ながたにっき

イベント企画「工房アルティスタ」代表ナガタニの日々だらだら書き綴るたいして意味のない日記です。

運動会。

2008-05-31 09:02:15 | Weblog
めっちゃ寒い~。

しかし、息子はリレーの選手。リレーはプログラムの一番最後。耐えねば…。

不思議な会社。

2008-05-30 00:10:33 | Weblog
サミット用メモパッドも無事出来上がり、今は何をやってるかというと、ひたすら絵馬ストラップづくり。

とある観光施設用と、てんつくマン個展用。さらにテレビ父さん、ばんえい等々…、仲良し木工屋さんと考えたなかなかのヒット商品なのです。


今期のわが社は、この絵馬と定番の缶バッジ、いろいろな作家さんのポストカード、そして最近さんざん書き倒している「とうきびペーパー」の4つの商材を柱に売上を組み立てることにしている。

基本はグッズ屋であるから、取引のある業者さんをフル活用すればほとんどのモノは作れる。実際父さんグッズはものすごい種類だから、頼まれればだいたいのモノは出来るのです。


しかし我々は今期の始めに話し合って、前記の4つのアイテムでベースを作ることにした。

あれもこれも出来るということは、実は何も出来ないのと同じことではないか?

なにひとつ自分の手で作っていないものを、はたして自信を持って人に薦めることが出来るんかい?

結局は価格競争に巻き込まれ、よそがその金額でやるんならうちはもっと安くしますよ…なんて、意味のない消耗戦に突入したりするのがオチじゃないの?



立ち上げた会社を如何に早く、如何に効率よく拡大していくかが勝負なら、私は舵とりを誤った経営者なのだろうか。


しかし、自分達で作ったモノ、自分達が頭と手を使って作ったモノを売ることは、たかだか2年目で3人しかいない会社にとって、絶対に通るべき「道」だと思うのだがどうだろう?


前に、わが社のエースT君が、うちより遥かに大きい会社の、安定したポジションにいるおじさまに、

「そんな単価の安いものばっかり売って、やってけるのかい?ハハハ~」

と言われたらしいが、ご忠告本当にありがとう。

そんな言葉もあんな言葉も、今のわが社にとっては「栄養」なのですよ。

書くときは書く。

2008-05-26 01:44:51 | Weblog
私が昔から好きなバンド、スピッツの「旅の途中」という本を読んだ。

アマチュア時代から最近までをメンバーそれぞれが時代を追って振り返る…という本。

この本が一般のファンにとってどうなのかは知らないが、ほぼ同世代でバンドをやっている自分には非常に面白かった。

私はプロになれなかったので、現在の立ち位置はまったく違うのだが、アマチュア時代の、あのバンドブームという異様な時代の空気、そしてバンドが成長していく上でのプレイヤーとしての悩みなど、

「わかるわかる!」

と共感せずにはいられない本で、一気に読みました。

スピッツが四枚目のアルバムを発売し、評論家に絶讚されるも世間的にはまったく無視されていた頃、私はバンドでプロになることを諦め、バイトしていた本屋の社長に正社員にしてくれと頼んだ。
即日、とある荒廃した店舗の責任者を任されたのだが、まだ若くて鼻っぱしらが強かった私は、数日でその店の全員を敵に回し、みごとに四面楚歌。
年配のクソッタレ社員に朝礼で吊しあげられたり、目の前でタイムカードを引きちぎって辞めていくバイトまで出る始末で、なかなかハードな日々を送っていた。そんなときに通勤の車内で聴いていたのがスピッツだった(話が長いね、こりゃ)。

その後、ご存じのようにスピッツは大ヒット。私も苦い経験をもとに、名店長への道を歩むのであるが。

わはは。

誰も認めないだろうなー。


何を言いたいかというと、スピッツの歴史を自分のしょうもない歴史に重ね合わせてるだけなんだけどね。


けど音楽ってそういうもんでしょ?

不毛な思考スパイラル。

2008-05-25 14:26:21 | Weblog
寝ても覚めても紙のことを考えてしまうのです。(もう本人も自覚しているが、私はオン・オフの切り換えが本当に下手だ)


冷静に考えると、製紙会社でも和紙職人でもなく、文具メーカーでも印刷屋でもないのに「紙」をつくるというのは相当な変わり者かもしれない。会社設立の時、定款に記入するために今後手掛けそうな事業内容をあれこれ考えたときも、まさか「紙の製造販売」など思い付くはずもなかった。

製造…といっても、うちが関わっているのは原料の確保。そして中間を大きく省略して、出来上がった紙を仕入れて販売。しかしそれをそのまま販売するのはわずかで、ポストカードやら名刺やらに形を変えて販売する。だから自分で販売する商品の為に、その材料のさらに原料の部分に首を突っ込んでいることになる。

エコ名刺をつくっているところは数々あれど、その用紙の原料の仕込みを自分達でやってます!というのはまずないのではないだろうか?

