に撮ったのだ」と。マイケル自身のコメントとして「(日本でギャンブル大将は)公開しない方がよかったんじゃないかなぁ」とコメントしてます!

会報に「半斤八両」との入れ替えについては、

「このシーン、本来はMr.Boo!」の日本での1作目の中でリサルイを守るためにSamがブルース・リーのまねをして、ハンキンポー(猿拳の・・)に向かっていってやられちゃう場面なのです」

という記述のみ、でした。



長髪だったサムが、短髪カツラに髪を押し込んで撮影、腕輪の色も太さも位置も違う!って指摘してますね。



>馬場さん

えぇー?台湾版にサモハンが!!!!

飲茶のシーンで電卓。ありますよね。そういえば劇場で観た記憶が!

是非台湾版のレポートをお願いします!



それと今回大発見をしました!(ご存知だったらゴメンナサイ)



スパイク版のDVD「半斤八両」ですが、パッケージの音声言語は「広東語、普通語」としか表記がないのに、実際再生すると英語版が入ってました!!!!



これは今回気がついて、ホントにビックリ!

皆さん、知ってました?

特にサムが英語で歌う「半斤八両」と「浪子心声」は感激!だって聞きたかった英語バージョンの歌が偶然聞けたから!感動!
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Unknown (SAM.B)
2005-09-02 18:04:16
こんばんは。早速お邪魔します。



蚊とサモハンのシーンは、TV放映版には収録されていました。

蚊のシーンがあって、チョンボが「凄いね。どうしたらそんな風になれるの?」とサムに訪ねると、

そこから回想シーンとなり「サモハンとの対決」になります。どの辺りだったかと言うと…

スミマセン、失念してしまいました(汗) 今度再確認してみます。



スパイク版「半斤八両」の音声三種は嬉しかったですねぇ。

この英語音声版が、日本語音声版の元ネタ(劇中使用される音楽)みたいですね。





>>パッケージにはスパイク93分、今回約96分!ぎゃおー!?



これはズバリ、国ごとに別れている、DVDやビデオの規格の問題で起こる差異です。

一言で言えば、スパイク版は(規格の都合上)若干テンポが早くなっており

今回のユニバース版はノーマルスピードと説明すると早いかも知れません。



非常に拙い説明で恐縮では有りますが、まずは下記リンクをご参照下さい。



http://www.tdk.co.jp/dvdkihon/html/dvd10330.htm



…つまりスパイク版はPAL規格のマスターを日本向けにNTSC変換して製作している

為、本来のランタイムと比べて若干流れが速くなっています。今回のユニバース版と

一緒に見比べると、全体的にピッチが早いのがわかると思いますよ。



とりあえず、駆け足気味で書いてしまいましたが、また今度お邪魔します!
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テレビ放映版について (aki-jun)
2005-09-02 18:48:19
どうもどうも、早速遊びに来ちゃいました。(^□^;ゞ

フジで放映されたいわゆるツービート版ですが、

幸い手元に当時のものを録画したVHSがありますので

できるだけ近いうちに両者をダイレクトに比較してみますね。



また、他の3作も同様にやってみたいと思いますが何しろヒマがネェ!(ーー;

でも『アヒル~』を見たところOPとED以外はほぼ完璧のようでした。
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飲茶のシーン (蓮花)
2005-09-02 18:50:08
映画館に張り込み(?)に入る直前にあったような気がします…。



サモハンシーンはどこだったかなあ…?カンフー道場でマイケルがやられる前後だったような…。人間の記憶ってあやふやなもんですね(泣)。当時北京語がわかる知人が「あそこだけ北京語なんだよ」と教えてくれたことを思い出します。



>きんこんさま

何回もレポ読ませていただきました。

遭遇するもスタッフに阻まれて、大変悔しかったことと思います。

ただ、79年ごろは(ファンにはラッキーでしたが)あまり「スター」扱いされていなくて、逆に「もっと大切に扱ってくれ!」と思ったことを思い出すと、ある意味では安心した感じもしました(ごめんなさい!)。

いいとものビデオや記者会見の写真を見ては、うれしさにニタついています。
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皆様コメントありがとうございます (きんこん)
2005-09-02 19:46:07
>SAM.Bさま

PALからNTSCの変換で起こるタイムラグなんですね~!ありがとうございます!

