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黒猫チャペルのつぶやき

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鎌倉のホタル

2019年06月22日 | チャペルのつぶやき

          

          

 

 パパさんの好きな景色は、1に流れ星、2にホタルの群舞、3に誰も足を踏み入れてない雪の原、なのだそうです。その2番目の、ホタルを、この時期家の近所でたくさん見られることを聞き、早速見に行ってこられました。お家の、ほんとうにすぐそばに、広町緑地という広い森があります。公園好きであちこちの公園を訪ねてこられたパパさんママさんですが、ここばかりは目と鼻の先にありながら地図にも公園として載っていないのでこれまで盲点になっていました。そこがまさかのホタルの一大生息地だったのです。

 平日の会社帰り夜の8時過ぎに訪れたところ近所の親子連れなどでひっそりと盛り上がってました。森の小道を行きますと、あちらからもこちらからも、オレンジの光が浮き上がっては、宙を舞い、やがて闇に紛れていきます。森の奥に進むほどその数は増えて、数えきれないほどになります。ここはゲンジボタルとヘイケボタルどちらも見られる珍しい場所なのだとかで、数秒間強く輝くのがゲンジボタル、明滅するようにゆらゆら輝いて見えるのがヘイケボタルなのだそうで、源氏の牙城のような鎌倉の地ですがホタルの世界では源氏も平家も仲良くやってるらしくてほっといたしました。

 昼間訪れても広町緑地は散策に好ましいところです。少し上っていくと結構な山道となり、はじめなめてかかってサンダルに短パンで出かけたパパさんは歩くのにやや難渋されたくらいです。静かなところで、めったに他の人と行きかうこともなく、時折すぐそばから野鳥が舞い上がったりします。野鳥たちが、こんなところになんでニンゲンがいるんだ?と逆にびっくりしているくらい普段訪れる人もまれなようです。鳥だけでなくチョウチョや、トンボや、カエルや、様々な生き物たちにとって素晴らしい住処になっているようです。あんまり邪魔しちゃいけませんね。ある場所からは相模湾が、ある地点からは富士山が美しく眺められるスポットになっていて、歩いていてほっと一息がつけます。

 最近パパさんは野鳥図鑑など買い込んで種類を見分けようと躍起になっています。最近見分けられるようになった一つが、ガビチョウという、特定外来生物であるところのトリさんです。これが実にあちこちにいて、特有の大きな声で他を圧して長々と鳴きます!うっかりさんのようで人の目の前に現れても、逃げ出しもせずきょとんとして人の顔をみていたりします。特定外来生物といえばタイワンリスさんも近所でしばしば愛くるしい姿を見せています。人家の庭なんかにも住みついてるようです。 

パパさんは、ここにやって来ると、何だかえもいわれない安らぎが得られるみたいです。それは、この地が(人家とすぐ側にありながら)「山」の空気を漂わせているからに他ならないようです。木、草、土、水。それらの醸し出す匂いが、パパさんが高校の山岳部以来長く時間を過ごした「山」の空間の感触をもたらします。パパさんは、「自分のフィールド」に帰ってきた、と感じるのだそうです。またここでは、道の整備も決して十分ではなく、うっかりしてると遭難してもおかしくないワイルドさが逆に魅力だったりするみたいです。

 ここが、パパさんの新たな聖地となるかもしれません。ちなみにこれまでの聖地は、1に北海道の礼文島、2に東京は葛西臨海公園でした!

 

 


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