キンモクセイが秋の訪れを教えてくれていますね。
不思議と人工的な香りと自然の香りは精神的な安らぎなどが違うように思います。これも科学で証明してほしいものですね。視覚的な要素や前提としての心の働きもあるのでしょう。
さて、我が家は年中、窓を開けて生活しておりますが、キンモクセイの香りなどが窓からふっと入ってくることもあります。
また日差しはまだ強く、日中は汗ばむ陽気ですが、風は秋の風に変わりましたね。風がとても気持ちよいです。
さて、このように風の気持ちよい日が続いておりますが、道路に面したお家では、一年中シャッターを下ろしていたり、終日カーテンを閉めているお家を見かけます。
また窓は少し開けていてもカーテンは閉め切っており、網戸にカーテンがへばりついているようなお家も見かけます。
このようなお家は道路に面していたり、道路に面して駐車場を設けていて部屋の中が丸見えになってしまっているお家が多いように思います。
私は極力、窓を開けて生活していただきたいと思っておりますし、私のところに相談に来られる方は不思議と自然豊かに生活されたいとご希望される方が多いので
窓についてはとても慎重に計画を進めます。
まず外から中が丸見えにならないか?またせっかく窓を設けても窓を開けられないのではもったいないと思います。
加えて、昼間と夜とでは見え方が異なります。昼間はあまり室内がみえないような窓でも夜、電気をつけた状態では部屋の中が丸見えになってしまっているお家も見かけます。
見られても気にしない!という方もおられますし、ご近所さんが気軽に声をかけてもらえる雰囲気がお好きな方もおられますので、このあたりはご相談しながら進めますが
窓ひとつをとりましてもなかなかに難しいものです。
建築基準法上では、居室には外から明るさを確保しなければなりません。要するに窓が必要不可欠なんですね。無窓の居室もありますが、基本的にお家のお部屋には窓からの光、そして換気のための窓が必要不可欠となります。
加えて日本は南向きの信仰が根強いですね。南側に大きな窓で明るく、風通しがよいお家。私もそのような気持ちの良いお家がよいと思いますが、反面、南側に道路がある場合には部屋の中が丸見え、夜は特に丸見えになってしまうこともあります。そしてせっかく南側に大きな窓(掃き出し窓)があるにもかかわらず、年中、シャッターを閉めていたり、カーテンを閉め切っていたり、、、。
私は設計の段階では窓の位置をお客さまと相談しながら決めていくことはもちろんですが、どうしても道路などから部屋の中が丸見えになってしまう場合には、庭づくりと一緒に計画を進めます。
もしも現在お住まいのお家で本当は窓やカーテンを開けて生活したいのに部屋の中が丸見えで、カーテンを開けられない、窓を開けられないという場合は、庭づくりで対応することも一案です。
埼玉県には私の家づくりに賛同してくれていて、お客様の相談にもとても親身に相談にのってくれる造園屋さんが2軒ほどあります。
せっかくの気持ちの良い季節。窓を開けて生活しませんか?
ご興味ございましたら造園屋さんをご紹介させていただきます。ホームページのお問い合わせからご連絡ください。
いまの季節を満喫しましょう。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所
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