このところ、ヒトのホルモンはどのくらいの種類があり、カラダにどのような影響を与えるのか?またホルモンの増減によりヒトのカラダはどのような変化が起こるのか?
もうひとつカラダの免疫機能について、の本を読んだり資料を集めたりしております。
ホルモンは
「ごく微量な量で作用する」こと
「体のいろいろな機能の調整を行う」こと
などがわかりました。
現在、ヒトのホルモンは100種類以上がみつかっているようです。
「ごく微量な量で作用する」とはどのくらいの量でしょう?
一般社団法人日本内分泌学会によりますと「50mプールに水をいっぱいに張って、その中にスプーンで1杯分のホルモンを入れて混ぜたくらいの量」とのこと。
そのくらいのごく微量な量で身体のいろいろな機能を調節する働きがあるとされています。
一般的に知られている女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」ですが、閉経の時期にゆらぎが起こり、このゆらぎが更年期障害の原因のひとつと言われています。
一方、男性ホルモン「テストステロン」は年齢とともに徐々に減少すると言われています。しかしストレスなどが原因となりこのテストステロンが急激に減少することがあるそうです。
この急激な減少が男性の更年期障害の原因のひとつとも言われています。男性の更年期障害は6人に1人くらいの割合で起こっていると言われています。
更年期障害についての以下のblogも参照ください。
更年期障害、つらい、誰もわかってくれない!? - 建築士だからわかる〇〇教えます
※HISAMITSUエンジョイエイジングより借用https://www.hisamitsu.co.jp/hrt/about/symptoms...
更年期障害、つらい、誰もわかってくれない!? - 建築士だからわかる〇〇教えます
男性の更年期障害の症状としましては、大きく「身体症状」と「精神症状」に分けられますが、
身体症状は性的な症状のほかにも、のばせや多汗、無力感、筋肉や関節の痛み、筋力低下、頭痛やめまい、耳嶋りなどがあげられるそうです。
精神症状は、不眠、無気力、イライラ、集中力や記憶力の低下などがあげらるとのこと。
そしてその治療方法としましては漢方薬の投与やエストロゲン注射があるそうです。
私はいち建築士ですので、医学的なことは専門外です。
しかし一方で私は化学物質過敏症の方の家づくりや電磁波過敏症の方の家づくりのお手伝いをさせていただく中で、お家に使われる人工的な化学物質や農薬が多いこと、環境ホルモン溶出の可能性があること(からだの中に取り込む恐れがあること)などを知ることができました。
それらお家に使われている人工的な化学物質や農薬、環境ホルモンが更年期障害やうつ症状、記憶などカラダに影響を与えている可能性はないでしょうか?このことが私が健康住宅を設計するひとつの理由です。
また電磁波が血管を縮める作用があることや細胞を傷つけることがわかっています。それらが高血圧や手足の冷え、交感神経優位にすることなどとの関連性はないのでしょうか?
ヒトがストレスを感じるときに起こる動きと同じような働きをしてはいないか?とても気になるところです。
私はそもそもお家に使われている人工的な化学物質のにおいがあまり好きではありません。以前はホームセンターなどに入ると目が痒くなったり、耳の中が痒くなったりしました。
しかし最近の国産材を使用した合板はにおいはあまり感じませんし、ホームセンターなどに入ってもあまり目が痒くなったりすることが少なくなりました。
これは人工的な化学物質や農薬などの研究が進み、ヒトに与える影響が少なくなってきたともいえるのかもしれません。
しかしホルモンにしましても人工的な化学物質にしましても電磁波にしましても、専門家の先生の努力により日々研究は進んでおりますし、いろいろなことがわかってきております。
しかしそれらがカラダに与える影響、特に複合的にカラダに与える影響、そしてなによりもカラダの小さな子どもたちに与える影響はまだまだわかっておりません。
ですので私は予防原則に則り、人工的な化学物質を極力使わない家づくりを、そして電磁波の影響のない家づくりを進めていきたいと思っております。
また環境ホルモンにつきましても極力、排除したお家づくりを進めていきたいと思っております。
地震の揺れを半減し、冬あたたかく夏涼しい、合板を使わない自然素材の家。そのようなお家を広めたいと思っております。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所