映画『MOTHER/マザー』

7/9(木)

休暇2日目の今日は久しぶりに

シネマへGO！

コロナの影響で4月に公開予定だった

作品はまだ 公開前なので

…何を観ようか悩んだ末

長澤まさみさんが

シングルマザーを演じる

『MOTHER/マザー』に決定。

息子を抱えてその日暮らしをしている

母親は仕事もせず

酒と男とパチンコに溺れています。

学校にも行けず 母親の言いなりで

祖父母や実父に金の無心をする幼い息子。

福祉担当者が支援に介入して

共依存している母親と息子を

何とか引き離そうとしますが

他者を信用出来ないふたりは

その救いの手を振り解いてしまう…

母親は異常なほど息子に執着し

息子もまた、母親から逃れられない。

テーマが重いので

見ているこちらもとても辛くなりました。

2004年公開の是枝裕和監督の

『誰も知らない』も衝撃的な作品でした。

YOUさん演じるシングルマザーには

それぞれ父親が違う子供が4人います。

新しい彼氏が出来るたび

子供を置き去りにして、家を出る。

長男役の柳楽優弥くんが幼い弟妹の

めんどうをみて 母親の帰りを待つ…

育児放棄する母親と

異常なほど子供に執着する母親

共通するのは

『私が産んだ子をどう育てようと

私の勝手でしょ』というエゴ

社会的通念や子供の人権など考えない。

このふたつの映画は

実際にあった事件をモチーフにしている点で 恐ろしくリアリティがあります。

現在、日本はコロナ禍に追い討ちをかける

自然災害で沈み切っています。

そんな最中に

問題作の映画を観て

社会の闇を深く考えさせられました。