なぜないのか?

そこまでしなくてもいいから(笑)。

いやいや、それでは元もこもないではないか。

商品に付加価値を付けるため?

う~ん、付加価値くらいのことでこんなに苦労する必要はないなあ。

では本質的な、売るための絶対必要条件か?

そんなわけないねえ。

環境の為?

いやぁ、それは結果論というか、こじつけというか、なんだか自分からあまり声高に言いたくはないな。


売るために作ったのか、作ったから売るのか。

深く考えずにここまで来ちゃって、今更後戻りもできないし。する気もないし。おもしろいから。


なんか俺の人生すべてこんな感じだな。


最終的な着地点がまったく見えませんね。

藤野で過ごす。

2008-05-24 18:34:00 | Weblog
しばらく書いてなかったなあ、このにっき。

いや、実は夜飲みながらとか、寝る前にとか何回か書いていたのだが、送信ボタンを押さぬまま、まるでウルトラマンに変身する時のハヤタ隊員のような格好で携帯を握り締め、そのまま寝ていたこと数回。

疲れてるなあ。

ということで、今日は家の近辺で犬の散歩したり、息子と野球したり、家族にご飯を作ったりして過ごす。

なんてことない休日。それも良しだわ。


午前中、娘と犬と息子の野球の練習を見に行く。
一部の学校が運動会で人数が少なく、皆交代でピッチャー役をやって練習試合をしていた。

息子の番になり、

「ホームまで届くのかいな?」

なんて見ていると、なかなかコントロールが良く、いわゆる打たせて捕る感じで、娘とふたり

「へ~、結構やるじゃん」

と少し感心。そういえばこの頃キャッチボールしてても、ボールに勢いがでてきたかな。手が痛くなることも。

来週の運動会はリレーの選手らしいし、知らん間に成長するんだねぇ。


自分はどうだったっけ。

小学校の時にふと

「こんなに毎日遊んでばかりでいいのかなあ?」

と思ったことを覚えてる。

勉強はたいして苦痛じゃなかったけど、放課後が楽しすぎて、あまりの毎日の脳天気ぶりに、一瞬不安がよぎったのだ。(めずらしい小学生だったな)

くたくたになるまで遊んで、暗くなったら家帰って飯くってテレビ見て…。

なーんの不安もない。


今のうちの子供たちもこんな感じ。

これでいいんだ。今は。

いずれ色んなことで悩むんだから。

いずれ。

ね。

何ができるか。

2008-05-17 23:05:21 | Weblog
一緒に行った印刷屋さんの女性が思わず

「き、きつい~」

と漏らすほどハードな出張から帰り、日常に戻っております。

帰宅してみると、娘が胃腸炎で入院してたり、いつも以上に家の中もどたばた。私もまだ疲れがとれませぬ。ぬぬぬぬぬ。体力落ちた。


さて、先日視察させていただいた和紙工場さんから連絡があり、サミットノベルティ用とうきびペーパーが出来上がった模様。

実物はすでに一部手元にあるのだが、前回のとうきび繊維はそのままに、メモパッド用に薄い紙になっていて、子供の頃学校でよく使われていた西洋紙のような、やわらかくてやさしい感じの紙になっています。

月曜日にラジオ出演があったり、札幌市がこの取り組みを海外プレスに発信してくれたりと、サミット前とあって、まだまだ注目してもらってるのだが、これはあくまで一時的なもの。継続して作り、継続して使ってもらうサイクルができるまでにはまだまだ知恵をしぼらなくては…。

なんせモノが紙だけに、用途は無限。しかし、巨大な煙突からもくもくと煙をはく大製紙工場で作っているわけではないので、大量に安く出来るはずがない。我々は皮の処理から、パルプになって紙に仕上がるまでをすべて見ているからいいのだが、出来上がったモノだけを見て

「高いね」

と言われるようではいかんのだ。

ゴミをリサイクルした紙です…これで満足しててはダメ。

素材が地元だっていうだけでもダメ。

紙は何かに使われてこそ生きるもの。

その何かはひとつではない。

のりやすのおっちゃんが、答えはひとつではないって言ってたな、そういえば。

考えるよりまず動く。

うん。

そうしよ。

帰札。

2008-05-15 01:36:04 | Weblog
とうきびペーパーを辿る旅から帰ってまいりました。

移動時間も中身もみっちり詰まった3日間。充実…なんて一言では表せないほどの濃い旅でした。

詳細はいずれ会社のホームページにアップされるのでここでは書かないけど、パルプ~紙になる過程を実際にこの目で見て、またそれに携わる方々と直接お話しするという貴重な体験をメンバー全員で出来たことは、これ以上ないくらい価値のあるものになりました。

行く先々で温かく迎えていただいた皆さま、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

この「とうきびペーパー」プロジェクトが、単なるサミット便乗企画では終わらないことを今更ながら再確認。

そして本などから得た紙に関する知識を、実際に見聞きすることで深く理解でき、さらなるアイデアも湧いてきました。


乗り物に乗ってる時間が長くてまだ身体がユラユラしてるけど頭はとてもクリア。


明日からまた忙しくなるぞ~!

