昨年1年間の自殺者が今年も3万人を超えたそうだ。それでも一昨年よりは減っているという。経済的破綻してどうしようもなく自殺を選択した者もいるであろう。精神的に参ってしまって、生きているのがうっとうしくなり、自殺を選択した者もいるであろう。いずれにしても、一度死んでしまえば、元には戻らない。まさに一巻の終わりである。この世で“自殺”することほど愚かなことはない。人間は、生まれたからには、必ず死を迎える。どんな不老長寿の薬を飲もうとも、永久に生き続けることはできない。しかし、自ら命を殺めることはない。ときとして、気持ちが滅入ってしまって、生きていること自体おっくうな時も多々ある。そんな時、いつも「何とかなるさ」と、自分を励ますと、それなりに危機を脱して、気が滅入ったこと自体たいした問題ではなくなる。そうなればしめたものだ。「交通戦争」と言われた時があった。交通事故で死亡する人が引きも切らなかったことからだ。しかし、最近では、「交通戦争」ではなくて、「自殺者」が社会の問題になっている。ゆゆしいことではある。とにかく3万人を超える人が自らの命を絶つ。社会全体で、フォローしていかなければならないこと山積みだ。昨年は「東日本大震災」で、東北・三陸沿岸地方は壊滅的な打撃をこうむったが、「ガンバロー!日本」を、前面に掲げ、被災地の復興は、もちろんのこと、今年こそ、あまり嬉しくないニュースは、無しにして欲しい。
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