新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

2006年は手持ちの模型の処分を行いました。対象はHOn3のすべて、HOn30のほとんどすべてです。断腸の思いで手放したものもありますが望まれた場所に行くのであればそれは良いことと割り切りました。この処分に関して「思い切りが付かない」という話しを幾多の方から頂きましたがそれは「思い切り」の思いを断ち切る基準が出来てないだけだと私は考えています。私の場合、今回の処分の基準はHOn3はすべて．．つまりアメリカンロギングを閉店するということ。それから入手1年以内に着手しなかったキットのほぼすべて、ここ1年以内に遊ばなかった完成品すべて、こんなところを基準にしました。レイアウトの作成などをプロでやっているある友人から「レイアウトは着手から5年で完成しないとほとんどの場合完成までいかない」という話を聞いて思い切りが付きました。アメリカンロギングは憧れでありアメリカのロギングコンベンションにも何度も足を運びましたがその車両や風景を手元の環境で模型として再現するのは今まで出来ていないので今後もムリであろうと諦めました。10年、20年後にそれでも思いが沸いて来るようであればその頃に入手できるものでまたやればよいのではと割り切りました。完成品はヨーロッパ系のものがほとんどですがコレクションはしたものの箱で持っててもしょうがないので欲しい方のところへ嫁ぎました。キットは自分のスクラッチ中心のスタイルでは部品獲りにしかならないケースが多いのでこれも欲しい方のため大部分を処分しました。もうひとつ考慮したのは工作世代の消滅です。今の時代20,30代以下はほとんど工作しないらしいのです。つまり自分が定年を迎える頃までキットを肥やしていても今バリバリ工作やってる世代はほぼいなくなってるし、年下は工作しないから買ってくれないしで時間と場所取って保管したキットを二束三文で放出するのも悲しいとの予測もありました。

もうひとつ2006年はウェザラーの活動をスタートしました。これはアメリカ型を中心とするNゲージ貨車にGraffitiと呼ばれるいわゆる「落書き」を施すものでこれは近々入手できると思われるレイアウト用地に作成するであろうNゲージレイアウトの役者をそろえるために始めたことですが新たに立ち上げたブログでのウケは全く良くなかったようでこのブログを見てお分かりのように軽便鉄道模型祭でナローに引きずり戻されました。考えてみれば今の時代20,30代以下はほとんど工作しないのですからNゲージに何か細工したところで誰も興味を示さないわけです。で、なぜレイアウトがNなのかということですがナローのレイアウトは可搬程度のサイズで用地確保とは別に作成できることと、レイアウトの寿命は思ったより長くなく、せいぜい10年もするとあちこちのゆがみや部品の劣化などで維持が困難になることを考慮すると10年ごとにレイアウトを作り直すと考えれば残りの人生で3～5個はレイアウトを作れるのでゲージとスケールの選択幅が広がり、最初はNでもと言うわけです。

2007年は引き続き6.5mmで細々とスクラッチを続けて行こうと思います。