Gipsy Etiquette

08年春から東京で独り立ちしたYasuの奮闘日記

13年。

2008-01-17 | Weblog
17/1/2008

阪神淡路大震災から今日で13年目。
地元神戸で震災の周忌を迎えるのは、おそらく今年で最後になります。

そんな僕に昨晩、少し奇妙な出来事が。

昨晩は卒論提出の前日。
バイトで疲れた体に鞭をうち、いざ卒論の追い込みへ。
静かな夜にカタカタと響くPCの入力音。
完成して一息つくと、既に深夜3時を回っていました。
朝も早かったので、その後はすぐに倒れこむようにベッドへ。

でも、
一向に寝れない・・・
体は疲れてるのに、なぜか頭が寝てくれない・・・
寝ようと目を瞑っても、逆に脳が活発に動き出す、
そんな感じで、時間は過ぎていきました。

そのうち体が熱くなって、羽毛布団を一枚剥ぎ取ります。
すると、上の掛け布団が冷たくて心地よく、
少しずつ眠りについていったのですが・・・

急に足元に気配を感じ、また目を覚ます。
ゾクっと背中が汗ばむのを感じた瞬間、
両足首を冷たい両手で握られたような感覚・・・

一瞬でした。
恐怖を感じて足を引いた時には、何もなし。
まさかと思い、時計を見ると、5時45分。

一番不思議だったのは、恐怖心は一瞬だったって事。
確かに一瞬背筋がぞくっとしたけれども、その後は変に冷静になってた。
というより、むしろ落ち着いていて、なぜか温かい気持ちになってた。

思えば、今年は4月から東京。当分の間、この時期に神戸にいることはない。
時は早くも13年が経過し、弔いの心は薄れていくばかり。
震災では内定が決まった内定者も亡くなったという。
被災地を離れ東京で就職する僕を、羨んでいるのかもしれない。
どこに行こうとも、被災者として、鎮魂の思いはもち続けないといけない。
今回の不思議な出来事は、僕に対する震災からのメッセージだったのかなと、
思った瞬間に目覚ましのベルが鳴った。


「今日のお薦め」
ル・クプル [ ひだまりの詩 ]