うつ日記復職編

うつ病により約1年半休職していました。
2006年3月より復職し、うつと付き合いながらの生活をおくっています。

ヘブン・アンド・アース

2005-05-14 20:17:24 | 映画
午前中は寝不足&うつ気味で病院にもいけず、引越しの準備とかやる事いっぱあるのに、映画見てました。

シルクロード物(そんなジャンルは無いですが)は夢がありますね。
公開後、かなり経つので、今更ネタバレもないでしょうが、うーん、面白かったですよ。
シーンのほとんどが砂漠なんですが、人間を拒絶している事も含めて美しいと思いました。
よくある武侠モノでもなく、叙情的に話が淡々と進んでいきます。
自分や仲間の命を掛けてまでしなければならない理由、それは砂漠で行き倒れの所を救ってもらったから。
後に彼らにとって命を掛けるだけの理由が明らかにされますが、それ以前の段階では(映画的には)動機が弱いかなぁ。
そして、仲間は次々と戦死していきます。
日本ならもう少し死ぬシーンを引っ張りそうですが、そこはやはり淡々と進みます。

序盤は中華風アクション剣術、中盤は騎馬戦、終盤は守城戦と飽きさせません。
僕、初めて中井貴一をかっこいいと思いました。
中井貴一もラスト少し前には戦死してしまいます。
もう少し大きく取り上げてもとも思いますが、この映画にはこれが合っているんでしょうね。

最後のシーン、なんか、すげー良かったです。
最後まで細く長く続いたヒロインの健気さがラストに集約されます。
こういうのが中華風侘び寂びなのかなぁ。
ヒロインかわいかったなぁ。
少林サッカーでもヒロインだった女優さんらしいですね。

ひっかかる点もあるんですよ。
最後、和尚が敵のボス殺しちゃってるし。
そんな大事な物を運ぶなら早馬で朝廷に助けを求めるだろとか、
番兵5人の朽ち掛けた砦に篭城しなくてもとかね。

ジェット・リーの「HERO」や、この作品のように叙事詩的な映画も新鮮ですね。

今日はもう一本見ました。
「アルゴ探検隊の冒険」です。
たぶん、1960年代初期の作品だったはずです。
やっぱり、レイ・ハリーハウンゼンは最高の映像作家ですね。
技術とかでなく(といっても当時最先端の技術なんですが)、イマジネーションやデザインがすばらしい。
すごい間接的にでも、今のゲーム業界や特撮に影響を与えてる。
わくわくしながら鑑賞しました。
って熱く語ってもあまり見た事がある人も、覚えてる人もいないっすね。

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