小中学校で授業が大幅に増えるらしい。
というのも、各紙朝刊で報じていたが、
文科省の諮問機関「中央教育審議会」が
これまでの「ゆとり教育」路線を転換する。
記者になって間もないころ、
この「ゆとり教育」の実際を姫路市の小学校で取材したことがある。
その時間は算数で、
円周率が3・14ではなく「3」で
面積の求め方で、三角形や平行四辺形はあったが
台形は消えていた。
先生に「ええの?これで?」と後でこっそり尋ねると、
先生は「ええの。これで…」と自らを納得させていた。
大学時代。
4年間バイトした塾でも
生徒からはことあるごとに
「なんで理科なんかせなあかんの?」
「将来、バレーの選手になりたいから算数は関係ない」と
文句・不満を突きつけられた。
その時は、「夢への出発点」な
紀香バディ的な言葉で濁していたが(え?なにか?)、
答えが見つからなかったのも事実である。
いま、社会に出て、10年が経とうとして、
おじさんはちょっぴり思う。
結局は、嫌いなことに向き合うのは
小~中+高の9年(or12年)ということだ。
昔の人の心情なんか知りたくもないのに古典を習わされたり
教科書が記号のカタログと化している化学なんかは
できれば避けて通りたい。
高校の時、
化学、基礎解析など数学系が、できないにもほどがあって、
いまだに、あの真っ赤な成績表が夢に出て、
はっと目を覚ますことがある。いや、ほんま。
それでも、
自分なりの「逃げ道」を覚えたのも、自分はこの頃だ。
化学なら、化学記号は完璧に覚えるけど
応用は捨てる、とか、そういった戦略。
何より、「自分にはできることとできないことがある」が
はっきり分かったことだ。
「ゆとり教育」では結局、
そんなこけ方を知らずに
大学に入ったり、社会に出たりするから
ひっくり返ると、再起不能になる新人が増えてきた、
と、先日、飯を共にした某銀行の人事担当者と話していたのを思い出す。
つまり「自分は何でもそつなくできる」と思ってしまうのが
ゆとり教育の最大の欠点だ、と。
関連して。
先日、ドラマ「働きマン」で
主人公扮する菅野美穂が
「やりたいことをやるだけが仕事ではない」と
後輩扮する速水もこみち(てか、彼の最初で最後のはまり役かと)
を叱責していた。
これは、
やりたくもない仕事をやって
自分に合わないことが分かって
周りも不幸にすることが分かって
自分のやりたいことが見つかったとき
それが本当にやりたいことだったからこそ
死ぬほど没頭できる、ということだと
ローリングストーンなわたくしめが今日現在、分かっていることだ。
というのも、各紙朝刊で報じていたが、
文科省の諮問機関「中央教育審議会」が
これまでの「ゆとり教育」路線を転換する。
記者になって間もないころ、
この「ゆとり教育」の実際を姫路市の小学校で取材したことがある。
その時間は算数で、
円周率が3・14ではなく「3」で
面積の求め方で、三角形や平行四辺形はあったが
台形は消えていた。
先生に「ええの?これで?」と後でこっそり尋ねると、
先生は「ええの。これで…」と自らを納得させていた。
大学時代。
4年間バイトした塾でも
生徒からはことあるごとに
「なんで理科なんかせなあかんの?」
「将来、バレーの選手になりたいから算数は関係ない」と
文句・不満を突きつけられた。
その時は、「夢への出発点」な
紀香バディ的な言葉で濁していたが(え?なにか?)、
答えが見つからなかったのも事実である。
いま、社会に出て、10年が経とうとして、
おじさんはちょっぴり思う。
結局は、嫌いなことに向き合うのは
小~中+高の9年(or12年)ということだ。
昔の人の心情なんか知りたくもないのに古典を習わされたり
教科書が記号のカタログと化している化学なんかは
できれば避けて通りたい。
高校の時、
化学、基礎解析など数学系が、できないにもほどがあって、
いまだに、あの真っ赤な成績表が夢に出て、
はっと目を覚ますことがある。いや、ほんま。
それでも、
自分なりの「逃げ道」を覚えたのも、自分はこの頃だ。
化学なら、化学記号は完璧に覚えるけど
応用は捨てる、とか、そういった戦略。
何より、「自分にはできることとできないことがある」が
はっきり分かったことだ。
「ゆとり教育」では結局、
そんなこけ方を知らずに
大学に入ったり、社会に出たりするから
ひっくり返ると、再起不能になる新人が増えてきた、
と、先日、飯を共にした某銀行の人事担当者と話していたのを思い出す。
つまり「自分は何でもそつなくできる」と思ってしまうのが
ゆとり教育の最大の欠点だ、と。
関連して。
先日、ドラマ「働きマン」で
主人公扮する菅野美穂が
「やりたいことをやるだけが仕事ではない」と
後輩扮する速水もこみち(てか、彼の最初で最後のはまり役かと)
を叱責していた。
これは、
やりたくもない仕事をやって
自分に合わないことが分かって
周りも不幸にすることが分かって
自分のやりたいことが見つかったとき
それが本当にやりたいことだったからこそ
死ぬほど没頭できる、ということだと
ローリングストーンなわたくしめが今日現在、分かっていることだ。