教えていただかなければ、この週末は同時再生に明け暮れる所でした!



>aki-junさま

コメントありがとうございます!

今回はaki-junさんがキッカケで、とても勉強になりました!



>蓮花さま

駄文お読みいただきありがとうございます!

昔はスターというより、お笑い芸人のような扱いでしたよね。出るテレビも「うわさのチャンネル」とか「三波伸介一座」とか。

「熱愛一家LOVE」の暴れっぷりも凄かった・・・。

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やじうまで~す (犀象)
2005-09-03 00:07:26
★うわ~盛り上がってますな~! みなさんの探求心もさることながら、記憶力にびっくりです。なんで劇場で見た分まで覚えてるの!? 詳細な調査結果がまとめられることを期待しております!



★というわけで、マイケル先生、お誕生日おめでとう!



 
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☆鬼馬雙星☆追加シーン (らひたんたん)
2011-10-27 05:07:43

皆様、お久し振りですが、おかわり有りませんか?

諸事情により、中々コメント出来ずに申し訳ありません。


では、久々のネタ提供を。

リッキーさんが出演している海辺の追加シーンですが、あのシーンの撮影は、香港の某海岸にて79年の9月14日から20日まで行われました。

当初は、3日間での撮影予定だったのが悪天候の影響で大幅に延びてしまい、結局一週間もかかってしまったそうです。(この時の香港は特に天候が悪く、数日おきの台風上陸等で本当に大変でした。)


私が、79年9月21日にサムとリッキーさんに逢った際、「何とか昨日撮り終えたから良かった。昨日終わってなかったら、今日、逢いには来られなかったから。」と、言ってました。


で、この場には、サム、リッキーさん、東宝東和の飯田さんの3人が居合わせたのですが、日本では許3兄弟と言うキャッチフレーズで売り出している以上、リッキーさんが出演していない作品をMr.Booシリーズとして供給する事は出来ないので、日本での公開の為だけにリッキーさんのシーンを追加で急遽撮影したと、3人全員で言ってました。


サムは、この時、ウェーブパーマがかかった肩より下まである長髪(おそらく、サムの人生で一番長髪だったと思います。)だったので、「僕は、カツラを被ったんだよ。」とサムは教えてくれ、「悪天候の中を数日に渡り、上半身裸になって撮影をした牲で、風邪気味なんだ。」とも言ってました。


飯田さんからは、「この事は関係者しか知らないから、未だ秘密にしてね。」と言われ、当然守りましたが、取り敢えず私は、この時点で、新たに撮影された追加シーンが、日本公開時には差し替えになる事を知っていました。


翌年、「摩登保票」の撮影時にも、サムとリッキーさんには逢ったので、「鬼馬雙星」と「摩登保票」を見れば、私的には自分が実際に逢った時と同時期の2人の姿が見られるので、かなり嬉しく、幸せな気分になれます♪


(余談ですが、摩登保票撮影中に逢った時にサムは、尖沙〇SUSIEのPV内で着ている、上部がハイビスカスの花柄の紺色のシャツを着ていました。PVのラストの方では、ガムテープでグルグル巻きにされていましたが、破けてもいなく、御直しをした様にも見えなかったので、同じシャツが二枚有るのでなければ、実際には破かれていなかったと言う事ですね。特に意識もしておらず、故意でもないのに、些細な偶然が色々な部分で重なり合って話が繋がり、本当に不思議で凄く面白いなぁと、つくづく思います。)


次回は、また別の所に書きますね。
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