今朝。なぜか5時に目が覚めた。
努力したが、眠気が吹っ飛んでいる。
涙。
ということで、仕方なく起床する。
新聞に目を通し、
テレビのチャンネルをガチャガチャ変えていると
7時半から
サンテレビで「みなしごハッチ」が始まった。
(※ウィキペディアによると
ハッチは
1970年4月7日~71年12月28日まで、
毎週火曜日午後7時00分~30分にフジテレビ系で放送)
小さい時、見たような記憶があるようなないようなで
ヨーグルトを片手に見る。
今日のストーリーは
ハッチがシロアリ軍団に捕らえられ
アリ塚を作らされるというもの。
画面いっぱいにハッチの苦しむ顔が映る。
がんばれハッチ!
さらに。
ハッチと同じく捕らえられたバッタのおじいさんが
シロアリに反抗して
牢屋に閉じ込められたと思うと、
完成間近のアリ塚がなんと熊に襲撃され
アリ塚が崩れた結果、
バッタのおじいさんが瓦礫の下敷きになって死亡、
作業で疲れ果てたハッチが
力を振り絞ってお墓を立てる、
というハードコアパンチングな内容だった。
奴隷、
死、
弱肉強食…
という子供にはどきつい、
隠れたメッセージが織り込まれており、
小さい時に
これを見ていたとしたら
どんな顔で、
どんな思いで見ていたのだろう。
てか、思うに
作者は最初から
これら隠れたメッセージを
子供に理解してもらおうとは
思っていなかったのかもしれない。
てか分かっても怖いよな(震)
ま、分かる人だけ分かったら良いよ、
あ、何なら横にいるおかあちゃんが解説してやってよ、と。
作り手としては乱暴だけど
志が高い。
ハッチを見終えて
このキーワードが浮かんだ時、
逆に現在のアニメは…と言わず
現在の世の中に流れているモノは
作り手としては丁寧だけど
志が低いのかもしれない、
という命題に気付く。
例えば、自局を含むデイリーニュースは、
「分かりやすく」が至上命題で、
今はどのニュースでも
テロップがあふれかえっていて
聞き取れる発言ですら
きっちり付けられている。
となると
視聴者は、
反射的にテロップに目を取られ、
発言者の顔を見ることはできず
発言者が泣き顔なのか、笑い顔なのか、
あるいは怒りを含んでいるのか、
という情報はそっちのけとなり、
伝わり方が極めて一元的なものとなる。
つまり丁寧に作ることが
必ずしも受け手にプラスになるとは
限らないということだ。
わがニュースBIZでは
4月のリニューアルに合わせ
会議を重ねた結果、
実はこの「いらないテロップ」を
極力減らす方針を打ち出した。
例えば橋下知事が
「それは僕の考える
政治的決断ということです」と言ったら
以前ならそのままテロップで出していたが
今は「政治的決断」
というキーワードだけ抽出するようになった。
これもいらない場合もあるかもしれない。
以前のパターンは
一見、丁寧だが
実は作り手自身、何も考えず
そのまま発言を書き写すという単なる「作業」だったのだが、
新パターンは作り手自身、
「何がキーワードか」を見抜く「仕事」をせねばならず
結果的に視聴者にも
ニュースのキーワードが伝わりやすくなる。
…ということに気付いた。
ま、
ミツバチの8の字ダンスのように
話がいったりきたりしましたが、
テロップ毒に侵されていなかった昔の子供は
ハッチの作者の隠れたメッセージを
もしかしたら
「なんとなく」感じ取ることが
できていたのかもしれないね、
ってことです。
努力したが、眠気が吹っ飛んでいる。
涙。
ということで、仕方なく起床する。
新聞に目を通し、
テレビのチャンネルをガチャガチャ変えていると
7時半から
サンテレビで「みなしごハッチ」が始まった。
(※ウィキペディアによると
ハッチは
1970年4月7日~71年12月28日まで、
毎週火曜日午後7時00分~30分にフジテレビ系で放送)
小さい時、見たような記憶があるようなないようなで
ヨーグルトを片手に見る。
今日のストーリーは
ハッチがシロアリ軍団に捕らえられ
アリ塚を作らされるというもの。
画面いっぱいにハッチの苦しむ顔が映る。
がんばれハッチ!
さらに。
ハッチと同じく捕らえられたバッタのおじいさんが
シロアリに反抗して
牢屋に閉じ込められたと思うと、
完成間近のアリ塚がなんと熊に襲撃され
アリ塚が崩れた結果、
バッタのおじいさんが瓦礫の下敷きになって死亡、
作業で疲れ果てたハッチが
力を振り絞ってお墓を立てる、
というハードコアパンチングな内容だった。
奴隷、
死、
弱肉強食…
という子供にはどきつい、
隠れたメッセージが織り込まれており、
小さい時に
これを見ていたとしたら
どんな顔で、
どんな思いで見ていたのだろう。
てか、思うに
作者は最初から
これら隠れたメッセージを
子供に理解してもらおうとは
思っていなかったのかもしれない。
てか分かっても怖いよな(震)
ま、分かる人だけ分かったら良いよ、
あ、何なら横にいるおかあちゃんが解説してやってよ、と。
作り手としては乱暴だけど
志が高い。
ハッチを見終えて
このキーワードが浮かんだ時、
逆に現在のアニメは…と言わず
現在の世の中に流れているモノは
作り手としては丁寧だけど
志が低いのかもしれない、
という命題に気付く。
例えば、自局を含むデイリーニュースは、
「分かりやすく」が至上命題で、
今はどのニュースでも
テロップがあふれかえっていて
聞き取れる発言ですら
きっちり付けられている。
となると
視聴者は、
反射的にテロップに目を取られ、
発言者の顔を見ることはできず
発言者が泣き顔なのか、笑い顔なのか、
あるいは怒りを含んでいるのか、
という情報はそっちのけとなり、
伝わり方が極めて一元的なものとなる。
つまり丁寧に作ることが
必ずしも受け手にプラスになるとは
限らないということだ。
わがニュースBIZでは
4月のリニューアルに合わせ
会議を重ねた結果、
実はこの「いらないテロップ」を
極力減らす方針を打ち出した。
例えば橋下知事が
「それは僕の考える
政治的決断ということです」と言ったら
以前ならそのままテロップで出していたが
今は「政治的決断」
というキーワードだけ抽出するようになった。
これもいらない場合もあるかもしれない。
以前のパターンは
一見、丁寧だが
実は作り手自身、何も考えず
そのまま発言を書き写すという単なる「作業」だったのだが、
新パターンは作り手自身、
「何がキーワードか」を見抜く「仕事」をせねばならず
結果的に視聴者にも
ニュースのキーワードが伝わりやすくなる。
…ということに気付いた。
ま、
ミツバチの8の字ダンスのように
話がいったりきたりしましたが、
テロップ毒に侵されていなかった昔の子供は
ハッチの作者の隠れたメッセージを
もしかしたら
「なんとなく」感じ取ることが
できていたのかもしれないね、
ってことです。