goo blog サービス終了のお知らせ 

歩こう、登ろう

今年は色んなことをしたい

羅臼岳 羅臼温泉コース②

2017-08-26 | 登山
先行者がいるようなので最初は安心しながら歩けました。
踏み跡は明瞭ですが、序盤は笹が被っている道がほとんど。


程なくして「木かくれの滝」到着です。水量はほぼなし。
静かすぎて寂しいので先を急ぎます。


というか、早く先行者に追い付きたい一心。
ハイマツ平でひと休憩。ふと足元を見ると、ゲイターと靴にダニが一匹ずつ付いている…
一瞬パニクりそうになりましたが、今日はそれどころではない!と自分を奮い立たせ
ダニをほろいました。


その後もひたすらダニをほろいながら早歩き。
今にも熊さんが出てきそうな白樺の森をひたすら進みます。


景色が少しずつ変わってきた頃、やっと先行者に追い付きました。
少しお話をすると、山頂付近で友人と落ち合う予定とのこと。

コースタイム通り歩かなければならないのでお先にどうぞ、と譲っていただきました。
ということで、この先は更なる恐怖心との戦いとなりました。

水の音が大きくなり、沢が近づいてきました。

手前に写っていますが、痩せたキツネが休んでいました。
心細い時間が続いていたのでかなり嬉しかった…

少しだけキツネに道案内をしてもらい、その後は赤ペンキを確認しながら
沢を詰めていきます。


やがて登山道は沢を外れます。その先には苔と硫黄で不思議な景色が広がっていました。


泊場に到着。テン場のようです。ここで泊まるのは怖いー


泊場を過ぎると、お次は涸沢歩きが始まります。
開けた景色とは一旦お別れです。


低い木とゴロゴロ大きな岩に苦労します。所々にピンクテープがありました。
下山時にもちゃんとテープを見つけられるかチェックしておきます。


ガサガサ進んでいると、木の陰から茶色と白の斑点が見え、すぐに鹿だと分かりました。登山道ど真ん中に立派な角を持った雄鹿がこちらを見ていました。
生き物を近くに感じていたくて、逃げてしまわないように静かに見学。


屏風岩に到着。


屏風岩付近は歩きづらい道が続きます。枝や植物が覆い被さって足元が不安定。
いつも歩いている登山道がどれだけ整備されているか身を持って知りました。


どんどん変わっていく景色。
早く進みたい気持ちとは裏腹に疲れが溜まってなかなか進みません。


お花畑着。
春にはどんな花が咲くのかな?と考える余裕はありませんでした。


お花畑が終わると急なザレ場。
ダニ道に沢に涸沢、ザレ場。バラエティに富んだ道に私の疲れもピークです。
一歩進んでは半歩ずり落ちる感覚。先が見えているのに登っている感覚が無い…


横をふと見ると、

三ツ峰が「ほら、もうちょい!がんば!」と言っている気がした。

急登ザレ場がようやく終わり、やっと岩尾別コースと合流。

一気に人が増え、登山道もかなり歩きやすくなりました。
人が見えるとみるみるうちに復活していく体力。
気持ちって大事なんだ…

③へつづく…

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。