ただいま…

2008-05-13 01:41:03 | Weblog
夜行バスは山梨県境川サービスエリアに停車中。

布団で寝たい!

えちぜん鉄道に乗りたい。

2008-05-11 12:14:14 | Weblog
明日からの東京~福井出張。

観光する時間などまったくないのだが、もし時間があれば「えちぜん鉄道」に乗ってみたい。最近テレビや新聞で話題の地元密着ローカル私鉄で、なんと一両編成のディーゼルカーにキャビンアテンダントが乗務しているという。赤字ローカル線に限らず、とにかく人件費を削ればいいという無能経営者が多いこの国で、逆の発想で客数を伸ばしているという。素晴らしい!

何をこんな熱く語っているかというと、わたしは過去に鉄道マニアだったからで、今風に言うと電車男、鉄男くんだ。

まあそれはいいとして、皆が向いている方向と違う視点で考える、誰もがやらないことをやっている…そんな話を聞くとめちゃめちゃ興味がわくのです。

なにかの業界にいると、いつのまにかその「常識」に飲まれてしまい、挑戦しない知ったかぶりになって、

そんなこと言ったってさぁ~

とか、

ま、それが理想だけどねぇ~

なんて言うだけの、ただひたすら波風をおこさないだけの、腐れ中年男になってしまう。

やだー!吐き気がするー!

というわけで?福井で時間が余ったら、たとえひとりでも、ローカル線に乗ってとことこ走ってみたいのです。

そう、ただ乗りたいだけです。

事務所にて。

2008-05-07 21:50:38 | Weblog
めずらしくひとり居残りの事務所から更新。

居残り…といっても、今日はひとりだけ午後から出勤にしてもらったので偉そうにはいえないが。

とりあえず今日は、先日逝ってしまった私の事務所用PCの代わり(なんと会社設立以来はじめて私にあてがわれた新品パソコン!)が来たので、あれこれインストールやら設定やらしておりました。

それにしてもGW後半は怒涛の日々でした。

なんども書いたけど、仕事で連日事務所に出入りしていたほか、4日は数年ぶり再結成バンド&今のバンドのライブ&朝まで打ち上げ。あげくにお金が足りなくなってタクシーに乗れず、早朝の街を約1時間以上歩き、すすきのから南22条まで歩いたところでとうとうグロッキー。

タクシーをとめ、

「すいません、これで行けるところまで行って…」

とだけ運転手に告げ、落ちる。

もう頭はグルグル、足はズキズキ、目はショボショボ。

やっとの思いで家に着き熟睡。


起きて今度は「てんつくマン展」の打ち上げへ。サッポロビール園から事務所近くのワインバーに流れ、大盛り上がりでまたも午前様。そのまま事務所に転がり込み、座布団で熟睡。

朝、暑くて目が覚め、そのまますぐに円山ZOOのポストカード補充分を印刷し納品。さらに個展会場に戻って、貸し出していた備品やグッズの回収。もう誰かと話す気力もなくなり、寒空の中、スクーターで帰宅。



そんなわけで、昨晩は12時間以上寝ました。ははは。なので午後出勤でした。

とにかく、懐かしい再会あり、新しい出会いあり、濃い連休でしたわ。

さ、来週はまたもや過酷なツアーですよ~。


札幌→(飛行機)→東京→(電車)→埼玉→(電車)→東京→(夜行バス)→福井県越前市→(電車)→敦賀→(フェリー)→苫小牧→(電車)→札幌

出張2泊3日で夜はすべて移動の弾丸ツアー。とうきびの皮とほぼ同じ道のりを辿る旅。

名づけて…

「とうきびの皮を追って紙造り見学!だってやっぱりこの目で見たいんだもん!」ツアー。

とうきびペーパーの出来る全工程を見てきます。

金はなくても夢はある!

1人分の交通費で3人行ける!

社長だけ見てきたってダメだよねえ。みんなで作るんだからさ。


最近また、問い合わせや取材が増えてきたとうきびペーパー。

間違ってこのブログに辿り着いてしまった関係者の皆様、ホントはまじめにやってますので。ご安心を。